アートに力を入れてるという印象のあるバルセロナ。
世界中の大きな都市でそれなりに文化活動を奨励していると思うのだけど、今回はバルセロナ旅行なので、たっぷりとバルセロナを褒めようじゃないの。
さて、次に訪れたのは、バルセロナ市とグランド・マリーナ・ホテルが協賛する、『グランド・マリーナ写真コンテスト』の記念展示会。
このコンテスト、今年で11回目。過去10回のそれぞれ10人の入賞作品を展示する『100% BARCELONA』展のオープニングパーティーに行ってきました。(展示は各回3位入賞まで、他はスライドで紹介)
毎年、「バルセロナの○○」などテーマがあって、「バルセロナと海」、「バルセロナとガウディ」などさまざま。
過去10年 × 各回の入賞10点 = "100% BARCELONA" なんだって。
オープニングパーティーに入れたのは、友達が過去の入賞者で展示されてたから。(きっと)ホテル提供のおいしいカヴァやワイン、つまみなど食べ放題だった〜。(実は、この後、調子に乗って友達と飲み歩き、翌日はなめくじ状態でした。)
まだまだ続くこのコンテスト。今年のテーマは「バルセロナの色」。なかなか難しいテーマなのだよ。
写真って、見てるものを四角く切り取るわけだけど、本当に色んな切り取り方があるから不思議。見てて飽きない。だから写真展って好き。
それから、ここ西の国で東の国もがんばるってことかしら。バルセロナのアジアセンター「CASA ASIA」へ。
アジア・オセアニア地区との文化交流センターで、注目なのは建物。行ったときには、アジア出身のアーティストの映像作品が展示されてました。
私が楽しんだのは建物。アラビアンなタイルで飾られた内装。美しい!
ちょっと暗いけど、こんな造り。
色んな様式が合わさった部屋に、ヘニングセンのランプ? むむむ。南欧にいて、北欧とアラビアンとアジアをミックスするとは、欲張りな。
でも、楽しい。
天井なんて、こーんなに凝ってる!
パティオの周りをぐるぐると、竜が登っていくような形の建物。
地下にはワークショップ用の部屋(らしきもの)、美しいアラビアンな部屋の上は、展示室、図書室、事務所などなど。
そして、屋上にもあがれる。屋上からは、遠くにサグラダ・ファミリアも見えるぞ。
ちなみに、CASA ASIAのサイトには、ヴァーチャル建物探検の映像もついているので、見てみてね。
他にも、友達が教えている写真学校のちょっとした展覧会兼パーティーに行ったり、有名美術館ばかりでなく、自分一人で旅行してたら見逃しそうなアートも見れたのでした。
Sunday, 31 July 2011
Saturday, 30 July 2011
Barcelona Caixa Forumでおトクなアート鑑賞
おはようございます。
昨日アップしわすれたフレデリック・マレス美術館の展示の一部。ステキな人魚姉妹って感じのタペストリーかな、何だったかな。柄に気を取られて実態を忘れてしまったのだ。
拡大して見てみましょう。
「おねえーさま、目玉が落ちそうですわよ」
「ま、大変。そういうあなたこそ、お腹が出てきたんじゃないのかしら、おほほほほほほ」
「うふふふふふ」
なんか、ゆっるーいでしょ。ほほ笑ましいでしょ。自分で作り上げてるだけだけど、なんか、いいなぁ、好き、好き。
さて、気分を入れ替えて、次の美術館へ。
カイシァ・フォーラム(読み方合ってるのか不安)。(Caixa Forum)
スペインの大手貯蓄銀行ラ・カイシァが運営する美術館。スペイン各地にある。
バルセロナのカイシァ・フォーラムは、元工場を再利用してエントランスを改築した建物。ちなみに屋上にもあがれて楽しい(低いけど)。
滞在中の展示は3つ。映像アート、絵画、ドキュメンタリーアートなど、どれも面白かった。
驚きなのは、こちら”無料”!
