行き先は、チェコのプラハ!
私は東欧圏に足を踏み入れるのは初めて!
昔バイトしていた飲み屋の常連のおじさんが「今まで訪れた都市で一番素晴らしかった」とコメントしていたことを良く覚えていたので、楽しみにしてました!
プラハはミラノから飛行機で1.5時間。
昨日の晩、一緒に散歩をした近所の方が「カターニア(シチリア)は2時間かかるわよ!」と言っていたので、プラハの方が近いの?とびっくりして地図を見ると、距離的にはミラノからプラハの方が近い!(当然、うちからも!)
意外に近いところでした。
到着してまずホテルへ。泊まったのはアパートメントホテル「Aparthotel City 5」。
予定していた到着時刻よりかなり早く着いた私たち。表のドアでチャイムを押して待っていると、オーナーがドアを開けてくれた。
ん? 一瞬、このオーナー、怪訝な顔した? 相方が名前を告げると、すぐに満面の笑顔に変わって招き入れてくれて「何飲む?」と、既にスーパーフレンドリー。
そして、ゲストシートに名前を書くでもなく、身分証明書を見せろでもなく、ビールが出てきて(私たちがビールを頼んだから)、すぐに街の観光案内。
一通り街の観光案内が済んで、さて部屋へ、、、というときに。
このスーパーフレンドリーなオーナーのクリスティーナ、「実はね、、、」と。
これで最初に一瞬怪訝な顔をした理由がわかった!
相方がネットで予約をしたときに、何を間違えたのか、男性二人で予約してたらしいのだ。
でも、女性を連れてきたからびっくりってわけ。
部屋もツインルームが割り当てられていたので、どうしようかと慌てて掃除のおばちゃんと一瞬のうちに対策を練り、すぐに開いたばかりのダブルルームを掃除して整えてくれて「好きな方を選んで!」と言ってくれました。
窓が大きかったダブルルームを選んで、早速プラハ観光スタート!
ホテルのすぐ近くでランチに地元料理とビールをお腹いっぱい食べた後、モルダウ川方面へ。もちろん口ずさむのはスメタナの『モルダウの流れ』。「モルダウ」ってドイツ語なんですね。チェコ語では「ヴルタヴァ」だそうです。
歌ってたので、写真なしっ。
橋を渡ってまずはメインの広場へ。
観光客でいっぱい! |
学生の頃から見たかった時計塔。からくり時計が動く様子も見てきました!
何ヶ所か見かけたけれど、大きな紐を使ったシャボン玉の大道芸も。この女の子、がんばっていたけど、、、うまく飛ばなかった。残念!
そして相方が一番行きたがっていた、ユダヤ人街へ。相方にとっては2度目のプラハ。このユダヤ人街の旧ユダヤ人墓地とその近くにあるシナゴーグに強い印象を受け、絶対にここは行く!と言っていたところにまず行ってきました。
表に見える墓石はこんな感じだけれど、15世紀から18世紀に渡って使われていた墓地で、敷地が足りず、実際はこの下にも幾重にもお墓が重なっているそうです。
墓地の端に建てられたピンカス・シナゴーグは、相方が私に一番見せたかった場所。
「(シナゴーグに)入ればボクの作品の意味がわかるよ」と言っていた相方、入った瞬間に、衝撃。(撮影禁止だったので写真なしです。)
壁すべてにホロコーストで犠牲になったユダヤ系市民の名前、誕生日、送られた収容所などが細かい字で書かれています。
相方はアーティストで、イラスト、絵画、その他の作品やビデオ作成を手がけています。一昨年、本人の活動の中でも一番思い入れが強い作品を作ったのですが、そのインスピレーションを感じたのはこのピンカス・シナゴーグだったようです。
こんなことを書いても、作品を見なければ意味は伝わらないのですが、私にとっては相方の作品の原点を見れて感慨深いものになりました。
余談ですが、私、勝手に何を間違えたのか、相方の家系はどこかにユダヤ系の血が入っていると思っていたんです。相方自身、妙にユダヤ系のことに関心を示すことがあるし、実際に母親のおじさんは強制収容所で亡くなったので。
このプラハ旅行の前に確実にわかったこと、、、。家系には直接的にユダヤ系はいなかったらしいです、、、。ははは、私の勘違い。
でも、相方本人、なぜかユダヤ系の文化に魅かれるところがあるらしいので、そんな私の勝手な思い込みもでてきておかしくないだろうと笑ってましたが。(母方の伯父さんが収容所に入ったのはなぜかまだ聞いていませんが、、、。)
ユダヤ人街に行ったのは、この地区の有料観光地が閉まる直前。相方がどうしても見たかったピンカス・シナゴーグと旧ユダヤ人墓地だけ見て、あとは入れませんでした。ユダヤ人墓地で散歩して時間を取り過ぎたし。思ったより広かったです。
かたつむり発見! |
この墓地では小石をお墓の上において偲ぶ習慣があるというので、私もひとつ置いてきました。
旧ユダヤ人墓地にいるころから雨がぽつぽつと降り始め、、、。ざーっと降ってきたので、さっき通ったメインの広場にある市民ギャラリーで開催していた『The World of Tim Burton』展へ。
相方も私も、割とティム・バートン好きなので、偶然に通りかかってこの展示を見つけたときにプラハ滞在中に行きたいねと話していたのですが、思わぬ雨で避難所のように直行。
でも、これがすごく良かったんですよ! ティム・バートンが描いたラフスケッチや、これを発表しないでどうすんの?というようなBurtonismの世界。
今、世界各地を回っているようなので、これからプラハに行く予定があるティム・バートン好きは必見ですよ! 8月初めまで開催中です!
日本にもそのうち行くのではないかなぁ。
ランチの時間が遅くてお腹いっぱい食べ過ぎたので、ギャラリーの後はまた雨を除けて逃げ込んだショッピングモールでサンドイッチどビールを夕食にしました。
朝も早く、相当疲れた私。
早く買えって寝たいと思いつつも、泊まっていたAndel駅近くに夜中12時まで営業しているスーパーTescoがあったので、水を買いに行こうと寄ったらば、、、。
はまった!
二人して、旧社会主義っぽいパッケージを探そう!と妙に張り切ってしまって、スーパーの中をぐるぐるとまた1時間以上も歩き回ってしまった、、、。
- プラハ1日目 覚書
・空港から市内への交通 1人、32コルナ(約1.30ユーロ、100円いかないくらい)
・ランチ(ビール2杯ずつ、前菜2品、メイン2品、コーヒー)、チップ込みで700コルナ位(約28ユーロ、3800円くらい、私たちには大盤振る舞いな方かと)
・The world of Tim Burton 1人、190コルナ(8ユーロくらい、1000円ちょっと。美術館はイタリアも日本も高いので、安めに感じます! あの見ごたえでこの値段は安い!)
・ユダヤ人街観光施設セット 1人300コルナ(12ユーロ位、1600円位、地区内の5〜6個の施設に入れるチケットです)