相方は初日の昼から行っていたものの、おかげさまで私は別の仕事があったので、月曜から木曜までの4日間の会期期間中、水曜の昼から相方に合流。
私の役目は相方専属通訳とコミュニケーション担当なのですが、本当は火曜日に行きたかったんだなぁ、私は。
相方がこの絵本展の時期に同時開催されるボローニャ図書館でのイベントで、紙芝居をイタリア語で読むという大役をいただきまして、そこに行けたらよかったのですが、今回は自分の仕事を優先しました。
てなわけで、今回はあまりトークイベントを聞きに行けませんでした。
こちらは毎度のイラストレーションコンテストの入選者の展示の様子です。
今回も日本のイラストレーターさんたち、がんばってます。夏前に始まる日本巡回が楽しみですね。
毎回気に入ったものを写真に撮ってくるのですが、今回はこちら。
名前を控えてくるのを忘れましたが、このイラストは印象的でした!
気に入ったのはこちら! 日本のこまつゆみこさんのイラスト。
日常の日本が動物になってる! 表情豊かな動物たちがほほ笑ましいです。
今年はビジネス取引の場となるブースがたくさん並んだ会場とは別に、開催50回を越えて51回目の今年、児童書販売コーナー、イベントコーナー、ワークショップコーナー、特別展示コーナーなど、一般、教育者、青年、子供向けの会場ができていました。
その特別展示のひとつで見つけたのがこちら。
フランスのラ・フォンテーヌ寓話に、切り絵作家のEmmanuel Fornageさんが切り絵で挿し絵をつけたものの原画(原切り絵?)です。
すっごーい。感動的な細かさの切り絵でした!
ここで私はふと自分のリュックのポケットからあるものを取り出しパチリ。
Emmanuelさんの絵の前で、自分のSIGGボトルを撮影。もうかれこれ7〜8年くらい使っているSIGGボトル。
丈夫で長持ちというし、持っている友達が羨ましくて欲しいなーと思っていて、どこかで見かけるたびに絵柄や色を物色し、安くはないので控えてたのですが、この絵柄ばかりは、その場で購入してしまいました!
果たして、このSIGGボトルの絵柄がどなたの作品なのかはわかりませんが、私ってこういう細かいものに魅かれるとこがあるのは変わらないんだなぁと改めて感じた瞬間でした。
※このSIGGのデザイナーがわかるかた、ぜひ教えて下さい!
そして、、、。
今回一番印象に残って、二日間歩き続け(大概の方は4日間会場をぐるぐる歩き回ってます。ほぼ休むことなく)、疲れているもののカメラを取り出さずにいられなかったのはこちら。取り出したのは結局携帯カメラだったけど、、、疲れててもできるって。
この人だかり。何だと思いますか?
バットマンがいますねぇ、看板のところに。
そう、こちらは、バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンなど、アメリカンヒーローの漫画を出版するアメリカのDCコミックのブース。
人だかりを作っているのは若者たち、、、。なんかどこかでみたことある空気を醸し出しているような、、、?
よくみると、左隣のブースとの境になっている柱のところに貼り紙が一枚。
「○時になったら、サンプルの漫画を配布します」と書いてある!(販売か配布か覚えていませんが)
その指定時間の1時間以上前から群がり始めたのは、、、イタリアの漫画ファンたち!
そう、みたことある空気、秋葉原だーーー!
最終日は朝からさっさと片づけ始めるブースもたくさんあります。さっさと切り上げて帰ってしまう会社もあります。そんな中、片づけ最中に出てきた椅子が通路のど真ん中にあり、そこにどっかりと腰を下ろして休憩していた私は、次から次へと若者が駆けつけて、目の前で大きくなる人だかりにびっくりしてしまいました。
こんなふうに、最終日には展示用に持ってきた本を安く販売したりするブースもあり、それが密かな楽しみだったりもします。
今年もそんな片づけ中の販売や、前述の一般向け会場の児童書店で購入した本など、またまたたくさん抱えて帰ってきました。
最終日に驚くほど安く買えたもの(相方にプレゼントしたので写真にはないですが)、欲しかった日本の絵本(日本で買うより当然高かった、、、このボローニャフィエラの前週に日本で見忘れたものだったので、血迷って高いユーロ価格を出してしまったー!)や、アマゾンで在庫のない古本を注文して在庫がでてくるまで待っていたという本の新しいバージョンや、スペイン語の絵本も買ってしまいました(読めねぇって、、、)。ちなみにこの写真の本の半分以上は相方が購入したものだし、写真に載せてないけど買ってきた他本もあります。白い小さな本は、イタリアの有名なイラストレーター、フランコ・マッティッキオさんのもの。私は去年初めて知ったイラストレーターさんですが、もう60代になるいわば巨匠のひとりです。いつのまにか、相方が2冊も買い込み、1冊は相方へのサイン、もう1冊に私へのサインを巨匠からいただいてきたのでした。かわいいような、ちょっとシュールな絵も割と好きです。
今年の戦利品(の一部) |
昨年の4月、このボローニャ国際絵本展の歴史をまとめた『ボローニャ・ブックフェア物語』が白泉社から出版されました。書いたのは、ボローニャ在住の漫画家、市口桂子さん。
これを読むと「こんな背景があったのか!」という驚きとともに、これに携わる方々の思いが伝わってきて、感動すら覚えます。
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