時に翻訳(英日)のお仕事をいただく。
今日も短い文を翻訳していると、友達からSMSが来た。
そしてふと思い出した。
この友達は、イタリア人だけど日本語ペラペラである。時に間違いはあるものの、日本語能力はかなり高い。
その友達と数年前、
友「元気? 仕事はどう?」
私「うん、今翻訳の仕事で立て込んでてね」
友「手伝うよ。どんな翻訳?」
私「英語から日本語で、ビジネス系」
友「手伝うよ!」
「大丈夫だよ」とやんわりと断りましたが、イタリア人に英日の翻訳を手伝ってもらったら、私のプライドはちょっと傷つくよなぁって感じたのが本音。
翻訳は訳をする言語(この場合日本語)ができてやっと入り口にたどり着けると思っている。(だから、日英の翻訳は滅多に引き受けないし。)
友達はきっと親切心で「手伝うよ」と言ってくれたのだろうけど、彼女の性格からしても、投げ出すのもちょっと目に見える。
なぜ「引き受けきれないことを親切心だけでオファーしてみるのだろうか」。いわゆる、『親切の押し売り』。
これ、実はうちの相方にも言える。
たとえば食事の量。
相方は180センチで100キロ超え。もちろん私よりも食べる量は多い。
それなのに、お皿には同じだけ盛ってくれちゃうのだ。
そして、私も「NOと言えない日本人」代表(←いや、あちこちでNOを言いまくってますが)。出されたものは残したくないのだ。どこかで先生か誰かに言われた「食べきれないのなら箸をつけるな。最初から少なく盛れ」が頭にこびりついてるから。
実家では残すこともあったけど、基本的によそ様では残せなかった私。いいんだか、悪いんだか、、、。
何度言っても、かなりの間、相方が盛るときには同じ量を盛られてきた。
「残せばいい」と言うけれど、その前に体格を見て、相手とコンタクトしてから適量を盛ることも覚えたら?とも思う。(最近、やっと覚えてくれた。)
それから、自分たちが出かけなければいけない予定があるのにもかかわらず、自分の家族に対して「買い物に行く用事があったら代わりに行ってあげるよ」といった声をかける。
そばで聞いてる私は「なぬ?出かける約束したのはどうするんじゃい!」と一瞬にして心にメラメラっと火をつけずにいられなくなることもしばしば。
そんな用事を引き受けることを申し出たって引き受けられないのに。申し出るのは、ただの親切心。
相手が手伝ってほしいと求めているときに手を貸すのではなく、先に申し出るので、大概は相手も用事を頼んでこない。だからややこしいことにはなっていないけど、「私と出かける用事はどーでもいいわけ?」と苛立ちを感じずにいられない。
さて。
親切心で最後までできない(もしくは言うだけでやらない)ことを申し出るイタリア人がただのお節介なのだろうか。
それとも、ひそかに「できないことを口にするんじゃねぇ」と親切心を押し返そうとする私の心が狭いのか。
ひとつのSMSでこーんなに考えてしまったのでした。
Totoさん、ごはんはお相手がお皿に盛ってくれるんですね! うちは夫が小食なので、これぐらいがちょうどよかろうくらいな量を作り(結果的に作りすぎということも多いのですが、それも次回のおかず作りが楽になっていいかな、なんて)、若干夫が多めになるように、わたしが分けることもあれば、互いが自分が食べたいだけ、相手の分も考えながらお皿によそうこともあります。夫も、「多すぎる」と言って、なべやフライパンに戻すことがあるので、多すぎたらTotoさんが、無理して食べずに戻すようにすれば、相方さんも作る量やよそう量を加減してくれるようになるかもしれませんね。きっと、たくさん食べさせてあげたいという愛と思いやりなのでしょうが、無理して食べるのも、大変だと思います。
ReplyDeleteうちの夫も時々、そんな時間ないよという時に、義母に、何かほしいものがあるかと聞くことがあります。ただ、義父母がわたしたちに聞いてくれて助かることもあるので、何かどうしても必要なことがあるときは、相互扶助かなと考えるようになりました。
なおこさん、ありがとうございます。
Deleteわが家は旦那が料理することも多いので、そういうときはお皿に盛ってくれるんです。(ちなみに私が何品か用意するときには、ビュッフェスタイルで「自分で好きなだけ盛りましょう」ということが多いのですが、、、。)
なおこさんの旦那様は小食なんですね。私は盛られてしまうと戻すのも何だなぁと思ってしまって、、、。家の中だし遠慮することはないので、鍋に戻すこともあるのですが、自分では「戻す」行為がすっきりしないのです、、、。多く盛るなと言うのもいいけど、これも学ばないといけません。
旦那の場合は、(他のことも含めて)何度言っても治らないことがまた私のイライラを募らせるのかもしれません。
きっとこんなことをここでつぶやいているとバレたら、「君は僕の親切すら文句を言うの?」と怒られそうです。