今回、ロートレックの絵もあったんだよー。設備だってしっかりしてるし、ステキなカフェもあれば、ミュージアムショップだってなかなかのもの。(←展示を見る前に、相方と私はショップで展示を見るのと同じくらいの時間を過ごしたかも。欲しい本だらけ。)
バルセロナ、文化活動に力を入れている感じがしたぞ。すばらしい!
カイシァ・フォーラムでは、夏休みの課外活動なのか、学生ボランティアっぽい若者に引率された子供の団体が多かった。小さい頃からアートに触れるのって大事だよね。
カイシァ・フォーラムだけじゃない。街全体でアートを後押ししている感じを受けた。
街のあちこちに、スペイン内外のアーティスト作品が飾られてたり(ちなみにカタルーニャ出身の友人の作品もどーんと飾られている)、街のタイルからしてガウディのデザイン。
いつも感心させられるけど、バルセロナは街自体の都市計画がきちんとしているので、アートを飾って余裕をもって見ることができるのかも。
たとえば、ごちゃごちゃした街に「芸術作品でも置けば、雰囲気が変わるかな」なんて置いてみても、ごちゃごちゃ感が増すだけ。(今、私の頭の中にはミラノの某駅前のイメージが)
街がアートのための空間をつくり、アートが街に彩りをそえる。空間全体が気持ちよく感じられるのがいいなと思う。
バルセロナに50年以上住むカタルーニャ出身の友人から、内戦が終わった頃のバルセロナのイメージは『黒』だったって聞いた。
今では綺麗に堂々と建っている建物も、どんよりと暗かったんだって。都市計画の基本が作られたのは確か1850年代。ということは、内戦後、ほとんど今と変わらない街の造りのまま『黒』かったんだ。
今の街の気持ちよさからすると想像もつかないけど、今の形に築き上げた街を支える力は強い。
昨日アップしわすれたフレデリック・マレス美術館の展示の一部。ステキな人魚姉妹って感じのタペストリーかな、何だったかな。柄に気を取られて実態を忘れてしまったのだ。
拡大して見てみましょう。
「おねえーさま、目玉が落ちそうですわよ」
「ま、大変。そういうあなたこそ、お腹が出てきたんじゃないのかしら、おほほほほほほ」
「うふふふふふ」
なんか、ゆっるーいでしょ。ほほ笑ましいでしょ。自分で作り上げてるだけだけど、なんか、いいなぁ、好き、好き。
さて、気分を入れ替えて、次の美術館へ。
カイシァ・フォーラム(読み方合ってるのか不安)。(Caixa Forum)
スペインの大手貯蓄銀行ラ・カイシァが運営する美術館。スペイン各地にある。
バルセロナのカイシァ・フォーラムは、元工場を再利用してエントランスを改築した建物。ちなみに屋上にもあがれて楽しい(低いけど)。
滞在中の展示は3つ。映像アート、絵画、ドキュメンタリーアートなど、どれも面白かった。
驚きなのは、こちら”無料”!
今回、ロートレックの絵もあったんだよー。設備だってしっかりしてるし、ステキなカフェもあれば、ミュージアムショップだってなかなかのもの。(←展示を見る前に、相方と私はショップで展示を見るのと同じくらいの時間を過ごしたかも。欲しい本だらけ。)
バルセロナ、文化活動に力を入れている感じがしたぞ。すばらしい!
