Sunday 17 March 2013

思わぬ贈り物

住んでいる街はそれほど大きくはないので、メインの通りのお店も大きな街に比べたら店の種類も品揃えも、正直なところ、乏しい。(モノがあふれている国から来てしまったから仕方ない。)

私のお気に入りのお店はふたつだけ。
ひとつはオシャレな雑貨などが置いてある店。こちらはわざわざこの店を目的に寄らないといけない場所にあるので、お気に入りと言ってもなかなか行かない。
もうひとつは、年末にオープンした児童書専門店。元は小さな本屋で、古本屋のようにぎゅうぎゅうに本がつまっていて、床にまで本が置いてあるほどのお店から、児童書だけを取り出して別のお店がオープンした。(元の小さなお店はそのまま営業中。)
こちらは散歩の途中に寄りやすいので、時々見に寄っている。

今日は天気が悪くなる前に散歩をしようと(今日はまさに冬に逆戻りした気温! 高地では雪!)歩いていて、ふらっとこの本屋さんに寄ってみた。

じーっくり見ていると、今週臨時収入があった相方が「1冊プレゼントしてあげる」という。

ひょーーーー! びっくり! いいの!?

実は去年は財布の中身が乏しすぎて、誕生日もクリスマスもお互いにしてなかった。もちろん、先月のバレンタインもなし。なので、久々のプレゼントなのだ!

初めに、相方は私が好きなマルジャン・サトラピが描いた新しい絵本を手に取った。

へー、マルジャン・サトラピが児童向けの絵本を描いたなんて知らなかった!

マルジャン・サトラピも捨てがたいけど、、、。
プレゼントしてもらえるのなら、、、と、私が選んだのはこちら。


 『かげ』 スージー・リー(イタリア語では『OMBRA』)


私のお気に入りの韓国の作家さん。
でも、なかなか買えなくて、手に入れたのはこれが初めて。

家に帰ってきてからじっくり眺める。そう、これは読むのではなく、眺める、見る本。
女の子が倉庫の中で想像力を使って遊ぶ様子を描いた本。

そうそう、想像力ってこう使うと楽しいんだよなー。すごいなーって思う本。
自分が小さい頃、こんな想像力をもって遊んでいたんだろうか。すっかり歳をとっちまったなぁと考えちゃうけれど、これを眺めて自分に刺激を与えなくては。

期待も何もしてないところでいただいた嬉しいプレゼント。
しばらくは、この絵本を眺めて想像(妄想?)を膨らませることにしまーす。


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