「取説」
最初に聞いたときは、何のことでしょか?と一瞬戸惑った覚えがある。
「取扱説明書」だとわかるのに時間はかからなかったけど、初めての会話の中ではちょっとドキドキしながら使ってた。
取説、皆様、読んでますか?
携帯、カメラ、電気製品、何にでも付属されてますよね。
「まずはよく読めよっ」ってこと。
でも、読まずに使い出す人、私だけじゃないでしょ。たくさんいるでしょ。
年末に洗濯機を買い替えたときは、さすがに読んだ。1〜13まで番号が振られたダイヤル。アイコンのように絵が描いてあるけど、こんなんじゃわかるわきゃない。
付属されてた取説は、わからない言語しか出ていない取説だったので(イタリア語はあったけど、自信ない)、メーカーサイトでヨーロッパのそれぞれの国のページに行って同じモデルの洗濯機を探して英語版のある取説をダウンロードしたほど。(しかも、同じモデルが同時期なのにないんだよ。不思議)
で、今回、取説のありがたみを感じたのは、電気製品ではなく、日本の食材。
あ、「取扱説明書」とは言わない?
言わないよね。でも、似たようなもんでしょ。
数ヶ月前、友達が日本からオシャレなパッケージに入った葛湯を送ってくれた。その名も「Kudoux(クデュウー)」。名前がオシャレでしょ。葛湯とフランス語のdoux(甘い、なめらかな、心地よい、という意味らしい)をつなげて、くでゅうー。くでゅうー。
この友達、なぜか葛製品を送ってくれる。(えぇ、そこのあなたね。身に覚えがあるでしょ。)
葛をといてシャーレのような入れ物にいれてシャカシャカと降って作る葛餅セット。こちら、面白いし、うまい。
そして、今回は葛湯。
むむむ、、、葛湯。
実は、苦手であった、、、。
ずいぶん前に実家から持ってきてた生姜の入った葛湯。お湯を入れてかきまぜて、、、おえっっ。甘いっ。
失礼ながら、私の葛湯の第一印象はこれ。
実は生姜湯も好きではない。生姜は大大大好きでよく食べるけど、市販の生姜湯になると甘くて堪らん。
葛湯も生姜湯も、私の中では一緒になってしまったわけ。お湯入れて溶かすっつーことで。
で、いただいた葛湯。本葛を使っているようだし、もったいない。飲めなかったとしても何か他に使いようがあるだろうと思って、ネットでググってみたのね。
そしたら「葛湯がうまくとろとろにならないんですけど、どうやったら、、、?」って相談している人がいた。
なぬ? 葛湯をお湯入れただけよりもとろとろにする方法?
やり方は簡単。お湯を入れてかき混ぜた後、10秒くらい電子レンジでチンしてかき混ぜることを繰り返す。それだけ。
え。そーだったの?
知らんかった。
いただいた葛湯が甘いって言っても、葛特有のとろっとろになってたらイケるんじゃない?
ネットに書かれてある通り、10秒チンしてかき混ぜてを繰り返すこと2回。おおぉ。来たよ、葛感。
3度目のチンをトライしたけど、2度目と変わらないのでここまでだろうと思って終了。食す。
うん。葛だよ。甘くてもおいしいよ。きっと身体を暖めてくれるよ、これなら。
なーんだ、解決!ってとこで、葛湯をちびちびとスプーンですくって飲み(食べ)ながら、葛湯のパッケージについていたパンフレットに目を通す。
あぁぁぁ。クデュウーのおいしいお召し上がり方、書いてあるぅ。
鍋で作る場合と電子レンジで作る場合の両方とも書いてあるじゃんかぁ。
先に読んどきゃ、もっと前からクデュウーしてたのにぃ。クデュウーを使ったプリンの作り方まで書いてあるぅ。
紆余曲折。
まがりくねりながらもたどり着いた葛湯の頂き方。心得ましたので。
というわけで、そこで画面を見つめて読んでいる友よ、クデュウー、くでゅうー、ありがでゅう。
あははは。笑った笑った。
ReplyDelete解説をありがでゅうぅ♪
385さん、ありがでゅう。こんなわけでおいしく頂いてます。
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