Monday, 18 July 2016

早々と、エオリア諸島でバカンスしてました

早々と、6月末から1週間、エオリア(エオリエ)諸島でバカンスしてました!
相方を放っておいて! わーい! 毎日、海だったー!

リーパリ島の天辺の辺りからの景色。
中央にあるのはリーパリのお城
行き先はエオリア諸島のリーパリ島。シチリアの北にある7つの火山島群の一島です。
義妹の叔母様がシチリアの方と結婚されて長年住んでいるので、そこに義妹と甥っ子二人とお邪魔してきました!

行く前から、義妹と甥っ子達からどれだけいいとこか聞いていたけど、、、いや、良かったよ、本当に。だって、海しか行くとこないんだもーん。これ、私が幼少時に過ごしてきた夏の過ごし方ですよ。しかも、キレイな海!



リーパリ島のPietra Liscia沖
この写真は1日だけゴージャスに船の周遊ツアーに乗っかって、途中で泳いだ時の風景。(飛び込み台から飛び込む甥っ子)

ちょうどこのエリアは軽石が採れるエリア。
軽石産業が発達していた頃に、海に粉砕された軽石が流れて生態系に悪影響を及ぼすことがわかり、産業は即座に廃止になったものの、流れた細かな真っ白の軽石だけは海の底に溜まり、この辺りの海の色は明るめのブルーなんです。
写真の向こうに岸が見えますが、これほどの距離がありながらも、海の底が透けて真っ白な砂が見えるほどキレイなんですよ!






リーパリ島のPietra Liscia
ちなみに、即座に廃止になった軽石産業。海岸にはまだ軽石工場の残骸が遺されてます。

写真のような大きな施設もあれば、もっと小型な施設もありました。

小指の先ほどの小さな軽石は海辺に浮いてますが、完全に粉砕されたものは沈んでいます。




この地域には通称「Spiaggia Bianca(スピアッジャ・ビアンカ)」と「White Beach(ホワイトビーチ)」と呼ばれている海岸があります。何で片方がイタリア語で片方が英語なのかわかりませんが、要するに「白い海岸」という意味。海岸自体に大差はなかったです。



サリーナ島
周遊中も、景色の見どころはかなり近くまで近寄ってくれます。
洞窟のようになっているところも、こんな近くまで寄れるんかいなと心配になるところまで船を寄せてました。
そこまで船を寄せられるということは、島の岩壁は割と垂直になっているのでしょうね。

こちらはサリーナ島北部にある岩の門。
こんなところが数箇所ありました。










ポッラーラ
サリーナ島にはこーんなとこも。
中央左の海辺に少し色がついて見えるのは、海水浴客で、その後ろに四角く開いたがトンネルの入り口になっていて、右側の岩壁の上にある小さな村(見えないけど)に繋がっているそうです。
秘密のプライベートビーチ気分じゃないのー。地元の人とか漁師専用かな。(有名な絶景なので船の人たちから毎日見物されてるけど。)





ポッラーラの岩壁
上の写真のすぐ右側はこんな岩壁。
(浮輪があるのは、そこで停泊して泳いだから。)
この岩壁の辺りは、ポッラーラという地区のようです。

今さらながら知ったけど、映画『イル・ポスティーノ』の撮影地だったんですってね。







船長さんがアナウンスで「ひざまずいて祈る法王の岩です。わかりますかぁ?」とガイドしてくれた岩。

周りの人が「おお!」と声を挙げる中、横にいたおばあさんと「どこじゃ、どこじゃ?」と必死に探してしまいました。
広々としたところで、「わかりますか?」って言われても、なかなかねぇ。









わかりました!
この岩です!

何となく、「ひざまずいて祈る法王」の姿をしてます! 確かに!
隣のおばあちゃんと、「見逃さんでよかったー」と喜んじゃいました。





先ほど、『イル・ポスティーノ』の撮影地と書きましたが、島にはそれに由来するこんなモニュメント(と呼んでいい?)もありました。

実はこの映画、日本で上映された時にチェックしていたものの、観る機会を逃したまま観てないんですよ。
義妹いわく「難しくてわかんない」とのことですが、いつか観てみたいと思います。



ゴージャス体験ってことで参加したツアーは、私たちが乗った船で1日25ユーロ。
船に乗ってガイド付きのクルージングをするだけだけど、朝の10時に出発して夕方4時半くらいまでで7つの島のうちの2島をぐるりと周遊。
途中で3回、沖に停泊して泳ぎ、他にも2回、リーパリ島の北にあるサリーナ島に上陸して散策時間と昼食時間をもらえたりと、値段も悪くないんじゃないかと思います。(ちなみに交渉済の値段です。大人二人と子供二人のところ、大人は一人25ユーロ、子供一人は半額、もう一人は無料でって交渉してます。もちろん、交渉役は義妹だけど。)

コースは色々あるけれど、私たちが参加したのは、リーパリ島とサリーナ島の周りをぐるりと一周するツアーで、帰りがけにリーパリ島に戻るお客さんを乗せるために南側にあるヴルカーノ島に寄るというコースでした。(船に乗る以外、タオルの貸し出しや昼食などはまったくついてません。)

これ以外は、毎日場所を替えて、あちこちの浜で海水浴。ほーんと、それだけ。
でも、それだけってとこが、気持ちよかったー!
初めて寄せてもらった親戚の家だったけど、夏休みにおばあちゃんちに帰省したような気持ちがよみがえりました。

今回は写真を撮ってるので(!)、また次回、リーパリの思い出を記録しようと思います。

Thursday, 14 July 2016

麦茶の季節は、イタリアで手に入るこれで麦茶に

やっぱりこの季節になると麦茶が欲しくなる。
日本から持ってきた麦茶パックを、薄くなるまで何度もちびちびと出して使っているけれど、昨日は素早く飲みたい!と思って、友人から聞いた方法を試しました。

エスプレッソコーヒーで有名なイタリアでは、国民誰もがコーヒーを飲むのではないかと思うほどどこでもコーヒーが飲めますが、コーヒーそのものを避ける人にはコーヒーの替わりになるものもあります。
Caffé d'Orzo(カフェ・ディ・オルゾ)、麦コーヒーです。
モカマシンで通常のイタリア式コーヒーのように作るタイプもあれば、お湯を注ぐだけの顆粒タイプもあります。
一時期、わが家でコーヒーを飲む量を減らそうということになって、麦のコーヒーを買い始めました。しばらくはリピートして飲んでいたのですが、いつの間にか普通のコーヒーを朝だけ飲む習慣に替わり、家では日中はほとんどコーヒーを飲むことがなくなり、その頃買ってあった麦コーヒーは、無残にも消費期限が切れたまま放置。
この夏になって、やっとこさ、使おっかなー、と取り出しました。

これ、麦なだけあって、麦茶の替わりになると友人から聞いたのは数年前。いつか試そうと思いつつも日本から持ち帰った麦茶があったので試してなかったのですが、残っている麦コーヒーを捨てるのも何なので作ってみました!

1リットル入るケースにスプーン2杯くらいの水に溶けるタイプの麦コーヒーを入れて水を注ぐだけ。冷やせば立派な麦茶に! ちょっと色は濃いめの麦茶になります。

最初はちょっと変わった味の麦茶かもなーって印象を受けるけれど、数杯も飲んでれば慣れてくるもの。おいしくいただけます。

これで今後はわざわざ麦茶を日本で買うこともなくなりそ。夏の楽しみが簡単にできるようになってうれしー!