(※最後にトイレ談をくっつけてしまったので、読みたくない方は閉じてくださいませ。)
昨日、ミラノのデパート、ラ・リナシェンテ(la Rinascente)のことを少し書いた。
イタリア各地に数件あるらしい。ミラノとフィレンツェのリナシェンテなら行ったことある。デパートスタイルの施設が少ないイタリア(テナントごとにスペースを区切られたショッピングモールはいっぱいあるけど)。このリナシェンテとコイン(Coin)くらいしかデパートスタイルの施設を知らない。
私にとってのこのリナシェンテの使い方。
それはね。ト♪イ♪レ、うふ♡
ミラノの私の用を足す場所となっている。
日本のようにトイレ事情がよろしくない海外。イタリアも例外ではない。
駅や観光地に公共トイレがあっても、番人がいるところじゃないと行きたくない。番人がいる=有料、という図式ができあがり、20セントから、高いところ(ヴェネチア)では1.5ユーロとか取られちゃう。用を足すのに1.5ユーロ(150円ちょっと)? 取られるっていうか、"盗られる”感覚。
小さい駅だと、有料ではないけれど駅の係員や駅舎にあるバールなどで鍵を借りなければならない。結構面倒。(ちなみに、ミラノのメトロにトイレがあるかどうかって知らない。見たことない。)
外にいるときにトイレに行きたくなったら、バールを探して入り、一杯コーヒーを飲み(約1ユーロ)、「トイレ、ある?」と一言断ってから、教えてもらったトイレへ行く。でも、毎回コーヒーを飲みたくないし、紅茶を飲むには私の舌は猫舌で時間がかかりすぎる(立飲みだし)。
マックがあれば、そそそと入って用を足すだけなんてこともしちゃうけど、街中ではトイレの前に行列があることが多くて、結構時間がかかってしまう。もしかして、みんな同じ考えで並んでる?
バールでトイレに行ったとしても、汚い、紙がない、電気のスイッチがわからないから暗闇の中、なーんてことも頻繁に起きる。
ならば。
確実にそこそこの満足感を持って(?)、トイレの用のためだけに寄れるところを決めておくがよし。ということで、私にとってはリナシェンテなのさ。
ミラノのリナシェンテは他に比べれば結構マメに掃除している。掃除のおばちゃんと出くわすことは多い。
余談だけど、私が出くわすおばちゃん、にこりともしないけど、結構親切。
「こっちの方が綺麗よ」とか掃除したてのところを案内してくれたり(私が入ろうとしてたところを掃除したいんだろうけど)、ベビーカーのお客さんなどには「見ててあげるから」とお母さんを個室に入らせ、自分はずっと赤ちゃんに話しかけて個室に入っているお母さんに安心感を持たせてあげる気遣い。すばらすぃ気遣いだわ〜って思ってる。
本当に番人がいないトイレ、ごくたまにしか見かけないけど(公園とか)、一人ならば絶対に行かないようにしている。日本でだって嫌じゃん。
バールがある公園とか施設で、裏にプレハブのようにくっついているトイレならば行くこともあるけどね。
イタリア旅行をする方。イタリアに限らず、海外旅行をする方。
宿泊しているところを出る前に、まずはトイレに行っておくべきですよー。
ミラノにいるときは、ラ・リナシェンテへどうぞ〜。4階(日本で言う5階)と最上階にあります。最上階は常に行列なので、4階がオススメ。
トイレついでに、、、。
旅行中のトイレの思い出を。
タイでは、便器の横にバケツになみなみと入った水と手おけを発見することしばしば。こちら、用を足した後、水を汲んでざざーっと流すもの。初めて体験したときは、ホントに流れるのか?と不安だったけど、流れる。水圧と角度と構造と。うまくできてるわ。
タイは都市部でも下水管が細く、トイレットペーパーを流すと詰ってしまうと聞いていた。なるほど、横に大きなゴミ箱が設置してあるところも多い。こんなときは、流した後に「おわわわわわ」と痛い目に合わないように(わかる?)素直に紙はゴミ箱へ捨てるべきかと思う。宿泊施設も私が泊まる前から「おわわわわ」状態のとこがあって、離れたとこのトイレに行かなきゃいけなかったこともある(トイレ共有の宿泊施設にて)。
インドネシア、ジャカルタの空港って今はどんなんなのかな。私が行った時には改装中で古い部分も残っていた。乗り換え便を友達と待っているときに古い施設にあるトイレに行き、これまた水を溜めた大きなゴミ箱が設置されている。このときインドネシア初体験の私とインドネシア上級者(全員インドネシア渡航回数10回以上)の友達3人。トイレを出てからそのうちの一人が「totoちゃん、流し方がわかんなかったらどうしよう?って思ったけど、大丈夫だったね!」と一言。隣の個室で心配してたらしいけど、私が水で流している音を聞いて安心したらしい。私にとっちゃ、手おけやらホースやらを使って水で流すのはいいけど、空港のトイレがこれってことに驚いたさ。(今はもうないかなー)
中国、内モンゴルではいわゆる「ニーハオ便所」を体験。立ち上がれば横の人と目が合うほどの高さしかない壁で仕切られていた(←マシな方かと思う)。仕切り壁以外のものは存在せず、前を人が歩けば、まさに「ニーハオ」。こちらは確か汲み取り式だったと思う。
何といっても、壮大なトイレ体験は「砂漠」。砂の山の陰に隠れて、、、です。
お次のこちら、私は海遊び(ビギナーからいつまでも脱出できなかったけど、ウィンドやサーフィンなど)をよくしていたので言えるのですが、みなさんも体験してるでしょう。声を大にしなくても「私もある」って言ってくれる人はいるでしょう。私が思うに「海は広大なトイレ」です。(※小さい方、だけですよ)
こういうことをいろいろと考えると、日本の汲み取り式に悩む海外からの旅行者がいるのかな。うちの両親の田舎、瀬戸内海の島ですが、まだ汲み取り式が存在していると思う。父、母、それぞれの実家は人に譲ったり、そのままにしてあったりするけど、祖父母が健在のときに遊びに行って用を足しながら落ちそうになったこともあるし(幼稚園かその前だから、脚力足りなかったのよ。言っとくけど、落ちてないからね)、6〜7年前に訪れたときにも親戚の家にまだあった。まだどこかの家にあると思う。
水洗の和式に「スクワットスタイルは絶対に嫌!」ととことんまで我慢した友人の娘(アメリカ人)もいる。
ちなみにイタリア、まだいわゆる「和式」なスタイルがまだある。初めて見たときは、イタリアにそんなもんが存在するって知らなかったからびっくりしたけど。
トイレ談ですんませーん。
最後まで読んでくれた方、ありがとおおおおぅ。
〈追記〉
フィレンツェのリナシェンテのトイレはミラノほど掃除してないので、、、。数も少ないし。
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