Saturday, 27 October 2012

シンデレラ気分♪

昨日、近くの市で開催を始めたヨガクラスで教えた後、帰ってくると玄関で相方が私の靴を片方持っていた。

何事かいな?

と思ったら、相方は私の足サイズを知りたかったらしい。

これまた、何でかいな?と思ったら、相方マンマが来ていた。こちらの靴を私に持ってくるために。


シンプルな、黒のヌバック靴。かわいい。しかも新しい。

なぜゆえ? 私に?

理由は、私の足が小さいから。

相方家族の女性陣の足は普通サイズ。あるいは少し大きい。日本サイズで言えば、24〜25センチってところかな。
(25センチくらいの相方姉は170センチを超える長身)

で、どこかから来る小さめの靴は私のところに転がり込んでくる。

今までにも、私には大きいですけどっていうカンペールの新しい靴も舞込んできたことがある。
私に大きかろうが、他のみんなには小さい。
小さくて履けないより、詰め物して履ける私に、デザインが気に入ったならもらってくれと持ってきてくれるのだ。

今回の靴も、シンプルで私好み。
足を入れてみる。

ぴったり!となればいいところだが、ちょいと大きい。でも大きすぎないほど。
なので、喜んでいただくことにした。

この靴はいったいどこから来たのか?
試着して履けなかったものをわざわざ買ってくるわけない。

聞いてみると、相方マンマのボーイフレンドの家で見つかったもので、どうやら、そのボーイフレンドのお母様の持ち物だったとか。

てことは、、、?

相方マンマのボーイフレンドって80歳近い。
そのお母様はとうの昔に亡くなっている。

お母様が若かりし頃の靴。
推定、1930年代の靴だろう、と。

えぇーーーー? マジでーーーー?

80年近く前の靴が、新品で、綺麗なまんまでここにある。
これってすごい。

しかも、戦火をくぐりぬけた靴?

80年の月日を経て、私の手元に来たってすごくなーい?
「シンデレラみたい!」ってポーズをとってしまった。

この靴、サイズが34だか35(ヨーロッパサイズ、日本で言う22〜22.5センチ)だからって持ってきた相方マンマ。
靴のデザインによっては、35でも入る私。

相方マンマが帰った後、靴をぬいでよく見てみると、裏に39って打刻が、、、。

あり? すんごい大きいやん。(履いた感じ、そこまで大きくなかったけど)

急いで相方に「これ、39だけど、マンマは自分で履けるんじゃないの?」と言うと、」いいよ、外反母趾だから履けるわきゃない」と言われて、私がいただくことに。

本当の本当に80年前の靴なのかは、ちょっと疑問が残るところもあるけれど、そうなんだってことにして、私のところにやってきたこの靴を大事に履こうと思う。

ま、ヒール靴、全く履かなくなった私なので、いつ登場することか、、、。

Saturday, 20 October 2012

朝のリズム

ここんとこ、疲れてます。なんだか。

今月から仕事が少し増え、ここ2週間ほど、出かけること、人に会うことが多かった。
人に会うのはもちろん楽しい。ただ、楽しさの余り、エネルギーを注ぎ込みすぎて、帰ってきてぐったりしてるのだ。

あまりにも、普段、人と接触していないことの表れなのではないかと思ってる。
要するに、外部からの刺激が少ないというか、、、。

いや、少ないわけではなく、以前(日本にいたころ)より減ったからなのかと。

減ったことに慣れるのも大変。
ちょっと外部刺激が続くと、こうして疲れが出て大変。
外部刺激が多い状態でも、少ない状態でも、そのペースに慣れるのも大変。

東京の仕事を辞めて1年間くらい地元にこもって、再度働き始めたとき、通勤ラッシュの品川駅の階段の頭の波を見て、本気で気が遠のいたことがあったなぁ。
自分があの頭のひとつなんだと後から冷静に考えたら、またまたふわ〜っと。

なんにしろ、ちょっとのことで慌てて普段のことができてなかったので、胃に出てきた。

これほど弱っちかったのか、日本より静かな生活をしているから気付きやすくなったのか。
はたまた、年齢か、、、?