カイシァ・フォーラムでは、夏休みの課外活動なのか、学生ボランティアっぽい若者に引率された子供の団体が多かった。小さい頃からアートに触れるのって大事だよね。
カイシァ・フォーラムだけじゃない。街全体でアートを後押ししている感じを受けた。
街のあちこちに、スペイン内外のアーティスト作品が飾られてたり(ちなみにカタルーニャ出身の友人の作品もどーんと飾られている)、街のタイルからしてガウディのデザイン。
いつも感心させられるけど、バルセロナは街自体の都市計画がきちんとしているので、アートを飾って余裕をもって見ることができるのかも。
たとえば、ごちゃごちゃした街に「芸術作品でも置けば、雰囲気が変わるかな」なんて置いてみても、ごちゃごちゃ感が増すだけ。(今、私の頭の中にはミラノの某駅前のイメージが)
街がアートのための空間をつくり、アートが街に彩りをそえる。空間全体が気持ちよく感じられるのがいいなと思う。
バルセロナに50年以上住むカタルーニャ出身の友人から、内戦が終わった頃のバルセロナのイメージは『黒』だったって聞いた。
今では綺麗に堂々と建っている建物も、どんよりと暗かったんだって。都市計画の基本が作られたのは確か1850年代。ということは、内戦後、ほとんど今と変わらない街の造りのまま『黒』かったんだ。
今の街の気持ちよさからすると想像もつかないけど、今の形に築き上げた街を支える力は強い。
Friday, 29 July 2011
Barcelona 今度こそゆるアート
DHUBの次に観たもの。フレデリック・マレス美術館(Frederic Marès Museum)。
彫刻家であり、美術収集家でもあるフレデリック・マレスのコレクションを展示している美術館。ゴシック地区のカテドラル裏手にある王宮が美術館になっている。
地下1階から3階まで(主に3フロアだけど)、ぎっしりと収集品が詰まっている。
地下から地上1階までは、キリスト教関連の彫刻などの類い。4世紀から19世紀のものまでいろいろ。
こんなのとか。
こんなのも。
よくわからないんだけど、誰なんでしょう。
聖母子像かと思う(よく調べてません)けど、王様っぽい形もあるし、よくわかりません。
共通するのは、(大抵)左膝に子供、右手に何やら持っている様子。(この持っているものも色んな形があって何かは謎。)
こんなコレクションも。
15〜30センチくらいの大きさです。
他にも教会に飾られるサイズの磔像もたくさん。
こーんなに大きいものも。
もちろん、建物の装飾の一部だったもの。
宗教関連が多いけど、なんとなく、今まで観てきたキリスト教関連の美術品と違う気が、、、。
「とーちゃーん、あれ、とってー!」
「これ、息子よ、 あばれるでない」
「ママー、見て、見てー」
「あら、ほんと、キレイねぇ」
宗教美術に対して不謹慎なんだけど、なんとなく生活感がにじみでてない?
建物の装飾にしても、拡大してみると、
「ぼくちゃん、いつまでこの建物を支えるのかしら、、、」なんて考えていそうなポーズ。
しっかり支えててほしーなー。
さっきの小さい磔像のコレクションも、右と左の大きいものを観てみて。
左の像、ゆるっ!
私が味わった”ゆる”加減、わかってもらえる?
以上のコレクションは、宗教系コレクションの前半。写真を撮ったのは”ゆる”系のもの中心。本当はこれだけではなく、苦しい顔の宗教像もたくさん。
この展示を観ている間、しーんと静まった美術館にほぼひとり。
ときどき、美術館の係員とすれ違う程度。そして、空調が強くて寒い。
キリストの磔像に囲まれて、ひとりぶるぶる震える私。どこで終わるのかわからない磔像パレード。壁に留まっててくれるだけありがたい。歩き出されたら、、、、
うっひょー、こわっ。
ひとりだからゆっくり観れると思って、表情を見ながらゆるゆる加減を味わってたけど、もーそれどこではないのだ。足早になる。
この辺で終わりのはず。次のフロアへ行けるはず。どこ? どこ?
1階から次のフロアへ行くドアがわかりにくかった。係員に教えてもらって2階へ。
ふー、次は?
うってかわって、オタク美術館へ一転!
フレデリック・マレスって何者? 本当にひとりで収集したの?ってくらい、あらゆるアイテムがものすごい量。おもちゃ、パイプ、葉巻の銘柄ステッカー、何かのパッケージ、杖、銀盤写真、何から何まで、何で?ってくらい。人間って一生のうちにこんなに物を集められるんだ〜って。(もしかしたら、マレスひとりのコレクションじゃないのかなぁ。)
特に女性の装飾品を集めた部屋(しかも部屋が大きい!)はキレイでした!
