気分屋(私)の料理は気が乗ったときに一気にいく。
わが家は幸い相方も料理をするので、私が仕事で夕方にいないときはもちろん、自分が作りたくないときも、相方の肩をぽんぽんっと叩いて「よろしくなっ☆」と。
でも時に、何かの刺激を受けて、すごーく、すごーく料理する気がわいてくることがある。(わいてこなくても、一応作りますけどね。)
土曜の昼間に、「明日は豆腐を作るのだ!」と大豆を水に浸けてました。
が、、、。朝になって、大豆を横目に見ながら、何も考えずに大量に買ってきた安売りトマトでジャムを作るために湯むきを開始。
後から気付くと、これはジャムと豆腐の両方を作らなきゃいけないコース。
まんまと何も考えずに自分をはめてしまったー。やっぱ、気分屋の料理は無計画なので落とし穴を自分で作って落ちてしまう。
こうなったらやるしかない。
ジャムは時々作るのですが、今回はそのままクロスタータというタルトに化けました。
ジャムづくりは適当です。自家消費なので気にしません。保存用にするための瓶詰め作業もせずに、すぐに消費しちゃいます。
それがクロスタータの生地を作り始めてから、はっ!と。
丸形のタルト用のオーブン皿、、、捨てたばっかりだった、、、。扱いが悪くて(私ではなくて相方の!)、コーティングがはげて錆が出てきてしまったんだった。
なーんとっ!(2個目の落とし穴、ボテっと落ちる)
丸くなくてもいいしね。四角いお皿に敷き詰めて、端に何となく盛り上げておけば同じ、同じ。
できた! 食べた! おいしい!
ってことで、大満足♪
さて、、、落とし穴からはいあがり〜、お次は豆腐。
実は大豆から作るのは初めて。
でも、やっぱりインターネットってすごいのだ。検索すれば作り方がすぐに出てくる!
失敗談なども交えてよーく読んで、道具を散乱させながら「何とか」完成。
完成したのはこちら。(まだ鍋の中なのですくい豆腐状態。うちのキッチンの明り、夜はこんなんなんですよ、ホント。暗いなぁ。)
「一応」固まってくれました!
「何とか」とか「一応」と言うのは、、、。途中でここでも落とし穴に落ちたから、、、。
ぼすっと落ちました。
使ったにがりは日本からもってきた液体のもの。豆乳の1%という量を入れても固まらない。
うーむ。なぜ?
インターネットでまた調べる。
調べると、固まらない原因は大まかにふたつ。
『温度』か『にがり』。
温度は温度計を使ったからほとんど問題ないはず。それなら、にがり?
またまた調べると、液体のにがりを使った失敗談が出てきて、よく読むと「健康食品的に販売されているにがりでは豆腐はできない」とのこと。
自分のにがりをよーく見てみる。あ、「栄養機能食品」って書いてある! これじゃダメなんだ!
どうりで電子レンジを使って豆乳から豆腐を作ろうとしたときも失敗したわけだ!(←一度失敗してんじゃんっ)
でも、まだ落とし穴からはいあがる光が!
実は、、、豆乳から豆腐を作ろうとして失敗した後、イタリアのBIO食品店で「NIGARI」という粉末状(塩のような結晶状)のものを見つけて買ってあったのだ。
一度にがりを入れちゃったしなーと思いながらも、再度温度を上げて同じ量のNIGARIを投入。
固まった! やったー!
食べてみると、、、、「にがーーーーーい!」
そりゃ、苦汁(にがり)を2倍入れたもんねー。当たり前だー。
苦くとも、食べれないほどではないので、全部食べましたよ。
(マグネシウム摂取しすぎで、翌日う○こさんが緩めだったのは言うまでもありませんが、、、。)
大豆から豆腐を作ると、その結果としておからが取れるので、続けて卯の花づくりへ突入。
これはさささと完成して、何年ぶりかの卯の花を味わえて幸せ〜♡
おいしくできたクロスタータと、そこそこ満足な初の大豆から作った豆腐、数年ぶりのおからの味わい。
落とし穴だらけの午後だったけど、終わりよければすべてよしってことでOKなのだ。
ところで、、、。
卯の花のイタリア人(相方)ウケはどうだったかというと、、、。
先に「ぱさぱさ乾いているからね」という忠告をしといたら、ちょびっと味見をして、その後オリーブオイルをかけたっ!(おいしいって食べたけどね。)
やっぱ、イタリア人だね、、、。
私にはイタリア人が言う「パサパサ感」がわからない。多分、ずーっとわからなくても困りはしないからいいと思うけど。