お客さんが払う料金は、おそらく設備代と場所を借りる家賃に消えるくらいの小額で、日本の単館上映のようなチョイスでプログラムを決めてくれます。
毎週開催しているわけではないけれど、今月は3回あって、「アニメーション技術特集」だそうです。
第一段の昨日は、『Mary & Max』。
日本では2011年にロードショーだったようですね。
ストップモーションで撮影されたフィルムで、1日に4秒しか撮影できないそうです。これ、6人がかり。
キャラクターデザインは私の好みではないけれど、背景に使われている小道具など、凝ってる! これは面白かった!
で、お話はというと、、、。
ホロリと来ました。完全に、大人が見るためのアニメです。
全体的に色も暗めで、話も明るくはない。悲しいんです。登場人物の人生といい、このお話は。
でも、心に何か温かいものを残してくれます。
ちょうど昨日は昼間に嫌なことがあって、どうしようもないのさ、と思いつつも、何かできないか、今後はどうしたらいいか、など悶々と考えてました。
この映画を観て、それが晴れたわけではないけれど、ひとつの考え方、物事の捉え方を改めて思い出させてくれました。
お勧めですよ。観てくださいね。
ところで。
日本の単館上映系映画館が次々クローズしてるんだとか?
ギャー! ショック!
ひとりでよく通ったのにぃ。
時代の波に巻き込まれてるのでしょうか。DVD化、ネット化、デジタル化、、、この影響はイタリアでも同じらしいです。(それ以前に、一部の懐が潤いまくっている方々を除いて、不況ですしね。)
イタリアに来てから、ひとりで映画館に行くことはありません。
街にシネコンはありますが、一日中営業ではありません。
毎週、少しずつプログラムを替えてますが、私の好みのものはほんのちょびっと。
何より何より、、、
イタリア語でしか上映しないんだから、ひとりで行ったらその場の雰囲気の寂しさ倍増じゃんっ!
ということもあり、ひとりでは行きません。
(あと、危ないしね。)
立派なシネコンがあるんだけど、中は常にガラガラ。クローズがささやかれることも間近かもしれない、、、。何もなくなったらそれはそれで私たちにはショックなので、そうならないことを願ってます。
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