今朝から少しずつ、強制的に朝のリズム取り戻し中。
起きて、ネコにごはんをあげて、自分の作業場でもあるキッチン(料理、食、私の作業場は全部ここ)を箒で掃いて、瞑想してヨガをする。それからスムージー。

朝の、野菜+果物のスムージーはやっぱりおいしい。
ここ2週間ほどサボってしまったし、食事も簡単に作れるものが多かった。

一番嫌な時期にリズムが狂ってしまったこともちょっと焦りがある。
もうすぐグレーの空と霧の深い季節がやってくる。11月が私には一番嫌な月になってしまったかも。

まだ太陽がある10月。このうちにリズムを戻して、グレーな11月を乗り越えて、太陽が少しだけ戻ってくる12月までがんばらないとねー。

疲れたときは木を見上げる。
これが、私の今の生活の中で一番簡単なエネルギー回復法かな。



Tuesday, 2 October 2012

イタリアで出会う、日本のもの

昨日スーパーで買ったもの。

SATSUMA MIYAGAWA.

サツマ ミヤガワ、、、?


おおぅ、薩摩宮川。温州みかんでないの〜。

もともと青い種類なのか、まだ青いうちから販売してるのか、よくわからないけど買ってみた。

青いせいか少し酸味が強かったけど、何だかイタリアのマンダリーノともどことなく違うふるさとの味が(ネーミングに躍らされてる?)。
懐かし、美味し。

こちらはイタリア南部カラブリア州産。イタリア南部は色んな種類の柑橘系を育ててるようですね。試し甲斐があるなぁ。

瀬戸内出身のうちの両親。故郷の島はみかん畑ばっかりで、おみやげもみかんを使ったお菓子がたくさん。
毎年、一箱は親戚からみかん箱一杯のみかんが届いてた。複数の親戚から届くと、毎日みかん、みかん、みかん。ひとつ腐ると大変だかんね〜。
ま、とにかく、寒くなるとみかんなのだ。あー、こたつが欲しい。

(「腐ったみかん」という言葉を聞くと、金八先生の加藤くんが出てくるのは私だけでしょーか。 年齢ばれる前に自分弁護しちゃうけど、あの金八先生のときは、私はまだ小さくてよくわかってない頃だからね。身に染みてわかるようになったのは、再放送とか、再放送とか、再々放送とか、再々再とか、、、、どーでもいいか。)

1キロ 1.79ユーロ。高いのか、安いのか、、、?
南ではもっと安いと思うな〜。
でも1.79ユーロでふるさと気分にしばし浸れると思うと、安いもんなのだ。

Monday, 1 October 2012

免許切替・はじめの一歩は証明写真

先週、大雨が降ったんですよ。強烈なのが。
うちみたいなヤワな窓枠は、雨水がジュワジュワと流れ込んでくる。
うちは東以外の三方向に窓があって、どこからも水が入ってきたから大騒ぎ。
ぞうきんの類、風呂場の足ふきマットなど総動員して、5ヶ所の窓をせき止め。
あっちを閉めて、こっちの窓の下の床をふき、閉めたはずのあっちの窓が強風で開いてしまってすぐさま閉めてまた床拭き。(全部観音開きの窓です。)
心配なのはベッドルーム、ここは木の床なのだ。でも、この部屋の窓だけ頑丈で水が入り込まなかった!  あ〜良かった!

後から義姉の家の話を聞いたら、天井から下がっているランプをつたって水が入ってきたんだとか。こわっ。電気と水っ!
家の中でも一番窓から遠いはずの、建物の共同階段につながる玄関にある足ふきマットが、踏んだら”グシャッ”とした感覚だったそうな。(←甥っ子談)
どんだけ隙間があるんでしょーか、この建物。

そんな雨が来て、一日中降らずとも、一日に一度ほどざざーっと雨になる日が続いた先週後半。
自動車学校に書類について聞きに行くのをサボったら、他の仕事が入ってしまい、もー出かけられんわいっとなってしまって、週末に入り今日に至る、、、。

そして、明日辺りに領事館に行って日本の免許証の翻訳してもらおうかと思ってたら、明日はショーペロ(スト)だよ、とミラノの友達から情報が入った。

うーむ、立ちはだかる壁。
雨と一日だけのショーペロ。ひょいっとまたいで越えられるほどの低〜い壁。
越えられない理由は、私が怠慢なだけなのさ。

で、今日は証明写真を撮ってきた。(自動車学校に聞きに行っても良かったけど。)

