Saturday, 7 June 2014

プラハに行ってきました! その4 晴天!

プラハ最終日。

ずーっとこんなポンチョ姿でしたが、、、




やっと、朝から気持ちよく晴れました!



飛行機は夜の10時台なので、昼間は丸一日観光できる日程。

ホテルオーナーのクリスティーナのホットサンドをいただいた後は、相方と私、それぞれが行きたかったところからスタート。

私が観たかったのはこちら。プラハに行くとよく見かけるこのお人形のようなもの。


聖母マリア教会にあり、災いから守ってくれるイエス・キリストの幼子の姿だそうです(衣装をとっかえひっかえするので、衣装持ちになれるという説明もありましたが)。

これが陶器の小さなお人形の置物だったり、いろんな形で街のあちこちのおみやげやで見かけるので、このかわいさに魅かれて見に行きたくなりました。

なので、朝一番、時間短縮のためトラムを利用して聖母マリア教会へ。


いらっしゃいましたよー。本物が。

余談ですが、相方は、カメラを向けられるとピースする日本人のことが嫌い。私が「ほら、キリストさまもピースしてるじゃーん(写真ではなく、上の画像なら見えるかな)」とピースすると、「こいつはどうしようもないアホだ」という顔をされました、、、。
親指を開き、人差し指と中指を揃えて立てる手の形は何を表しているんでしょうね。三位一体?

そして次に。
2日目の夜に歩いていて偶然に見つけた「Special Effects Museum(特撮ミュージアム)、Karel Zeman Museum」。相方が絶対に行きたい!と言っていたけれど、3日目も通りかかったのは閉館後。最終日には絶対に行こうと決めて来ました。

カレル・ゼマンとは、ボヘミア(現在のチェコの一部)出身の特撮映画監督。たとえば、こんなビデオを特撮技術を駆使して撮影していました。



宮殿の部分など、一部を除いてただの絵で、合成して作っているんです(ミュージアムで見て勉強した!)。戦後間もなくから活躍し出した監督さんなので、その当時にしたらすごい技術かと思います。

小さいミュージアムながらも、ビデオの撮影裏話など満載で、とても楽しめました!

ミュージアムを出て、トイレに行きたくなり場所を聞くと、ミュージアムの建物からちょっと離れたところにありました。

行ってびっくり! (トイレ写真で失礼!)

女性用


男性用

わかりにくいかな。カレル・ゼマンのスタイルに全部ペイントされているんですよ!
誰もいなかったので、撮影してきちゃいました。

ビデオ撮影、編集の仕事もする相方は、ゼマンのような特撮、アニメーションスタイルは興味津々。チェコの人だと知らなかったものの、偶然の発見で相当かぶりついてました。


カレル・ゼマン・ミュージアムまでがプラハで絶対に観たかったもの。
では、飛行機の時間までどうしようかと歩いていると、手巻きオルガンの音が聞こえてきました。綺麗な音だ〜♪
カレル・ゼマン・ミュージアムから近い橋の下、カレル橋の端あたりに、手巻きオルガンとクラリネットを演奏するおじさんたちが。
足を止めて道の反対側から見ていると、おじさんが手招きしてくれた。

誘われるがままに近寄っていくと、身振り手振りで手巻きオルガンのハンドルを持って回すように、と。

私も参加して一緒に演奏してきました! 曲はそのときに演奏していた『エリーゼのために』でした。ハンドルを回す早さがわからなくて、かなりゆっくりした演奏になったけど、面白かった!
(とても綺麗な音色だったのでCDを購入。ミラノ・マルペンサ空港から自宅までのドライブの間、このCDでプラハの余韻に浸りながら帰ってきました。)

左が私です

まだ時間があったので、天文時計の塔の上に。屋根景色が好きなんです、私たち。

そしてはっと思い出した。私のカメラ(一昨年、前のカメラを日本帰省中になくし、父から譲り受けた)、ジオラマ撮影ができるんだった! こんなときにこそ使わねば!

ということで、初ジオラマ。わかりますか? 人形っぽいですか?
こんなことが簡単にできちゃうなんて、最近のカメラはすごいなー(5年以上は前のモデルだけど、、、)。



雨ながらも存分に満喫したプラハの4日間の旅。
ミラノから1時間半で着き、行きは朝便、帰りは夜便で、ゆっくりと観光できましたよ。


最後に、新しいことに挑戦し続けたカレル・ゼマン監督の素敵なひとこと。心に残ったのでご紹介。

「なぜ僕が映画を作るかって? 僕は未知の分野を探しているんだ。映画製作者が誰も足を踏み入れていないところを。映画監督が誰も征服した旗をかかげていない惑星を。おとぎ話にしか存在していない世界を。」
- カレル・ゼマン





2 comments:

  1. Totosさん、ところ変われば本当に変わりますね! 金髪の髪があって、きらびやかな衣装を着て、自分の足でしっかり立っているGesù bambinoとは。イタリアではほとんどの場合、一緒に描かれた聖母の方に気力が注がれていて、赤ちゃんであることもあって、幼子イエスはほとんど服も着ていないことが多いような、髪もないような。十字架ではなく幼子イエスの像で、衣装をいろいろ着せ替えるというのもまた興味深いです。

    最後の最後に晴れて本当によかったですね。太陽が出ると、やぱり眺めも写真映りも、気分も違いますよね。トイレにせよ、美術館にせよ、いろいろと興味がつきないし、Totoさんたちお二人が同じものに同じだけ関心を持ち、そうして、相手にも同じように関心を持ってほしいという、そういう様子がすてきだなと思います。オルガンのエピソードもすてき。いい思い出ができましたね♪

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    1. なおこさん、そういえば、自分の足で立っているキリスト像ってあまりないですね。確かに! 奈良で聖徳太子二歳像というものを見たことがありますが、こちらも珍しいと思いましたが、かわいらしかったですよ。

      パートナー連れで歩きたがるイタリア人のひとりなので、別行動しようと言い出すと悲しい顔をされるんですよ。行きたいところが同じときはよいので、プラハはちょうどよかったかもしれません(笑)。久し振りの旅行だったし、最後には天気にも恵まれて、本当にいい旅行ができました!

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