なんらかの収集癖がある人なら、きっと楽しめるはず。
”オタク美術館”部分は割愛しちゃうけど、王宮の建物といい、なかなか楽しめる(私もオタク?)美術館でした。
最後に。
美術館の中庭。入場前の中庭なので、誰でも入れます。カフェもありです。
(美術館入場料は、4.20ユーロでした。)
静かな空間で、外から聞こえてくるストリートミュージシャンの奏でる音がとても綺麗でした。
中庭のオレンジの木。
こんなふうに、バルセロナでは公園でもオレンジの木が見れるよ。
彫刻家であり、美術収集家でもあるフレデリック・マレスのコレクションを展示している美術館。ゴシック地区のカテドラル裏手にある王宮が美術館になっている。
地下1階から3階まで(主に3フロアだけど)、ぎっしりと収集品が詰まっている。
地下から地上1階までは、キリスト教関連の彫刻などの類い。4世紀から19世紀のものまでいろいろ。
こんなのとか。
こんなのも。
よくわからないんだけど、誰なんでしょう。
聖母子像かと思う(よく調べてません)けど、王様っぽい形もあるし、よくわかりません。
共通するのは、(大抵)左膝に子供、右手に何やら持っている様子。(この持っているものも色んな形があって何かは謎。)
こんなコレクションも。
15〜30センチくらいの大きさです。
他にも教会に飾られるサイズの磔像もたくさん。
こーんなに大きいものも。
もちろん、建物の装飾の一部だったもの。
宗教関連が多いけど、なんとなく、今まで観てきたキリスト教関連の美術品と違う気が、、、。
「とーちゃーん、あれ、とってー!」
「これ、息子よ、 あばれるでない」
「ママー、見て、見てー」
「あら、ほんと、キレイねぇ」
宗教美術に対して不謹慎なんだけど、なんとなく生活感がにじみでてない?
建物の装飾にしても、拡大してみると、
「ぼくちゃん、いつまでこの建物を支えるのかしら、、、」なんて考えていそうなポーズ。
しっかり支えててほしーなー。
さっきの小さい磔像のコレクションも、右と左の大きいものを観てみて。
左の像、ゆるっ!
私が味わった”ゆる”加減、わかってもらえる?
以上のコレクションは、宗教系コレクションの前半。写真を撮ったのは”ゆる”系のもの中心。本当はこれだけではなく、苦しい顔の宗教像もたくさん。
この展示を観ている間、しーんと静まった美術館にほぼひとり。
ときどき、美術館の係員とすれ違う程度。そして、空調が強くて寒い。
キリストの磔像に囲まれて、ひとりぶるぶる震える私。どこで終わるのかわからない磔像パレード。壁に留まっててくれるだけありがたい。歩き出されたら、、、、
うっひょー、こわっ。
ひとりだからゆっくり観れると思って、表情を見ながらゆるゆる加減を味わってたけど、もーそれどこではないのだ。足早になる。
この辺で終わりのはず。次のフロアへ行けるはず。どこ? どこ?
1階から次のフロアへ行くドアがわかりにくかった。係員に教えてもらって2階へ。
ふー、次は?
うってかわって、オタク美術館へ一転!
フレデリック・マレスって何者? 本当にひとりで収集したの?ってくらい、あらゆるアイテムがものすごい量。おもちゃ、パイプ、葉巻の銘柄ステッカー、何かのパッケージ、杖、銀盤写真、何から何まで、何で?ってくらい。人間って一生のうちにこんなに物を集められるんだ〜って。(もしかしたら、マレスひとりのコレクションじゃないのかなぁ。)
特に女性の装飾品を集めた部屋(しかも部屋が大きい!)はキレイでした!
