Wednesday, 28 September 2011

待てないイタリア人 -郵便局にて

郵便局にはよく行く。
公共料金の支払いは都度現金払いしているので、手数料が少ない郵便局で手続きしている。

ここで毎回悩む。
日本の郵便局や銀行と同じく、自分の目的に合わせて番号札を取るシステムなんだけど、郵便業務、支払いや口座開設などと分かれている中、「郵便局に口座を持っている人のための優先番号札」というものもある。
私は郵便局に口座を持っている。だから優先番号を取れる。
でも、いつも優先番号と普通の番号と、どちらを取るか悩むわけ。
なぜかというと、優先番号を取って、大勢の人が待っている中をさっさと用事を済ませたら、大きな声の独り言で「何で中国人は待たないわけ?」といったことをのたまうおばちゃんに遭遇したことが何回かあるから。
中国人だから待たなきゃいけないっつー規則もないだろがー!と言いたいところ。
大概、そういうおばちゃんは声がでかい。周囲の人は無視してるけど、賛同する人がいると一緒になって、郵便局から出ていく私をちろちろと見ながら文句をたらたらと言い続ける。

気にしなければいい。言わせておけばいい。そう言われればそうかもしれない。
でも、いい思いは残らない。それが何回かあると、ほとほと嫌になる。

今日も”文句のたまい系”のババアがいた。まずは、郵便局に入ってきた私を下から上までなめるように見る。(やめてくんねーかなー、こういうの。)

たまたま、カウンターにいた2件の客が時間のかかる用事をしていたから、当然のことながら待つ人はどんどん増えていく。文句のたまいババアは、隣にいるご主人にひたすらと長い手続きに対して文句を言い続ける。声がでかい。
優先番号を取って待っていたけど、ババアの文句がすごいから、念のため普通の番号も後からとった。郵便局の用事ごときで嫌な思いを重ねていくのは嫌。だから、優先番号が呼ばれても、文句のたまいババアよりも早かったら無視して普通の番号が呼ばれるまで待とうと思った。たまたま、昨日からコミュニケーションのズレで引きずっていたことがあって、どんより落ちぎみだったから、これ以上落ちたくなかったのがホントのところ。

長い手続きをしていた人たちがやっと終わり、次の番号が呼ばれる。その番号を持っていたのは足の悪いおばあちゃん。一歩、一歩とカウンターに近づくけど、局員は気付かずに次の番号を呼んでしまった。足の悪いおばあちゃんの次の番号が呼ばれたと同時に、おばあちゃんはカウンターに到着。そのまま手続きを済ます。
もちろん、足の悪いおばあちゃんの次の番号の人、10代くらいの若い女の子は後ろで待っている。ま、この辺まではよく見かける光景。

おばあちゃんが手続きしているうちに、隣のカウンターで番号が進んだ。
女の子の次の番号を持っていたのは、例の文句のたまいババア。つかつかとカウンターに進んでいく。
横から「すみませんが、私の番号の方が早いのですが」と女の子が声をかけてカウンターに進もうとした。

それをっ!
「あんたの番号はそっちのカウンターで呼ばれたんでしょ。このシニョーラの後まで待ちなさいよ!」と、しっしっと手で追いやる。

えーーーーーーーー。ババア、そりゃないだろーよーーーーー。

周囲の人も「あーあ、困ったババアがいるぜ」といった表情。
一人待つババアの旦那は、いたって普通。社会性のない妻に慣れきって気にしないようにしてるのか、マヒしてるのか。マヒしてるんだろーなぁ。

このババア、何の手続きをしたかったのかわからないけど、窓口局員では対応できず局長が呼ばれ、 カウンターの裏手の別部屋へと通された。
何の手続きだか(クレームかもしれん)知らんが、私の用事が終わっても出てこなかったから、相当時間かけてると思われる。
フロアでじーっと待つ旦那。マヒしとんなぁ、マジで。

クレーマー率の高い欧米社会。
できることなら自分に火の粉が降りかからないようにと思って取った二つの番号。
結局、「郵便口座を持っている人のための優先番号」は呼ばれなかった、、、。
ま、いいけどさー。

ただの文句のたまいババアならば遭遇することはある。されど、このババア、、、。
窓口局員が局長と話をしに奥へ引っ込んでいる間、カウンターから旦那の方を振り向いて何か言って、ニッと旦那に向けたその笑顔。
前歯、全部金歯ーーーーーーっ!?  こわーーーーーーーーっ!
わかる? お歯黒ババアにニヤッと笑顔を向けられる感じよ。

いらんのに脳裏に焼き付いてしまったその顔。あーん、夢に出てきたら怖いよー。 




全然関係ないけど、先日見つけた看板。

きっと、電話が家庭に普及してない頃、電話交換所みたいなとこだったのかと思うんだけど。

まだ街中にはこういうのが残ってるよ。

3 comments:

  1. 出たっ! 黄金バット!!
    きっとスンゴイ金持ちなんだろうねぇぇぇ。
    (悪いコト一杯したのかな??)←妄想

    レゲーマンでバリバリ金歯の人がいたなぁ。
    http://www.goldie.co.uk/cooking-with-goldie-cliffy-chicken
    あぁ、この人だ↑(歯列の乱れが気になるけど)

    オシャレらすぃよ〜。

    番号札2枚取るというのは考えたね。賢い賢い。
    チーノじゃないわいっ!と言っても仕方なさそうだしね……。

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  2. 385さん。
    おほほ、黄金バットね。なかなかなネーミングだわ。金持ちっぽい装いだったよー。でも歯並びは良さそうな感じだったわ。このレゲエマンすっごいけど、本物の金歯か? あ、矯正終わった?

    中国人と間違えられるのは飽きたぜ。でも、間違えられても仕方ないさ。日本でアメリカ人とカナダ人の区別がつかないようなもんでしょ。フランス人とスイス人とかさ、絶対わからんし。

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  3. 私ったら、やっぱりアラシ?
    またはネットストーカー?!

    ブラケットの矯正は終わったよん♪

    アメリカでは歯の上につけるアクセがオシャレ!
    と一時期はやったらしい。いまもかな。
    グリル(Grill)って言うんだってー。
    矯正仲間さんに聞いたお話だよ。

    てことで、もしかしたらレゲエマンのは付け金歯??

    確かに欧米人で国元は分からぬわ〜。

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