Thursday, 28 July 2011

Barcelona ゆるアート

バルセロナで見たもの。
なんかね、一言で印象を言うと「ゆるかった」。
美術評論家でもないし、ひとりの鑑賞者としての印象なんだけど、いい意味での脱力感(ゆるさ)を楽しんだ。
宗教が関わるものとか、とにかく美術館に飾られる芸術品なんだけど、真剣に向き合って観て厳かな気持ちになっちゃうタイプではなく、「ん?」と思って、じーっと見つめて、「うふふふー」と頬がゆるんでしまうような、じーっと真剣に見つめてたのに背後から親しい友達の膝カックンをくらうようなゆるい衝撃。

もちろん観たもの全部がそういうわけではないけど、各所で膝カックン食らってました。

まず訪れたのは、テキスタイル・ミュージアム。(Museu Tèxtile i d'Indumentària
こちら、事前に調べて2ヶ所体制になっているのはわかっていたけど、どっちがどっちかわからないので、とりあえず近い方、ピカソ美術館の向かいにあるミュージアムへ。
DHUBとDHUB Museumという名前に分かれているらしく、こちらはDHUBと書いてある。
私たちが行ったときの展示は二つ。
バルセロナのモダンモード界のクチュリエ(と呼んでいいのかしら)、ペドロ・ロドリゲス(サッカー選手じゃないぞ)が、マリア・ブリジャスという女性のために手がけた洋服の展示(2011年8月28日まで展示)。
それと、若手アーティストが作った”変なマシン”の数々(The sense of Machines、2011年8月末まで展示)。こちらは体験型の展示で、触れるものはどんどん触って体験してよし。

とにかく、どっちも楽しめたのだ。『美』と『楽』かな。

The sense of Machinesでは、受付にいたおにいちゃんが暇だったのか、最初のうちはつきっきりで展示の説明をしてくれた。超感じよい! 西洋人と東洋人のコンビの私たちを見て、「うー、えー、スペイン語? カタラン語?」と。うちの相方は多少のスペイン語ならばわかる。私にゃ挨拶程度しかわからん。最初はスペイン語、そのうち私に対して申し訳なく思い始めたのか英語で説明を始め、もしかして?と思い立ったように「イタリア語は?」と。こちらがイタリア語OKとわかると、イタリア語で説明を始める。とても丁寧。そのうち、他のお客さんが来てしまったので、受付に戻ってしまったけど、私たちが一周して戻ってきた頃には、別のグループにフランス語で説明している。

すっげー。
ヨーロッパにいると何カ国語も話す人たちがたくさんいるから驚きなのだ。


こちら、展示の一つ。

山のようにブロックを積み上げたような物体に3方向か4方向から映像を写す。山は2メートル以上はある。裸足ならば登ってもいいって書いてあるので登ってみる。結構しっかりしてた。写真の白いラインは、箱の線に沿って白いラインを映像で写し出したもの。ランダムな形のブロック(箱)が積み上げられたように出来ている山なので、カクカクしている。その線にぴったりと合わさるように映像が投写される。どうやってやるんだろう。すごい。
この写真では赤と白の映像だけど、他にも色んなバリエーションの映像ありでした。




あ、今日のポストには、全然”ゆるアート”がなかった!
ゆるアートは、また次回。

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