なんらかの収集癖がある人なら、きっと楽しめるはず。
”オタク美術館”部分は割愛しちゃうけど、王宮の建物といい、なかなか楽しめる(私もオタク?)美術館でした。
最後に。
美術館の中庭。入場前の中庭なので、誰でも入れます。カフェもありです。
(美術館入場料は、4.20ユーロでした。)
静かな空間で、外から聞こえてくるストリートミュージシャンの奏でる音がとても綺麗でした。
中庭のオレンジの木。
こんなふうに、バルセロナでは公園でもオレンジの木が見れるよ。
Thursday, 28 July 2011
Barcelona ゆるアート
バルセロナで見たもの。
なんかね、一言で印象を言うと「ゆるかった」。
美術評論家でもないし、ひとりの鑑賞者としての印象なんだけど、いい意味での脱力感(ゆるさ)を楽しんだ。
宗教が関わるものとか、とにかく美術館に飾られる芸術品なんだけど、真剣に向き合って観て厳かな気持ちになっちゃうタイプではなく、「ん?」と思って、じーっと見つめて、「うふふふー」と頬がゆるんでしまうような、じーっと真剣に見つめてたのに背後から親しい友達の膝カックンをくらうようなゆるい衝撃。
もちろん観たもの全部がそういうわけではないけど、各所で膝カックン食らってました。
まず訪れたのは、テキスタイル・ミュージアム。(Museu Tèxtile i d'Indumentària)
こちら、事前に調べて2ヶ所体制になっているのはわかっていたけど、どっちがどっちかわからないので、とりあえず近い方、ピカソ美術館の向かいにあるミュージアムへ。
DHUBとDHUB Museumという名前に分かれているらしく、こちらはDHUBと書いてある。
私たちが行ったときの展示は二つ。
バルセロナのモダンモード界のクチュリエ(と呼んでいいのかしら)、ペドロ・ロドリゲス(サッカー選手じゃないぞ)が、マリア・ブリジャスという女性のために手がけた洋服の展示(2011年8月28日まで展示)。
それと、若手アーティストが作った”変なマシン”の数々(The sense of Machines、2011年8月末まで展示)。こちらは体験型の展示で、触れるものはどんどん触って体験してよし。
とにかく、どっちも楽しめたのだ。『美』と『楽』かな。
The sense of Machinesでは、受付にいたおにいちゃんが暇だったのか、最初のうちはつきっきりで展示の説明をしてくれた。超感じよい! 西洋人と東洋人のコンビの私たちを見て、「うー、えー、スペイン語? カタラン語?」と。うちの相方は多少のスペイン語ならばわかる。私にゃ挨拶程度しかわからん。最初はスペイン語、そのうち私に対して申し訳なく思い始めたのか英語で説明を始め、もしかして?と思い立ったように「イタリア語は?」と。こちらがイタリア語OKとわかると、イタリア語で説明を始める。とても丁寧。そのうち、他のお客さんが来てしまったので、受付に戻ってしまったけど、私たちが一周して戻ってきた頃には、別のグループにフランス語で説明している。
すっげー。
ヨーロッパにいると何カ国語も話す人たちがたくさんいるから驚きなのだ。
こちら、展示の一つ。
山のようにブロックを積み上げたような物体に3方向か4方向から映像を写す。山は2メートル以上はある。裸足ならば登ってもいいって書いてあるので登ってみる。結構しっかりしてた。写真の白いラインは、箱の線に沿って白いラインを映像で写し出したもの。ランダムな形のブロック(箱)が積み上げられたように出来ている山なので、カクカクしている。その線にぴったりと合わさるように映像が投写される。どうやってやるんだろう。すごい。
この写真では赤と白の映像だけど、他にも色んなバリエーションの映像ありでした。
あ、今日のポストには、全然”ゆるアート”がなかった!