要領は日本と一緒。
町のどこかでふと出会う、スピード写真の小さな小屋。
色んなサイズの写真が入ってて、5ユーロだった。

あれ? 前回、滞在許可証など手続きしたときにはもっと高かったような気がするんだけどなぁ。

実は、この前回に撮った写真が余っているから使おうかと思ったけど(2年前だけどさ)、当時と比べれば明らかに髪が長い。肩につくかつかないかの長さの髪が、腰まで来た。こら使えんわ。

余談だけど、25歳くらいまで堂々と18歳のときに撮った証明写真を使用していた私。
現在有効な写真付き書類には残ってないから、この話、もう時効ね、時効。

とりあえず、現在までの免許手続費用:5ユーロ




こちら、本日のかぼちゃ。
肉薄、残念なかぼちゃだったー。上部は1センチほどしかない。
スープにしちゃったけど、薄っぺらいもんだから、火が通るの早い早い。
味は、可もなく不可もなく。それなりのおいしさのかぼちゃでした。

あぁ、秋だなぁ。





Thursday, 27 September 2012

重い腰あげ、書き換えるぞ! 免許証!(今日は意気込みね)

いずれは日本の運転免許証をイタリアの運転免許証に書き換えなきゃあかんな〜とは考えてた。

でも、

・収入が少ない中、それなりの手数料がかかる。
・うちのオンボロ車は、ここ数ヶ月、運転中に100%確実にエンストを起こすから怖い。
・冬場は濃厚な霧に囲まれる中、運転なんかできるかいっ!
・世界で1、2位を争うガソリン代、やってけるかいっ!
 ってな理由で、 伸ばし伸ばしにしていたら、、、。

「イタリアで住民登録をしてから4年以内に手続きを済ませないと、イタリアで免許を取直しになる」


との情報を耳にした(いや、目にした)。


そーいやこれだ。合気道仲間のフェランテが夏前に言ってた。「知り合いのルーマニア人が書き換えできなくなってしまったから、早く手続きした方がいいよ」って。

*現在はルーマニアの免許証でも運転できると思うので、過去の情報だと思います。

しかも、私の日本の免許証は来年に期限が切れる。その前に済ませないと、イタリア住民登録の日付と、免許証発行の日付の、どちらが古いかとやら何とやらで、またややこしいことになるらしい。


なので、今だ! 今やらなきゃ!


で、覚書として、ここにもメモします。

夏前に、相方が免許書き換えしたときに自動車学校でもらってきたメモ、「Conversione Patente Estera(海外免許の〈イタリア免許への〉書き換え」を転記。

※Provincia di Cremonaの場合です。(2012年6月にもらってきたメモに記載されているものを転記)

・Patente estera non scaduta + fotocopia (海外発行の有効期限内の免許証とそのコピー)
・Certificato medico ufficiale sanitario (Lun. h 16.00 1 Foto (per autentica sul certificato) + carta d'identità)(健康診断書、証明写真1枚、イタリアのIDカード)(Lun. h 16.00の部分がわかんないんだけど、、、月曜16時? 何の意味?)
・C/C 9001 €9.00 - 4028 €29.24 (超暗号・怒! 手数料振込先の番号と振込額です)
・1 fotografia (sfondo chiaro 33 x 40 mm)(写真、背景が明るく33x40mm)
・Fotocopia cardta d'identita (イタリアのIDカードコピー)
・Traduzione della patente (rilasciata dal Consolato) (大使館・領事館発行の免許記載事項の翻訳)
・Dichiarazione di autenticità della patente in marca da bollo da €14.62 (申請書、印紙付き)
・Fotocopia permesso di soggiorno (se in possesso solo del passaporto serve anche la traduzione giurata dello stesso + certificato di residenza oppure dichiarazione sostitutiva di certificazione resa presso il consolato dello stato d'orgine. (滞在許可証のコピー、後半の書類は聞きなれないものがあるので省略)
・Certificato storico di residenza(住民履歴(住居履歴?))

以上、らしいです。

きちんと印刷されたものであっても、疑いたくなるイタリア。
領事館に掲載事項を翻訳してもらった書類に、県庁のハンコはいらんのか?

まず相方に聞いてみた。

Dichirazione di autenticità della patente(申請書)とやら、、、。どこでもらえんのかなぁ?

