Saturday 18 January 2014

初めて開かされた手荷物(空港にて)

雨続きの北イタリア。どーにかしてくれっ。
土曜にプライベートヨガレッスンを受けてくれる方は、年末年始後、仕事が忙しくてなかなか時間が取れない様子。年始に長く休暇を取っていたので、かなり仕事が溜まっているらしく、本当はヨガしたいんだけど、、、とキャンセル。

というわけで、暇っ。

やることいっぱいあるようだけど、手に付かないというのはただの言い訳。

でも、ブログを書いちゃう。

先月、日本からイタリアへ戻ってくるとき、ルフトハンザを使ったのでフランクフルト空港で乗り換えました。
これまでにも何回か行ったことある空港で、荷物検査のチェックが厳しいことは感じてましたが、今回は、初めて手荷物を(ほぼ)ぜーんぶ開けさせられました!
どこの空港でも、これに当たってしまったのは初めて!

開けたのは、税関チェックのところ。
日本から到着して、ヨーロッパ線のターミナルへ移動する間にあるところ。
止められたのは、荷物をX線で通してピーッと鳴るゲートを通るセキュリティチェックではなく、その後の「申告が必要な人は申告してください」の税関のところ。

若いお兄ちゃんに止められた。
「申告するものありませんか? ない? でも、荷物チェックです」とな。

電気製品を見せときゃいいだろう、と思って、カメラ、コンピュータ、iPadを取り出してみた。
税「どこに行くのですか?」
私「ミラノです」
税「旅行ですか?」
私「いえ、イタリアに住んでいます」

滞在許可証を出して、取得日と期限をチェック。物足りない様子。
税「これじゃなくて、身分証明書はありますか?」
私「あります」とCarta d'Identita(イタリアの身分証明書)を見せる。
税「そうそう、これが見たいんですよ」と。滞在許可証じゃないのは何故なんだろう。

税「では、2010年からイタリアに住んでいるのですね?」
私「はい、そうです」

税「このカメラはどこで買いましたか?」
私「今回、日本で買いました」
税「いくらでしたか? 領収書はありますか?」
私「領収書はありませんが、ユーロにすれば220ユーロほどです」

そして税関担当者同士で「これ、一眼じゃねーの?」と言い合ってる。
それを聞いて、
私「大きいけど、一眼ではありません。コンパクトカメラの一種です。レンズ、取れないでしょ?」
納得してもらえる。

次にコンピュータ。
税「これはどこで買いましたか? いつ買いましたか?」
私「2010年の終わりにイタリアで買いました」
税「証明できますか?」
私「(できるか、ボケッ!)できませんけど、キーボードに日本語がないでしょ。」
税「モデル番号はどこでチェックできますか? 起動してください」
私(コンピュータを開いて起動して、モデル番号を見せる)「これだと思いますけど」

そしてまた税関担当者同士で「薄汚れてるぜ、このコンピュータ。新しくはないはずだ」みたいなこと、言ってる。
余計なお世話じゃいっ。

次にiPad mini。
税「これは、いつ、どこで買いましたか?」
私「去年、イタリアで買いました」
税「起動して、モデル番号を見せてください」

そして、持ち込み用スーツケースの中身を、上から少しずつ私に移動して中を見せるように言われ、本をどけると、、、。

税「もういいです」とな。

あ、そっ。
(実は出がけに実家で洗濯してもらったパンツを取り込んで、慌ててそのまま突っ込んできたからあまり掘り出したくなかった。ほっ。まさかこんなに開けるなんて思わなかったし。)

結局のところ、コンピュータ、iPadは、税関担当者がポケットから取り出したメモと照合して、モデル番号からイタリア(もしくはEU内?)で販売されているものと確認。
要するに、日本から高額のものを購入して持ってきたのでなければよい、というわけ。

コンピュータをシャットダウンし、iPadも電源を落とし、出したものをまた詰め、よいしょと荷物を担いで、ようやく免税店などが並ぶところまで行けたのでした。

ひっかかったのは私だけではなく、同じ成田便から乗ってきた日本人団体客の一部も呼び止められて、チェックされてました。時間がかかってたのは私だけだったので、早く終わってくれ〜と必死で心の中で叫んでたけど。申告の必要性がないことは確信してたけど、持ち物開けるって、結構恥ずかしいもんで、、、。

これで勉強したこと。
シェンゲン協定国に入国する際、土産品は430ユーロ相当以下であれば免税。(2013年12月にフランクフルトの税関のお兄ちゃんに言われたこと)

いやー、こういうこと、すっかり頭から抜けてました。自分の国と住んでいる国(シェンゲン国)を往復するという考えが、海外旅行に付き物の免税上限金額を忘れてたのです。
ワインやお酒の本数は気にしてたけど、、、。

面倒だけど、いい経験。
税関で質問されるかどうかは、運なんだろうなぁ。

でもね、たとえばiPad。私のはminiだし、WiFiのみなので、イタリアでも430ユーロ以下。
日本で買ったら(現在は)完全にそれ以下。
チェックしなくてもいいんじゃないのー?





No comments:

Post a Comment