ゆるアートは、また次回。
なんかね、一言で印象を言うと「ゆるかった」。
美術評論家でもないし、ひとりの鑑賞者としての印象なんだけど、いい意味での脱力感(ゆるさ)を楽しんだ。
宗教が関わるものとか、とにかく美術館に飾られる芸術品なんだけど、真剣に向き合って観て厳かな気持ちになっちゃうタイプではなく、「ん?」と思って、じーっと見つめて、「うふふふー」と頬がゆるんでしまうような、じーっと真剣に見つめてたのに背後から親しい友達の膝カックンをくらうようなゆるい衝撃。
もちろん観たもの全部がそういうわけではないけど、各所で膝カックン食らってました。
まず訪れたのは、テキスタイル・ミュージアム。(Museu Tèxtile i d'Indumentària)
こちら、事前に調べて2ヶ所体制になっているのはわかっていたけど、どっちがどっちかわからないので、とりあえず近い方、ピカソ美術館の向かいにあるミュージアムへ。
DHUBとDHUB Museumという名前に分かれているらしく、こちらはDHUBと書いてある。
私たちが行ったときの展示は二つ。
バルセロナのモダンモード界のクチュリエ(と呼んでいいのかしら)、ペドロ・ロドリゲス(サッカー選手じゃないぞ)が、マリア・ブリジャスという女性のために手がけた洋服の展示(2011年8月28日まで展示)。
それと、若手アーティストが作った”変なマシン”の数々(The sense of Machines、2011年8月末まで展示)。こちらは体験型の展示で、触れるものはどんどん触って体験してよし。
とにかく、どっちも楽しめたのだ。『美』と『楽』かな。
The sense of Machinesでは、受付にいたおにいちゃんが暇だったのか、最初のうちはつきっきりで展示の説明をしてくれた。超感じよい! 西洋人と東洋人のコンビの私たちを見て、「うー、えー、スペイン語? カタラン語?」と。うちの相方は多少のスペイン語ならばわかる。私にゃ挨拶程度しかわからん。最初はスペイン語、そのうち私に対して申し訳なく思い始めたのか英語で説明を始め、もしかして?と思い立ったように「イタリア語は?」と。こちらがイタリア語OKとわかると、イタリア語で説明を始める。とても丁寧。そのうち、他のお客さんが来てしまったので、受付に戻ってしまったけど、私たちが一周して戻ってきた頃には、別のグループにフランス語で説明している。
すっげー。
ヨーロッパにいると何カ国語も話す人たちがたくさんいるから驚きなのだ。
こちら、展示の一つ。
山のようにブロックを積み上げたような物体に3方向か4方向から映像を写す。山は2メートル以上はある。裸足ならば登ってもいいって書いてあるので登ってみる。結構しっかりしてた。写真の白いラインは、箱の線に沿って白いラインを映像で写し出したもの。ランダムな形のブロック(箱)が積み上げられたように出来ている山なので、カクカクしている。その線にぴったりと合わさるように映像が投写される。どうやってやるんだろう。すごい。
この写真では赤と白の映像だけど、他にも色んなバリエーションの映像ありでした。
あ、今日のポストには、全然”ゆるアート”がなかった!
ゆるアートは、また次回。
Wednesday, 27 July 2011
つぶやいてみる
ふと思い立ってTwitterを始めてみました。そんでもって、このブログにくっつけてみました。右の欄に出てきます。
ユーザーネームは、totocompass。
長続きしないかもしれないけど、よろしくねん。
ユーザーネームは、totocompass。
長続きしないかもしれないけど、よろしくねん。
Barcelona!
イタリアに住み始めてから初めて海外旅行してきました。
行き先はバルセロナ。
ほら、 塔の上にいるのはコロンブス。
今回の旅、相方の仕事に同行させてもらったもの。
約2週間のうち、初めの5日間ほどは自分の用事もあって、滞在先の家でコンピュータに向かっていたけど、後半の10日間はひとりでうろうろとバルセロナを満喫。
2度目のバルセロナ。前回はクリスマス後の年末年始。今回は観光シーズン真っ盛りの7月。まだセールの続く街中も、ビーチも人、人、人。何割くらいが観光客なんだろうってくらい、カタラン語とスペイン語以外が飛び交ってたように思う。
前回同様、宿泊先は相方家族と30年以上おつきあいのあるスペイン人一家の家。
大抵の用は徒歩で済む便利なところで、散歩、ランチ、シエスタ(昼寝)、またまた散歩、夕食とのーんびり。私たちの結婚式でも、ご主人には相方のテスティモニオになっていただいたり、お世話になってばかり。いつも暖かく迎えてくれるご家族なので、ついつい甘えてしまう。本当に、感謝!
