Saturday, 24 May 2014

トレント その3 中心街へ

トレントの中心街は、自然科学博物館MUSEから徒歩で10分もかからないところ。
自然科学博物館の裏庭側から出て線路の高架下をくぐり、墓地の横を通り抜け歩いていくと、いつの間にかチェントロへ。

チェントロのドゥオモがある広場では、お花のマーケットが開かれてました。


こっちの地方に来たら、やっぱりビールでしょう! 
相方と地ビールを探し求めて歩き回ったのですが、地元のビールが飲めそうな、しかも高くなさそうなところは日曜日のせいかほぼ開いておらず見つからない!
ビールを飲めそうなところを探しつつ、観光をしつつ、、、歩き回り見つけたのは、Yarn Bombing! スプレーやチョークではなく、毛糸で編んでグラフィティのようにストリートアートにしてしまおうというもの。写真ではみたことがあったけど、本物をみたのは初めて!
このお店、Casa del Bottoneにも入ってみたかったけど、残念ながら日曜日でお休み。次にトレントに行く楽しみがひとつできました!



さらにビールを求めて歩いていくと、装飾の綺麗なドアにチョークで書かれた文字を発見。
相方が「ほら見て!」と。

"20+G+M+B+14"とチョークで書いてあります。



「どこかで見たことない?」とうちの相方。
そうそう、見たことある! わが家にあった相方のおばあちゃんの嫁入り家具に書いてあった!
これは家を祝福するために聖職者が家に書いていくらしいです。このチョークも教会で祝福された神聖なものなんだそうな。
意味は最初と最後の数字を合わせて年、つまりこの場合は2014年。Gはガスパール、Mはメルキオール、Bはバルタザールの3人の博士の名前。キリストが誕生したときに東からやってきた3人の博士です。
この3人の博士がこの家を訪れましたよ、という意味らしいです。

なぜ、相方のおばあちゃんの家具に書いてあったのか、、、? おばあちゃんが孫に見せる為に書いたのかと思うと相方は言ってました。

キリスト教でもどういう宗派に家の祝福をする習慣があるのか知りませんが、イタリアでも北部、オーストリアやドイツ方面でよく見かけられるとのこと。相方のおあばちゃんはオーストリア人なので、そういう習慣の中で育った方なのかと思います。


ビールはその後見つかったかというと、、、。見つかりました!
Forstというトレントよりも北にあるMeranoのビールのビアホールに行ってきました。
こちらはそれなりの有名メーカーなので、地元っぽいところが見つからなかったらここにしようと決めていて、最終的に見つからずにここに戻ってきたわけです。
いずれにせよ、ビールはおいしかった! チーズの盛り合わせと合わせていただきました!

日は長くなったけど、遅くならないうちに帰ろうと街を出ようとしたのが6時ちょっと前。
地図を見る限り、元来た道を戻るのが一番いいと思っていた私ですが、、、うちの相方と一緒ではそうはいかない、、、。

「こっちから行こうよ」と道を変え、「そっちに行くとかなり先に行かないと線路を渡れないはず」という私の意見も聞かず、「あそこに出口って書いてあるよ」とずんずんと奇妙なところに入っていく。
どうやら駐車場を通り抜けできる様子。通り抜けようとすると反対側の門は既に閉まっている。
「ほら、やっぱり戻ろうよ」と戻ると、、、。入ってきたところにあった門も閉められた!
だって、18時だもん!
どうやらその駐車場は、博物館から線路を渡ってきたところにあった墓地の駐車場。18時だから閉門時間で門を閉められちゃったんだ!
これだから相方の後を着いていくとロクなことにならない、、、。

それならば、墓地の表側に回って別の出入り口を探すしかない。墓地側を探そうとすると、、、。

野うさぎが! ぴょんぴょんと出てきた!
私たちと距離をとりつつ、ぴょんぴょんと前を行くウサギ。私たちはすっかりアリス気分でウサギを追いかけたら、、、墓地に出れた! (実際、ウサギがいなくてもぐるっと回れば見つかる位置ですが、、、)

ウサギとはそこまでで門に向かうと、やっぱり閉まってる。

イヤな予感はしてたけど、まさに「しまった!(閉まった!)」の瞬間。

仕方ないので、鉄柵を登って越えて出ましたよ。こんなの長いことしてなかったわ。人目を忍びつつ柵を越えるとか、、、。子供じゃないんだから。
越えやすい鉄柵で良かった。石の壁じゃなくて。

日が長くなったおかげで、暗くなる前に墓地から無事に抜け出せて良かったー。今後は相方の選ぶ道にはついていかないぞー。


2 comments:

  1. トレントの町、すてきですね。トレンティーノには二度出かけたことがあるのですが、トレントはまだ訪ねたことがありません。いつか行ってみたいです♪ ビールが好きな人にはうれしい町ですよね。わたしは苦手ですが。レストランなどで出てくるビールもおいしいと、夫や友人が言っていました。

    それにしてもお墓で門がしまってしまうなんて!! 鉄柵がそれほど高くなくて、本当によかったですね。わたしも、夫が登山のときに、つい歩きやすいしあるかなければいけないトレッキングコースからはずれて勝手に変なわき道(というよりは道のないところ)を歩くことが多いので困っています。

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    1. なおこさん、トレントに行った日は、本当に雨の合間の素晴らしい天気の日で気持ちよさ倍増でした! 遠いですが、ぜひ行ってみて下さい!
      なおこさんの旦那様、トレッキングコースから外れてしまうんですね、、、。うちの相方はトレッキングという言葉すら頭になさそうな人物ですが、町歩きはわき道歩きばかりで大変。新しい道の発見と思って私も同じような感じですが、トレッキング中は、、、困りますね、そりゃ。怖いですもん。

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