Sunday 12 February 2012

初めて見た、、、かも?

昨日、相方が打ち合わせでミラノに行くというのでくっついて行ってきた。(←打ち合わせにではなく、ミラノ行きに)

ミラノ行きにかこつけて、ミラノで済ます用を作り、友人2件はしごして、そろそろおいとましよーって出てきたのが19時前。
ドゥオモ裏のHoepliという本屋はお気に入り。ミラノに来て時間があると寄っている。ヴィジュアルが美しい本がそろっていて目の保養とインスピレーションを得る場になっている。
ただし。閉店は19時半。間に合うかどうかってところだったけど、ドゥオモ前についた時にHoepliまで行ける時間ではあった。されど、ここはイタリア。閉店前に滑り込みセーフで入ったとしても、閉店時間きっちりに出て行かなきゃいけないのは目に見えている。

さっさとあきらめて、ドゥオモ横のデパート、ラ・リナシェンテへ。
なんと、閉店22時。知らなかったー。イタリアにもそんなとこがあるんだ。
こんな時間、打ち合わせの長引いている相方を待つには持って来いの場所だ。

私の目の保養は、地下のデザイン・マーケットというなんやらよくわからないけど、オシャレ雑貨、日用品を集めたフロアと、最上階のオシャレ食料品売り場。それから、家庭用品売り場も寄ったりする。
昨日の晩は、相方の打ち合わせが長引き、もういいでしょってくらいに3つの売り場をじっくりと見て歩いた。
そこで、インスピレーションなどもらって、ほくほくしてたわけ。デパートだから暖かいし、ホントにほくほく。

やっとこさ相方の仕事が終わって合流したのは20時半ころ。
私は地下の本のコーナーで立ち読みしてたので、いや、もうちょっと遅く来ても良かったよーと心の中で思っていたけど、打ち合わせが大変だった相方には相当な疲労感が漂っていたのでそそくさと退散。

そしてリナシェンテの外に出て、びっくり!


夜のミラノのど真ん中にいるということがほとんどない私。
ドゥオモ内部の明かりで透けているステンドグラスを初めて見たかも!(今まで気にしてなかったか?)
思わず携帯を取り出してパチリ。

この時間、いつも点いてるのかな。たまたまかな。とにかく、ミラノのドゥオモのこの姿、初めて見たと思う。

正面も縦に長いステンドグラスが綺麗だったけど、写真がぽけてたのでお見せできませんが、綺麗でしたよー。ホントに。



何を隠そう、学生時代に教会建築を研究課題にしていた私。
題材はゴシック建築なので、それほどこの様式が流行らなかったイタリアは研究から外してた(ミラノのドゥオモはゴシック建築の部類だけど、フランスから職人を呼んで作らせたはず)けど、フランス、ドイツ、イギリスのゴシック様式の教会はぽつぽつと見て回ってた。
ミラノのドゥオモのステンドグラスを見て、あのときの記憶がぶわっとよみがえってきた。

ステンドグラスは大概、昼の光を浴びて中から見る目的で作られたもの。(だと思ってる。)
天上の世界へ近づきたくて、高く、美しくと競い合うように建てられた各地の大聖堂。
ステンドグラスの装飾は、祈るために訪れた人が大聖堂を天上の世界に住む人の家かと思わせる荘厳な空間を作り出している。(と、当時の論文に書いたと思う。)
(逆を返せば、隣国より高く美しくっていう見栄っ張り根性が根っこにあると思うんだけどね。)

久々に見た、そんなステンドグラス、よかったわぁ。

そして今、書いていて「しまった!」と思っていることがある。
ドゥオモの裏、内陣の外側を取り巻く廊下部分、ここが一番ステンドグラスが綺麗なのに、昨日は裏に回って見に行くのを忘れてた!
日中の参拝時間には、この内陣の裏に入れることは少ない。たまたま一般も入れる日と偶然重なって入ったことが一度だけあるけれど、いつ開いているのか知らない(ミラノに行くたびにドゥオモの中に入るわけじゃないし。)
とにかくね、綺麗なのよ、そこが。でも昨日はすっかり忘れてたーーーーー。

寒くてねー。動きを最小限に留めちゃうんだよねー。
次回、夜遅くまでミラノにいることがあったら、意識して行ってみよう。

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