こんなのんびりなバルセロナ滞在。今回は街散策と美術館がメインになったかな。
というわけで、また少しずつ、アップしていきまーす。
行き先はバルセロナ。
ほら、 塔の上にいるのはコロンブス。
今回の旅、相方の仕事に同行させてもらったもの。
約2週間のうち、初めの5日間ほどは自分の用事もあって、滞在先の家でコンピュータに向かっていたけど、後半の10日間はひとりでうろうろとバルセロナを満喫。
2度目のバルセロナ。前回はクリスマス後の年末年始。今回は観光シーズン真っ盛りの7月。まだセールの続く街中も、ビーチも人、人、人。何割くらいが観光客なんだろうってくらい、カタラン語とスペイン語以外が飛び交ってたように思う。
前回同様、宿泊先は相方家族と30年以上おつきあいのあるスペイン人一家の家。
大抵の用は徒歩で済む便利なところで、散歩、ランチ、シエスタ(昼寝)、またまた散歩、夕食とのーんびり。私たちの結婚式でも、ご主人には相方のテスティモニオになっていただいたり、お世話になってばかり。いつも暖かく迎えてくれるご家族なので、ついつい甘えてしまう。本当に、感謝!
こんなのんびりなバルセロナ滞在。今回は街散策と美術館がメインになったかな。
というわけで、また少しずつ、アップしていきまーす。
Tuesday, 26 July 2011
充電!
2週間ちょっと前、何も知らぬネコに友達2匹(グレーのグリジージョと、茶色のマロニーニャと名付けてみた)を与えてバカンスへとんずら。(相方にとっては仕事だったけど)
今朝、自分への充電満タンにして帰ってきました!
明日から少しずつバカンスのことをアップしていきまーす。
今朝、自分への充電満タンにして帰ってきました!
明日から少しずつバカンスのことをアップしていきまーす。
Sunday, 10 July 2011
目撃!
渡伊する前に、日本人が書いたイタリア体験などを本屋で立ち読みしたり、図書館で借りてきたりした。
共通してよく話題にあがるのは、「イタリア人の道案内」。
どんな内容かというと、「街中で道を聞くととても親切に教えてくれるけど、間違っている確率が高い」というもの。
実際に私も”不確かなら教えてくれるなっ”と言いたくなる体験がいくつかあるけれど、「本当にイタリア人ってそうなんだ〜」とのんびり構えてやり過ごしてる。実際、時間に余裕あることしかしてないから、怒るとエネルギーの無駄だもんね〜。(実際に道案内が合ってることもあるけどね。)
昨日、自分の知り合いが「間違ってるかも知れない道案内」側の立場でさらっとクールに道案内してるのを目撃!
昨日はLodi(ミラノの南側のロディ市)にいた。
一緒にいたのはLodi出身だけど現在は違うところに住んでいる人と姑。
通りすがりのイタリア人親子が「郵便局はどこですか?」と姑に話しかけてきた。(いや、「ポストはどこですか?」とか「郵便局の近くに○○があると聞いたのですがご存知ですか?」って言ったのかも。)
姑はLodiをあまり知らないので、「私はわからないけど、この人なら知ってるかも」とLodi出身の友人に促す。
Lodi出身の友人は、「この先の一つ目を右に曲がって、またその次を右です」と教える。ごく普通に。何の問題もないでしょう、この会話。
その親子が通り過ぎて約3分後。
普段から無口なその友人がぼそっと「前に通ったときにあったと思うんだけど、本当は定かじゃない」とつぶやいた。
おいっ! (←心の中でのツッコミ)
出たー。これがイタリア人の実態なのだ。
定かではない情報をとても親切にばらまいてくれるイタリア人。
本でも読んだけど、イタリア人って”親切に見られたい”気持ちが強いんだとか。
本で情報を得て以来、道を聞いて間違っててもいいように、あまり信用しないことにしている。道案内だけじゃなくても、こちらの人たちが言うことは信用できないというのは有名な話。
私にはまだ、親切心が裏目に出てるのか、適当すぎるのか、まだ判断がつかない。
共通してよく話題にあがるのは、「イタリア人の道案内」。
どんな内容かというと、「街中で道を聞くととても親切に教えてくれるけど、間違っている確率が高い」というもの。
実際に私も”不確かなら教えてくれるなっ”と言いたくなる体験がいくつかあるけれど、「本当にイタリア人ってそうなんだ〜」とのんびり構えてやり過ごしてる。実際、時間に余裕あることしかしてないから、怒るとエネルギーの無駄だもんね〜。(実際に道案内が合ってることもあるけどね。)
昨日、自分の知り合いが「間違ってるかも知れない道案内」側の立場でさらっとクールに道案内してるのを目撃!
