Thursday 5 June 2014

プラハに行ってきました その2 ステキな教会!

忘れないうちにプラハの旅の覚書。

2日目は朝から曇り空。天気予報では既に雨予報だったので、覚悟はしていたけど、寒い!

朝はホテルの朝食。パン、チーズ、ハム、ジャム、ヨーグルト、シリアル、フルーツなど、簡単なものを食べ放題で用意してくれている。
でもこれは別料金。確か1人4ユーロだったかな。
これにプラスして、希望者にはオーナーのクリスティーナ自慢のホットサンドを作ってくれる。チーズと少し甘めのチェコのサラミを使ったホットサンド、シンプルだけどとってもおいしい! これを食べても食べなくても朝ご飯料金には変わりないので、食べた方が絶対にお得感増大。もちろん、コーヒー、紅茶もいくらでも。

2日目は土曜日。ここだけは絶対に行く!と決めていたところ、それはファーマーズマーケット!
モルダウ川沿いに毎週土曜日(冬場は休むと思う)にできるファーマーズマーケットが面白いとの情報をキャッチしていたので、サイトまで調べて楽しみにしていたもの。到着したときに、ホテルオーナーのクリスティーナからも「これは行くべきよ」と紹介されたもののひとつだったので、太鼓判が押されたからもっともっと行きたくなった。



私たちは対岸側に宿泊していたので、線路と歩道が並ぶ橋を渡り、、、目指すマーケットが見えてきた!

Farmer's Market

このマーケット、地元ワイン、地元料理、農産物、工芸品、手作り品などごっちゃになって並んでいて、旅行者として一番楽しいのは地元ワインと地元料理の屋台。

写真を撮ったと思ってたんだけど、相方のカメラだったのかな、、、。
チェコ料理なのかわからないけれど、パン生地にひき肉を混ぜ込んで焼いたもの、ブロッコリーとカリフラワーのお好み焼きのようなもの、ワイン、そしてこの日は冷え込んだので、1軒だけあったベジタリアンの屋台でヒヨコ豆のグーラッシュを。どれもおいしかった!

その後、中心街の南側にあるヴィシェフラド地区へ。
元はお城があったところで、ホテルのオーナーのクリスティーナがプラハで一番お気に入りのところと教えてくれた場所。

しかーし。
ヴィシェフラドの丘に上ったところで雨が、、、。
まずは、施設支援のための物品販売をするお店に立ちより物色しながら雨宿り。
でも、どんどん降ってきた。

仕方ないので、雨の中を歩き、カフェで休憩。
ビールはお腹が膨れるので、私はホットワインを。

まだまだ降り続く雨。
実は傘を持ってきていたんですよ。でもね、ホテルに置いてきた、、、。忘れたんじゃなくて、雨が降らないと信じて置いてきた私。
これぞ、何とかの法則で、傘を置いてきた日には雨が降るってパターンだわ。

時間がもったいないので、雨の中を先へ進み、ヴィシェフラドにある教会、聖ペトルとパウロ教会へ。この教会の横には墓地があって、プラハ出身の超有名人たちのお墓が並んでます。作曲家のスメタナやドヴォルザーク、芸術家のミュシャなどなど。

雨で疲れも入ってきて、早く教会の中でも入っちまいたいっ!と思う私をよそに、相方は気に入ったお墓の写真を撮り続け、びっしょり。

もうそろそろ行こうよ、と、聖ペトルとパウロ教会へ。

これが度肝を抜かれた!
教会の入り口にある装飾も素晴らしかったけど、中に入ってさらにびっくり。
内部が全部アールヌーヴォー様式の絵で埋め尽くされている!



天井の一部。色使いが何とも言えない。


各柱もこんなふうに聖人の絵が描かれていて、どれもステキでした!
何がステキって、聖人が自分たちの生活に近そうな感じを受けるところ。


たとえば、こんなふうに羊と一緒にいたり、、、。


子供と一緒だったり。

イタリアの宗教画にはそこまで魅かれる感覚を覚えず、長く見ているとお腹いっぱいな感覚になるのですが、これは見てて飽きない! 好き!

