Tuesday, 11 February 2014

またひとり、そしてまた、、、

イタリアのニュースによく出てくるのは、若者の失業率。昨年の秋頃には若年失業率40%越えなんて数字も出て、「若い友達3人集まったら、1人、2人は失業中なのか」と想像して驚いてしまった。
確かに、私の周りにも若年に入る人、それ以外の人も含め、失業した人は多い。

そんななか!
驚きなのは、私のヨガの生徒さんたちである。
現在3カ所で行っているグループレッスンのうちのひとつ。市の施設を借りて9月スタートさせたクラスがある。
今年で2年目。去年は初めてだし、自分が住んでいる市ではないこともあって、知り合いばかりで生徒さんも少なかったけど、今年は問合せの電話もあったり、去年以上に生徒さんが集まってくれている。
9月からスタートし、大学生は学業が忙しく来れなくなり、10月に入ってからもう1人「仕事を見つけたから」と来れなくなった20代の女性がいた。

ええじゃないの、この失業率が高い中、仕事を見つけたっていうんだから、これは喜ばしいことさ。
「がんばってね」と送り出した。

また数週間経って、別の20代女性が、「来週から新しい仕事をするから来れない、残念」と。
でも彼女はどうしてもヨガを続けたい、と別の場所で開催している私のクラスに来てくれるようになった。

そして、11月半ばには私が日本に帰ったので長い冬休み。

1月になりクラスを再開し、前年度からずっと来てくれている人が(私より数年年上の女性)、「昨日面接を受けに行ったら受かったの。明日から試用期間だからヨガに行けなくなっちゃった。(仕事が)ダメだったらまた行くけどね〜」とメールをくれた。

あらま。しばらくフリーランスで働いていて「いろいろ大変だー」と愚痴を言い合った中だったけど、また喜ばしいニュースじゃないの。
こちらも「がんばって〜!」と送り出し、、、。

その2週間後。
また別の20代の女性が「仕事が見つかって、来週から始まるの」と。
ひゃー。4人目!
「あなたで4人目よー!」と伝えると、彼女も「クリスティーナ(3人目の人)は知ってたけど、他にもいたんだ〜」とびっくり。

Ci porti fortuna! (あなたは幸運を運んでくれる!)と言われた。うふふ〜。

そして今朝。
手足が長くてすら〜っと背の高い、今年のメンバーの唯一の男性から携帯にメッセージが。
「残念だけど、新しい仕事が見つかって、もうヨガクラスに行けなくなった」と。

出た! 5人目!

まさか、、、まさか、、、私って招き猫の化身になったのか?
いや、招き猫は千客万来のためだから逆だ。幸せを運んでくれるのは、、、? 福の神? ドイツのブタさん? 馬の蹄? 四つ葉のクローバー? あとは何だ?

次はこの男性の彼女(失業中)が仕事を見つけるんではないか、、、? そうなったらすごいぞ。

そんな話をすると、「稼ぎが減るじゃないか」とでも言いたそうに「来る生徒が減ったんでしょ?」と私のことを心配する人もいる。
これも否めなくはないけれど、そんなことより、この厳しいイタリア社会情勢の中、仕事を見つけたというニュースを聞く方が何倍も嬉しいことか。

唯一昼間に開催しているグループレッスンなので、来てくれるのは自営業、シフト制の仕事の人、引退した年金暮らしの人、あるいは失業者。
さー、次のいいニュースは何かなー。誰かなー。

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