Wednesday 2 October 2013

運転と携帯とラジオと

去年からバスに乗る機会が増えてます。
週に数回、隣の県まで通っていて、途中にある街をぐるっと廻って乗車時間40分ほど。
県をまたぐバスなので、街中循環バスとはちょっと違う感覚で、街を出ると畑の景色が広がる幹線道路をぶっとばして、途中にある街に寄って、目的地に着くというもの。ほぼ直線道路をぶっとばしている、幹線道路ではかなりスピードも出さないといけないし(80キロ? 法定スピードは詳しくありませんが乗用車は余裕で高速道路並のスピード)、バスも観光バスサイズか2連結バス(通学時間以外ムダ!)で、ほとんど長距離バスという感覚。

運転手さんも色々いるけれど、7〜8割は、、、。

よくしゃべる!

毎日通学にバスを使う高校生としゃべり、誰か知り合いが乗るとしゃべり、さらには携帯で40分ほど最初から最後までしゃべりっぱなしなんてこともざら。

しかも、携帯はハンズフリーのマイクを着けてる人なんてゼロ。
携帯が鳴ったら即応答!
先日は30分以上も友達らしき相手と旅行の相談。ちなみに会話の中で行き先の候補地に「日本」も出てきたみたいだけど、この運転手により即却下。観光するためにあちこち動き回りたくないんだって。どうやらリゾート+ちょい観光を希望みたい。バスの騒音もあって自然としゃべる声も大きくなるから、会話筒抜け!
毎回ロトンダ(信号の替わりのラウンドアバウト)は入り損ね(←片手で運転してるから)、ブレーキ踏む踏む! カックンカックンと、たーすけてー! 酔うわっ!

それ以外にも、95%くらいはラジオをガンガンにかけてます。熱唱するイタリア人歌手の歌は知らなくとも、バスを降りてからもしばらくメロディーが頭に残ってます。
一度、音が小さめでうるさくなくてよかったわぁと思ったら、ある瞬間にぐぐぐっとボリュームアップ!
何で?と思ったら、、、。星占いだった、、、。あ、そこだけちゃんと聞いてるんだ、、、。

で・も。
顔見知り、携帯、ラジオ(の星占い)だけが運転手の運転の妨害になるわけでもないんですよ。

ここがおしゃべり好きなイタリア人。
知らぬ乗客が運転手に話しかけるんですよ。内容は割と世間話。しかも、かなり高い割合で運転手も話しにノル!
昨日はおばちゃんが「この前乗ったバスはこんなんだった」と、クレームでもなく世間話をいきなり切り出しました。しかも、乗客は私とそのおばちゃんだけだったので、車内は超静か。本当にいきなり!というタイミングで話しかけてましたよ。
(乗客二人だけど2連結バス。ムダでしょ。)

しかも、この運転手は10何年ぶりにこのエリアを運転するから、そのエリアのバス事情は知らないと言っていたので、おばちゃんと運転手が「いつもの運転手さん」「いつものお客さん」ではないことは確か。

こちらもおしゃべりすること約10分。おばちゃんがバスを降りるまで続いたのでした。

日本では実家が駅から遠いので、毎日のようにバスを利用してたけど、「運転中は運転手さんに話しかけてはいけませんよ」というのが子供への教育。それで育った私は、勤務中に携帯片手に大型バスを運転する運転手なんて信じられんっ!
ここ数年は実家に帰ると、走行中に立ち上がると運転手に注意されるほど安全運転の徹底ぶり。
事故がなきゃどっちでもいいとは思うけど、安心できるのは『予防』をしている方でしょう。

イタリアのバスの運転手さん、私が知る限り、大きなバスを狭い道路でも壁すれすれにうまく通っていくので腕はいいと思ってます。

でもね、やっぱり恐いよー。大型バスの片手運転。

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