適当な相方、「領事館にあるんじゃん?」

 
あるわけなかろーが、、、そんなもん、、、。

一喝いれると、「今度自動車学校の近くを通ったときに聞いてみようよ」と、"こいつの質問は怖いから早くこの場を去りたい"光線をバリバリに出しながら言うので、「んじゃ、いいよ」と解放してあげた。


さーて、私よりずっと腰が重い相方のサポートを得てとりかかる免許書き換え。最初の質問にあんぽんたんな答えを返してきた。
こんな相方を頼りにしながら、果たして何日かかって、おいくら万円かかるのか(全部込みで200ユーロ程度との噂)。

随時レポートするのだ。




最近のネコやん。

卵暖めてます。

Saturday, 15 September 2012

ネコにヴァレリアナ

先日から、うちの家具、食品圏キッチン用具圏私の手づくり用品を入れている棚を少しずつ掃除している。

今朝は、お茶の整理。

お茶はよく飲む。だから、いつの間にかいろいろな種類が増えてしまう。
今朝も「飲んでから買うようにしなきゃ〜」と反省した。

テーブルにお茶を入れたトレイを出して、このテーブルに背を向けて他の作業をしていたら、うしろでごそごそと、、、、。





あ、うちのヴァレリアナ狂が、、、。
お茶の箱の間に頭を突っ込んで陶酔してる。
左上にある黄緑と薄い黄色の箱が(ちなみにその後ろには今朝作ったおにぎりが♪)、ヴァレリアナ(カノコソウ、吉根草)入りのハーブティー。
でも、ネコはどれがヴァレリアナかわからないので、ひたすら奥に奥に顔を突っ込んで、顔をあげない。

面白いからしばらくやらせといたんだけど、ヴァレリアナの箱を嗅ぎ当てて、箱破壊を開始したのでやめさせました。

あー、おもしろい。ネコにヴァレリアナ。

Tuesday, 11 September 2012

徒競走から股関節まで

昨夜、寝しなに思ったこと。

徒競走の「徒」って何だ?

オリンピック、パラリンピックでは、陸上競技で100mとか200m、距離だけ表示すれば徒競走ってことになる。
テレビで、100mとか数字と文字しか見てなかったから、「徒競走」って言葉を忘れてた。

「ぎょうにんべん」に「はしる」だ。
「徒歩」の「徒」だ。

調べてみた。
三省堂大辞林によると行人偏は、「道、または行くことに関する文字を作る」のだそうだ。
「徒」に関しては、質疑応答のサイトに「自分の足で歩くこと」ということを書かれている方も。

ふーん。なるほどね。
自分の足で競争するのが「徒競走」なわけだ。一件落着。


ところで。
オリンピック、パラリンピック、ほとんどテレビつけっぱなしでした。
パラリンピックの陸上競技、特に膝辺りから義肢を装着して徒競走に出場している選手に目が留まった。

速い人は股関節の前後の稼働範囲が大きいように思う。
つまり、一歩が大きい。
例えば、同じスピードで足を交互に前後に股関節から動かせるならば、歩幅が大きい人の方が圧倒的に有利ってわけだ。
100m走は真横から撮影したものを放送するから、今回はその辺に妙に着目してしまった。
どうしてあんなに速く走れるのだろうと疑問に思って、義足を装着した選手をじーっと見ていたけど、義足であろうがなかろうが、股関節の稼働範囲が大きい人はきっと有利なのかと思う。

私、股関節は固くはないけど、むちゃくちゃ柔らかいわけでもない。
当然のように、左右の違いもある。
股関節に限らず、足の付け根から下腹部が柔軟で滞っていないことは、とーってもいいことでしょう。
リンパ節が詰ってるし、排泄にも重要。
しかも、この上には大事な大事な腰、果ては上半身が乗っかってる。
ここが動かなきゃ、歩けない、よねぇ。(解剖学的に説明できるほどの知識はありません。)

ということで、今年(イタリアの”ことはじまりシーズン”は夏休みが終わってから始まる)のヨガは、下腹から股関節を柔軟に解放するってことに重点を置こうかと思う。
先週から、プライベートクラスの生徒さんのレッスンがはじまっていて、今週はオープンクラスがはじまる。

デスクワークもしくは高齢の方が多い私の生徒さんたち。体の中心から末端へ、末端から中心へ、意識して動かしていこう。
何かしら、体にも心にも違いが表れると嬉しいな。

(あ、生徒の「徒」も、徒競走の「徒」だ〜。生きて、自分の足で歩くってこと?)