昨日はLodi(ミラノの南側のロディ市)にいた。
一緒にいたのはLodi出身だけど現在は違うところに住んでいる人と姑。
通りすがりのイタリア人親子が「郵便局はどこですか?」と姑に話しかけてきた。(いや、「ポストはどこですか?」とか「郵便局の近くに○○があると聞いたのですがご存知ですか?」って言ったのかも。)
姑はLodiをあまり知らないので、「私はわからないけど、この人なら知ってるかも」とLodi出身の友人に促す。
Lodi出身の友人は、「この先の一つ目を右に曲がって、またその次を右です」と教える。ごく普通に。何の問題もないでしょう、この会話。
その親子が通り過ぎて約3分後。
普段から無口なその友人がぼそっと「前に通ったときにあったと思うんだけど、本当は定かじゃない」とつぶやいた。
おいっ! (←心の中でのツッコミ)
出たー。これがイタリア人の実態なのだ。
定かではない情報をとても親切にばらまいてくれるイタリア人。
本でも読んだけど、イタリア人って”親切に見られたい”気持ちが強いんだとか。
本で情報を得て以来、道を聞いて間違っててもいいように、あまり信用しないことにしている。道案内だけじゃなくても、こちらの人たちが言うことは信用できないというのは有名な話。
私にはまだ、親切心が裏目に出てるのか、適当すぎるのか、まだ判断がつかない。
Thursday, 7 July 2011
Viva あつりょくなべ♡
Monday, 4 July 2011
夏休み突入
学校も終わって、幼稚園も終わって、ヴァカンツァに旅立つ人たちが増えてきて、夏突入です。
4月から始めたヨガコミュニティも今日のクラスでおしまい。再開は9月。
未だに慣れないこのイタリアンカルチャー。(まだ数回しか夏を経験していないけど。)
会社や学校が休みになるのも、店が休みになるのもいいけど。そう、いいけどさ。スポーツジムのようなところも休みになってしまうこの国。
1ヶ月、あるいは2ヶ月は当たり前にクローズしてしまう。
たとえ自分一人がヨガ教室を開くと言っても、誰も来ないから場所レンタルなどの分だけ無駄になるというのが事実。
7月いっぱいはヨガコミュニティ開催する予定だったけど、来てくれる人の半分くらいは既にヴァカンツァで海へ行ってしまったし、私たちも予定が変わって来週から相方の仕事につきあい出かけることに。
というわけで、ほぼ2ヶ月お休みになるけれど、私自身の修業は続くのだよ。最近は毎日動いてないけど、私自身を磨いていかねばね。
この数ヶ月、ヨガ初めてという方々とコミュニティを開催して、言葉少ない私ですが(イタリア語だし)、たくさんのことを勉強させてもらえました。感謝です。
もっと自分が成長して、9月からも楽しいコミュニティが開けますように。
4月から始めたヨガコミュニティも今日のクラスでおしまい。再開は9月。
未だに慣れないこのイタリアンカルチャー。(まだ数回しか夏を経験していないけど。)
会社や学校が休みになるのも、店が休みになるのもいいけど。そう、いいけどさ。スポーツジムのようなところも休みになってしまうこの国。
1ヶ月、あるいは2ヶ月は当たり前にクローズしてしまう。
たとえ自分一人がヨガ教室を開くと言っても、誰も来ないから場所レンタルなどの分だけ無駄になるというのが事実。
7月いっぱいはヨガコミュニティ開催する予定だったけど、来てくれる人の半分くらいは既にヴァカンツァで海へ行ってしまったし、私たちも予定が変わって来週から相方の仕事につきあい出かけることに。
というわけで、ほぼ2ヶ月お休みになるけれど、私自身の修業は続くのだよ。最近は毎日動いてないけど、私自身を磨いていかねばね。
この数ヶ月、ヨガ初めてという方々とコミュニティを開催して、言葉少ない私ですが(イタリア語だし)、たくさんのことを勉強させてもらえました。感謝です。
もっと自分が成長して、9月からも楽しいコミュニティが開けますように。
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