Monday, 1 July 2013

新しいシステムは色んな意味で大変(続き)ロンバルディア州医療個人情報のサイト

昨日の続きですけどね、、、。
ロンバルディア州のテッセラ・サニタリアを利用した、自宅から医療関係情報の閲覧や予約などできるシステムについてです。

現在はアクセスできるようになりましたが、相方と私は登録して自分の画面を目にするまで数カ月かかりました。(毎日のように窓口に押しかけて手続きすれば数日かもしれませんが。)
あっちに行き、こっちに行き、、、「これが足りない」「あっちに行かなきゃできない」とたらい回しにされたんですよ。
(今回は終始笑顔で「面倒だからってごまかして他に回したんだろー」っていうことはなかったですけどね。)

最初は、、、
3月に私も相方も市の病院で血液検査やら、PAPテストを受ける機会があったので、例の特設受付会場に行ってみました。

担当者がカチャカチャとコンピュータをたたき、、、。

登録は簡単に済むのかと思いきや(手続き簡単って書いてあるし)、私たちには何かの書類へのサインが足りないらしく、そこでは手続きできないとのこと。
担当者は「がんセンターの受付に行ってサインしてきて。できれば午後がいい」という。

なぜゆえ、がんセンター、、、?

その日は午前中だったので行かなかったけれど、また別の機会に同じ病院のがんセンターに行ってみると、特設会場で受け付けていた担当のおばちゃんがそこに。
普段はここに勤務している人らしい。
「がんセンターに行け」と言ったのは、自分の都合だったんでしょうね。

ここで必要な書類にサインしました。
で・も。ここはサインだけ。この後、自分には権限がないから、ASLという保険関係手続きをする事務所へ行けという。行けと言われちゃ、行かないと手続き完了しない。
もってなくてもいいシステム。でも、ホームドクターのところには行かなくとも、病院に直接行く機会はある私。あったほうが便利だよなぁ。

まぁ、そのうち行くか、、、と考えてたら、例のホームドクター事件があってASLに行くぞと意気込んでいたので、行ったついでに手続きしてきました。

チラシとカードリーダーと使えないパスワードの紙
そこで、このシステムのために導入されたかのようなパスワードを印刷する大層なプリンターから出てきたパスワードの紙と、さらにUSBのカードリーダーをもらいました。(このカードリーダーがないと使えない。無料でしたよ。これがないと使えないけど、逆に言えば、これにしか使えない。)

家に帰って、カードリーダーをつなぎ、パスワードを入力して、いざアクセス!



で、、、できない、、、。
よく読むと、ソフトウェアをインストールしろだの、面倒なことになっている。インストールしてみたけど、最後の部分がうまくいかずに、とにかく繋がらない!

どうあがいても繋がらない! あきらめました、、、。


そしてしばらく経って、一昨日、また市の病院に用があり、しかも特設会場の開いている時間。
また行ってきました。「ASLで登録したけどできないんだけど、、、」って。

同じ担当のおばちゃん、不思議にも思わず、「ここで登録しましょう」とテッセラ・サニタリアをカードリーダーに入れてカチャカチャとコンピュータを叩いて作業してくれました。
多分、同じ状況の人、いたんでしょうね。

ここでひとつ。
このシステムにアクセスするためには3つの方法があります。
1. 州の病院で手続きしてパスワードを得る。
2. どこか(多分、州の病院)で手続きして、携帯電話でパスワードを受取る。
3. カードリーダーと合わせて登録して、パスワードを得る(おそらくASLで登録するケース)
(※こう書いていますが、いずれにせよ、カードリーダーはアクセス時には必要な気もするんだけど。)

私たちは、3の登録をしたけれどもうまくいかなかった。
なので、今回は2の登録をしたのです。

携帯電話の番号を登録し、SMSでパスワードをを受取るというものです。

ここが、、、。私にはまたネックとなったのです、、、。

私と相方は、何かイタリア語で話さなければならなそうな事態の場合、常に相方の携帯番号を登録する癖がついてます。
で、相方は、何も考えずに自分の携帯番号を登録してしまったのですよ。

なので、家に帰って、私がひとりでコンピュータに向かってアクセスしようとすると、ワンタイムのパスワードだの何だの、全部相方の携帯にSMSが届くのです。

面倒くさいったらありゃしない!

相方も私も基本的に自宅勤務なので大した事ないといえばそうなのですが、私が何かするたびに、部屋から出てきて「こんなん届いた」と見せにくるわけです。

あぁ、なぜ私の携帯番号にしなかったのか、、、。

この登録携帯番号、このサイトから変えられないんですよ、、、。
あー、面倒くさいっ!



そんなこんなを得て、とにかく自分のデータにたどりつけました。

特にここから検査予約などを試みたことはありませんが、やっぱりイタリアのこういうものは、か・な・り、不安。

先日、相方の検査予約のため、このシステム導入とともに一部の薬局でも予約受付を始めたというので、受付薬局で手続きしたんです。
これなら、わざわざ病院受付窓口に行かずとも、散歩の途中にふらっと寄れるし。

これがね、、、新しいシステムでしょ。
薬剤師さんも心得てないわけですよ、新しいシステムを。

相方が必要だったのは、手と腕と足のX線撮影。
これを、撮影部位ごとに登録しなければならないらしく、「右手を○月○日にA病院で」、「左肘を○月△日にB病院で」、「右足を○月x日にB病院で」、、、と、各部位の予約が、別の日の別の病院でって、わけのわかんないことに!
(この予約をしに行った日は、まだ私たちは自宅で予約できる登録を済ませていないときでした。)

この予約結果が出てきた後、薬剤師さんの言うことにゃ、、、。
「多分、最初の予約のときに担当者に話したら、全部一緒に撮影してくれるだろう」って。

そりゃ、そうかもしれないが、、、。
相方のムダな予約枠のために、他の人が予約を入れられなくなるやんか、、、。

咄嗟にそう思ったので、薬局で手続きしてもらったものを全部キャンセルしてもらいました。薬剤師さんも不安そうだったので、その方がお互いのためでしょう。(世間のためでもある。)

やっぱり、新しいシステムを浸透させるには、相当時間がかかりそうだなぁ、と思っていた矢先、、、。

相方の携帯にSMSが届きました。
「○月○日、x時にX線検査予約が入っています。忘れずにお越しください」というような内容。(通常、検査や診察予約は予約日が近づくとお知らせが届く。)

薬剤師! キャンセルしてないじゃないっ!

これを受けて、相方は仕方なく予約窓口に電話をして、口頭でまともな予約手続きをしたのでした、、、。

イタリア国民も頭を抱える新システム。外国人がうまく使えるわけないよね、、、。
便利だけど、あんまり期待してません。今のとこ。

追記:
実際のところ、カードリーダーなしで使ってます。サイトに保険証の番号とパスワードをいれると、登録してある携帯にワンタイムアクセス用のコードがSMSで届きます。
カードリーダー、何の為にもらったんだろうか、、、。

2 comments:

  1. へ~、こんなのあるんだ。
    知らなかったよーーー。

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    1. keiさん、そうなんだよ。病院とか駅にたまに行くとこういう新しい情報を得られるよ。楽しそうなイベント情報だったらもっといいのになー。

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