わたくし、大学時代に教会建築(ゴシック)の研究をしましてね、、、。ゴシック建築、特に南部を除く西ヨーロッパのスタイルには何となく知識があるのですが、スタイルは違えど教会を見るのは好き。この教会はスタイルまぜこぜでした。いやー、それにしてもこんなアールヌーヴォー装飾の教会はびっくりしたわ。

この教会は、12世紀から存在し、幾度も崩壊と再建を繰り返して、今に至るのだとか。ちなみにこのアールヌーヴォーの装飾が施されたのは1900年前後だそうです。なるほど、まぜこぜスタイルなわけです。

さて、雨がほぼ止み、地下鉄で街の中心街へ。
どこに行こうかと考えて、旧国立博物館の建物へ。
ここはプラハの一番大きな通りをどどーんと見下ろす形で経っていて、かなり迫力があるところ。
中に入ることはできませんが、建物の入り口から大通り、その先へ続く市街を見下ろすのはなかなかのもの。

入り口では当日行われる五弦楽+ピアノコンサートのチケットを販売してました。
どこかでコンサートに行きたいねと話していたし、ちょうど1時間もすれば開場だったので、チケットを購入。
隣にある新国立博物館のカフェ(博物館は閉館ギリギリの時間でした)で休憩してコンサートへ。



コンサート中はシャッター音を出せないので、曲の合間、拍手でわき上がったところでパチリと撮ってきました。
スメタナの曲などもある有名な曲を10曲ほど。1時間ほどのコンサートでしたが素晴らしかったですよ!
ちなみに客席は、階段にクッションが置かれているだけ。ごくごく簡単なコンサートでした。(椅子席も少しあり)

20時頃にコンサートが終わり、さぁ、食べに行こう! と、トリップアドバイザーをさらっとみて近場の気軽なタイ料理へ。

これがね、、、ありえないほどまずかった、、、。敢えて名前は書きませんが、麺類を売りにしてるらしき、テイクアウトもできる気軽なバーレストラン。満員だったけど、みんな、タイ料理はあれでいいんだろうか、、、。いや、よくない。せめて相方だけには、タイ料理はこんなんじゃない、うまいんだーい!と吠えておきました。

そして、腹ごなしに歩きながらプラハの名所、カレル橋へ。


カレル橋から旧市街側を見たところ。


カレル橋の真ん中あたり。観光客でいっぱいでした!


更新に間を開けてしまったので、覚書の支出メモはありませんが、コンサートは500コルナ(20ユーロ位)でした。

あと2日分、続きまーす。



2 comments:

  1. Totoさん、プラハの町って、夜も昼も、教会も町並みもみんな美しいですね。アールヌーヴォー、わたしも好きなので、この教会にはびっくりしました! 時代やところが変われば教会の造りや装飾も本当にいろいろと違っていて興味深いのですが、ついついイタリアを中心とするヨーロッパのそれに慣れているので、他国のものを見るとよけいに感動や驚きが大きいです。

    雨は残念でしたが、すてきな旅を満喫されましたね。市場の露店で見かける珍しい地元の料理も興味深いですし、夜景も本当にすてきですね。これはわたしもいつかぜひ行ってみたいです!

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    1. なおこさん、本当にあのアールヌーヴォーの装飾でいっぱいの教会には驚かされました! これまで訪れた教会の中で私のベスト3です! あ、いや、もっとあるかしら、、、?
      プラハの街は、スリさえ除けば、割りと安全です(スリはとってもジェントルな感じで近づいてくるから気をつけなさいとホテルオーナーから言われました)。地下鉄もトラムも便利だし、夜の女性の独り歩きも見かけました。朝から晩まで旅行しやすく楽しめる土地だと感じました。ぜひ訪れてみて下さいね!

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