家を夜中の3時に出て、一日中朝から晩までお葬式行事。
翌日は、ホテルを出てバルで朝ご飯を食べ、友人宅に向かいみんなでお散歩してきました。
友人宅はバルセロナの中心街を徒歩で動ける圏内なので、「ちょっと散歩」と言っても、有名どころに行けちゃいます。
でも、私たちの飛行機は16:30。その前に他のフランス人一家の飛行機が15時くらい。
限られた時間の中、久しぶりにバルセロナを訪れた相方マンマのリクエストで、1カ所、観光してきました!
ポンペウ・ファブラ大学という比較的新しい公立大学に行ってきたんですけどね、前にもここの横は通ったことがあって、相方がいつも「ここの図書館がすんごい建築で、、、」と言うのだけど、中に入ったことはなし。
で、今回、中に入ってきました!
私たちは10人ちょっとがぞろぞろと連なって歩いていたのだけど、この図書館の建物の横に来たとき、みんなでガラス越しにのぞき込む。
中からみたら、「観光客が来たなぁ」って感じでしょう。
しかしこの図書館、まともに入る入り口はないのですよ。
どうやって入るかと言うと、この図書館の建物を通り越し、ずんずん進んでワンブロック先にある別の校舎まで行き、中庭にある階段を下りて地下にある入り口(ここも図書館だった!)から入り、元来た方向に戻るように、校舎の地下をてくてくと歩いていくと例の図書館にたどり着けるという、何ともややこしい構造になってるんです。(だから相方がこれまで中に入らなかったわけだ!)
そしてたどり着いた目的の図書館がこちら!
ええ!? 美しい!
どこまでも、どこまでも続くこのアーチ。
ほらほら、斜めにみても!
均整が崩れない。
横から見ても、もちろん美しい!
今は図書館ですが、この建物はもちろん再利用。
元は貯水場なのです。
で、このひたすら続くアーチの美しさ。構造設計にアントニオ・ガウディも携わっていたと、図書館の外に掲示してある歴史的建造物の説明の看板に書いてありました。
な〜るほどね〜。
友人が「バルセロナの中心部に配給するだけの水をどうやって貯めるか、、、」など、説明をしていましたが、私は天井の高い図書館の空間に圧倒されて聞いていませんでした。ははは。
それに圧倒されちゃって上を見上げるばかりで、階上に上ってこなかった! くぅ! もう一度行くぞ!
図書館にたどり着くまでに歩いてきた地下も、図書館というか、資料室というか、学生でごった返してましたが、ここの貯水場跡図書館はなぜか人が少ない。入り口近くにコンピュータとかそういう設備があるから、それを利用したいのかな。
私だったら、わざわざでもここに来て勉強したいのになぁ。
1990年創立の比較的新しい大学で、他の校舎はいたってモダン。(ここ以外にも校舎は点在しているらしいけど。)
メインキャンパスはオリオル・ボイーガスのMBM事務所だそうです。メインキャンパスの写真、撮ってないけど、、、。目的が貯水場の図書館だったし。
友人一家の長女は、ちょうどこの大学で博士課程を終えたばかり。
彼女が授業を受けた教室の外はこんな感じ。
そして図書館の外は、いたって「キャンパス〜」な雰囲気あふれる大学でした。
奥が貯水場跡図書館の建物。
図書館の入り口側は中庭も学生でいっぱいだったけど、こちらはゆっくり。
気持ちいいね!
今回、相方マンマが「もう一度見たい!」とリクエストして散歩がてら行ってきた図書館。(←相方マンマは随分前に見たことがある。)
建築家である相方マンマは、ヴェネチア大学でカルロ・スカルパなどから指導を直接受けている。見る目が違います。
「見る目が違います」って、「私とは」と言いたいのです。
実は、実は、実は、、、。私も大学の建築学科出身。建築の仕事はほんのちょっぴりしかしていないし、そのときの仕事のトラウマも激しくて建築熱は遠くの彼方へ置き去りにしてきちゃったけど、こだわって建築探訪の旅するのは楽しい。
トラウマはあれど、心の中にはやっぱり何となく建築好きのウキウキ感は残っているしね。
また色々と調べて見に行きたくなってきたぞ。
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