Saturday, 13 April 2013

晴れた日の朝に女子4人が集まって、、、

やっと! 春めいてきましたー! 嬉しいよ、本当に。
家の中の方が冷えるし、太陽が出ているところに長時間いないと身体は温まらないから、まだまだ毛糸ものを手放せないでいるけどね。

いつも合気道に一緒に行っているエンツァに誘われて、朝からエンツァの友達のエレナの家へ。
うちから歩いて20分くらい。晴れた土曜の朝のいいお散歩になりました。

初めて会うエレナに挨拶をしてお庭でおしゃべりしていると、今日集まるもう1人のメンバー、リリアナが到着。

みんな手には多少の荷物。

私がもってきたものは、
・本
・ノート
・液体の温度を測るための温度計
・エッセンシャルオイル
・ホホバオイル
・プリングルス(ポテトチップ)の缶

ここで何をしに集まったか予測がついた方は素晴らしい!(直接使わないものも入ってるし。)

他、みんなが持ってきたものは、
・鍋
・秤
・牛乳パック
・オリーブオイル
・ガラスボウル
・紅茶
・オートミール
・カカオバター
・ココナッツオイル
・ひまわり油
・パーム油

ご存知の方ならば、予測はつくかもしれません。

そしてこちら。
・苛性ソーダ

そう、これは石鹸づくりの材料なのですよー。

私の荷物に入っている「本」は、日本で買ってもってきて以来2年半放って置かれた「はじめての手作り石けん 」という本。
今回はこちらに載っているレシピを参考にしました。 エンツァが年末に「初めて石けんを作った!」と言うので、私が「日本で一度だけ作ったことあって、こちらでも作りたいけど苛性ソーダとか名前もわからんし(Soda Causticoというらしい)、、、」と、このとき「苛性ソーダ」のイタリア語、さらには英語の単語すらわからず、「ほら、熱くなって危険なヤツ!」と説明してすぐにわかってくれたエンツァ。
今回、第2段ということで、私も仲間に入れてもらったのでした。

プリングルスの缶や牛乳パックは、混ぜ合わせた材料を流し込んで固めるための型。こちらは石けんができあがったときに、破るとか、箱を切るなどして簡単に取り出せる。
日本で作ったときにこれを使ったと話をすると、エンツァたちは初めてのときに野菜の入っているプラスチックトレーやオーブン用の平たいお皿を使ったから取り出しにくかったので、これはいい!と絶賛。

実はイタリア人に混ざって女子だけで集まって遊ぶって、私にとっては珍しい機会だったので、すごーく楽しめましたよ。
この年(みんな40前後)になると、ダンナもいれば子供もいるし、ましてや昔からの友達とばかりずーっと遊ぶ傾向が強いイタリア人。言葉もままならないうちは、そんな中に入り込むのって、とっても難しかったのです。
たとえ独身でも友達同士で集まるときに、彼氏・彼女つきが当たり前のようになってたり、ひとりだと「じゃ、行かない」と言い出す人も少なくないイタリアの方々。
私のように外国人ではなくても難しそうでしょ。特に都会じゃない場合は。
こういう機会が増えるといいなぁ。

あーでもない、こーでもないと言いながら(4人とも石けん作り素人)、リリアナの石けん作りの先生(「石けんの女王」とリリアナは呼んでいた)の助言を元に、ちゃっちゃっと2種類の石けん(牛乳パックとプリングルス缶2本ずつ)、リップバームを作ったのでした。
楽しかったよ。調理実習と理科の実験室がごっちゃになったような感じで。

ちゃっちゃっと4本分の石けんとリップバームを作ったけれど、リリアナはとっても時間に厳しいお姑さん宅で家族揃ってランチがあるからと、お互いに気を遣って、ささっと片づけて引き上げました。
エレナもエンツァも顔を合わせて「姑さんだからね」と肩をすくめて気の毒そうに苦笑い。
何の食べ物だったか、超辛いソースだったか、商品名に「姑の味」とついているものがあったのを見たことがある。どこの国も一般的な”嫁・姑”の話はつきない様子。

型に流し込んだ石けんは、最低4週間は寝かせなければならないので写真はまた次回に。

その代わり、エレナが「前回作ったものがまだあるの」と、前回の作品を私にくれた。
あとは、寝かせる必要がないリップバームはもって帰ったのでそちらをここでお披露目しましょ。


左上から時計回りに、はちみつ入り、カレンドラの花入り、リップスティック状のバーム、ジャーに入れたリップバーム、コーヒー入り。
石けんはほとんど香りが飛んでしまったなんて言ってたけど、コーヒー入りはまだほんのりシナモンやクローブの香りが。
使うのが楽しみ〜♡

今日作ったものは、半分はエレナ、半分はエンツァが持ち帰り、明後日の夜、エンツァと切り分け作業をして、その後4週間以上寝かせる予定。
オイルの調合がうまくいかないとうまく切れないとか、固まらないということになるらしいので、どうなることか、、、。





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