Saturday, 24 November 2012

街独自の標識、こんなんあるんだ +イタリア駐車場事情

先日、来るまで20分くらいのところのSoncino(ソンチーノ)という街へ行ってきました。
街中にはミラノのスフォルツァ家が作った要塞が残っていて、周囲は緑に囲まれたこじんまりとしたところです。
近所ということもあって、ちょっとした用事で行くこともあります。

で、こんなん見つけました。消えかかっているけどわかるかな。


枠がなくてわかりにくいのですが、駐車場のスペースに描かれているマークです。

女性と乳母車が公共駐車場スペースに。

そう、これは赤ちゃんを連れた人優先の駐車スペースなんですよ。


その名も「Parcheggio Rosa(パルケッジョ・ローザ)」。「ピンクの駐車場」でさぁ。

妊娠中の女性、1歳までの子供を連れた人優先だそうです。


イタリアの公共駐車場、路上駐車スペースは、大概、白、青、黄色に分かれてます。(私の知ってるかぎり。)

白は無料で自由に停めていいところ、青は有料(指定時間外は無料になったりする)、黄色はそこに停める権利がある人用です。例えば、配達中の一時駐車とか、車いすの方とか。
その駐車場近辺に住んでいる人も、青か黄色か覚えていませんが、駐車権利を示す表示を車の中の見えるところ(ダッシュボードとか)に置いておけば、有料のところに停められます(この場合は、停められるエリアは決まってますが)。


ソンチーノで見つけたピンクは、青ラインの駐車場にありました。優先だからといって、無料になるわけではありません。単に場所を優先してもらえるだけです。

しかも、これは道路法に基づくものではないと看板に注意書きされてます。ソンチーノ独自のものなんでしょうね。


ちなみに我が家の前は白ラインの駐車場。
一応、アパートの裏庭に私用駐車場がありますが、門を開けて入らないといけないので、相方は面倒だから長期外出でもしないかぎり、一般の白ラインのところに停めてます。

不思議なのは、このスペースのほんの数メートル、うちのアパートの車入れ用の門の幅だけ先の部分は、青!
車の往来が多い道路だけど、たったのこれだけで有料と無料の差が出てしまう。誰がどうやって決めるのかねぇ。

家の前の白ラインが満車のときは、家の裏の道路の白ラインまで行って停めて歩いて帰ってくるか、この目の前にある青ラインのところに停めてます。
この青ラインのところは、最初の30分は無料(場所によって、最初の○○分は無料になってるところあり)。
30分以内に白ラインに停めてる誰かが移動するだろうから、空いたらそこに停めようという考え。
うちの相方は30分もしたら車を停めていることを忘れてしまうのではないかと、いつもハラハラしちゃうけど、一応、まだここでは駐禁をとられたことないです。

駐禁でも何でも、罰金は忘れた頃にやってくる。こんなとこに駐禁したっけ?って忘れてしまうくらい後に。
駐禁取り締まりの人が見に来て、車のナンバーなど書き留めて帰り、実際に駐禁キップと「罰金払え」って通知が届くのは数ヶ月後。あぁ、恐ろしや。

2 comments:

  1. あらまっ、素晴らしい!
    日本じゃ電車の中に乳母車持ち込むなー、
    なご意見もあるというのに。

    ちなみに、車を保持してたのって半年くらいなのに
    2回も罰金払ったことあるよ@スッコトランド。
    確か…簡易裁判所まで行ったような。

    気を付けて。

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  2. 385さん、
    ここイタリアは乳母車押してる人に寛容な国だった! 何かと皆さん道をあけてあげてるし。混んでる電車もバスも堂々と。だからと言って、乳母車を押してる人があまりにも周りに気を遣わない様子だと、周りのみなさまイラっとしていることは見受けられる。お互いを尊重しあって感謝の気持ちを忘れちゃいかんなぁと、こんなときには思うのだ。

    罰金で簡易裁判所まで行ったの? 何したの?
    うちは別の街で駐禁を切られたとき、これがまた非常に悔しい駐禁の切られ方だったんだけど、目の前でキップ切られて手渡しされた。書いてあることにゃ、「○○(駐禁を切られたエリア)の警察署に×月×日までに出頭して払えば、△△ユーロの罰金」と、通常の罰金より割安の金額が。でも、キップを切った人に直接支払えるわけではないし、その日は週末だったから、その足で警察署に行くわけにも行かず。家から1.5時間ほど離れた街までもう一回罰金のためだけに行くかっていうと行くわけもなく、、、。
    泣く泣く、高い罰金を払ったよ、、、。後から払う分には、どこで払うか覚えてないけど、どこでも支払いできるみたい。

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