Monday 11 August 2014

イタリア人にゴーヤを食べてもらった。さて反応は?

近所に住んでいる日本の方から「今年もゴーヤができたわよ、いかが?」と言われ、「いただきます!」と即答する私。
イタリアの野菜売り場ではゴーヤなんて見たことありません、もちろん。

初めて連絡をいただいたのは去年の夏頃。
このときも即答で「いただきます!」
でも、待てよ、、、。相方は確かゴーヤを日本で食べて嫌いだったはず。
横にいた相方に「ゴーヤ、嫌いだったよね?」と確かめ、ろくに返事も待たず、「うちの相方はゴーヤが嫌いなので、あまり大量にいただくと困ってしまうけど、、、」とその方と会話を続けていると、、、

「ちょっと、待って! 何で僕が"Goya"嫌いなの? 何の話? 僕、嫌いじゃないよ!」と横から相方が割り込む。
「嫌いって言ってたじゃん」と私は勝手にゴーヤを少しだけいただく話をまとめて電話を切ると、不満そうな相方。

相方「何で? 何で僕がGoya嫌いって決めつけるの? 僕、Goya好きだよ!」
私「嫌いって言ったじゃん!」
相方「この前、バルセロナで一緒に観たでしょ?」
私「は? バルセロナのどこにゴーヤなんてあったのよ?」
相方「ほら、あの美術館の展示の一部にあって、君も見入ってたでしょ!」
私「???」

勘のいい方はおわかりかと、、、。
相方が言いたいのは、絵描きのフランシスコ・デ・ゴヤ、、、。

あー!とようやく納得がいった私。
「違うよ、野菜のゴーヤだよ。ほらイボイボのキュウリみたいな、すごく苦い野菜!」

あー!とようやくわかった相方。
もちろん、二人で大爆笑。

そんなゴーヤを今年もいただいて、おいしく私だけが消費しているのですが、、、。
相方マンマが興味を持ったので、今晩の夕飯に呼ばれたときに持っていこうと思って、ささっと簡単に調理しました。

刻んで塩もみして流し、炒めて、卵を足して、ごくごくシンプルなゴーヤと卵だけのチャンプル。味付けは敢えて塩もみの塩のみ。

といっても、苦味をできるだけとろうと必死になって塩でもみすぎて、できあがりは私にとっては塩辛いものに。

まぁ、いいか。










さて、本日の夕飯は、私、相方、相方マンマ、相方弟と奥さん。
このごつごつした初めてみる野菜を口にしたのは、相方マンマと弟の奥さんのみ。

相方マンマ「うわっ、苦い!」と。
相方はわかっているので、一切れだけ口にしたけど、渋い顔。

相方弟は見向きもせず。
弟の奥さんが「私も味見したい」と食べてみると、「あら、おいしいじゃない。確かに苦いけど、好きかも」と。

そうですよね、そんなもんですよね。日本でゴーヤを出されても、同じくらいの反応になるかと。
5人いて、そのうちふたりが渋い顔をしつつつまみ、ふたりが「おいしい」と言って食べるくらい。

というわけで、バカウケでもなく、ドン引きでもなく、普通の結果となりました。


さて、私。イタリアで初めてみて、初めて食べた野菜って何だっただろうか。
丸いズッキーニかな。(写真がないので、Zucchino Rotondoでお調べくださいませ。)
見た目勝負なとこがあって、丸い形をお皿にして使うケースが多い様子。なので、味はというと、、、特筆することもないかな、でした。

2 comments:

  1. Totoさん、食べ物の好き嫌い、苦手なものってありますよね。それにしても、Totoさんはゴーヤ、相方さんはゴヤを思っての「好きだ、好きじゃない」論争、イタリア語では同じ響きになるからこういうことになったのでしょうが、ほほえましいです。

    実はわたし、ゴーヤとはどんなものかを知らず、今回ウィキペディアなどで調べて初めて知りました。わたしがイタリアへと出発する1年前から放映された沖縄が舞台の人気ドラマがきっかけで、日本国内に広まったとありますが、ドラマがそういう役割を果たすとは、おもしろいですね。苦いのは苦手なので、わたしもだんなさんと同じ反応をするかもしれません。

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    1. なおこさん、おはようございます。
      ゴーヤとゴヤの会話は、内輪で笑い話になってます。
      ゴーヤが本州でも食べられ始めたのはそんなころでしたか! 私はいつから食べてたんだろうか、、、覚えていないですが、確かに大人になってからです。
      成長が早いらしいので、今やグリーンカーテンとしてオフィスビルに利用しているところもあるらしいですよ。

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