Wednesday 10 August 2011

1年なんです

去年の今日、色んな想いを背に日本を旅だった私。

いや、背負ってきたのは荷物だけ。”色んな想い”っつーか、”色んな重い荷物”を背負って飛行機に乗ってきた。
慌ただしくて、感傷に浸ることもできなかったわ。

イタリアに来て1年経ったのー。

この1年、大変だろうとは考えてたけど、予想より辛かった!
何が一番って、社会活動が激減したこと。友達とのなんてことないおしゃべりが恋しい。
その場にいて体験して実感すると違うわー。体験してもいないことを、簡単に人の話に相槌うって「想像つくわ〜」なんて、今後は軽く言えないわって振り返っちゃった。

言葉ができないまま、99.9%イタリア語しか通じない土地(同じ街で日本語でコミュニケーションを取れる人は4人=日本人3人とイタリア人1人、4人もいるなんて私はラッキー)に暮らすのは何かと大変。(※ちなみに、ヨーロッパと言えど、イタリア人の英語率は日本並に低いと思います。特に都市部以外は顕著です。)
笑顔ならば通じるのかと思えば、通じはするものの「なんでそんなにいつもニコニコしてるの?」と怪しまれる。え? 気付かぬうちに”笑ってごまかせ”態勢にに入ってたのか? だとしても、笑顔もダメ?
そんなら笑わねぇぞ、と笑顔の出し惜しみをしていると、今度は顔の筋肉が重力に勝てず、時折、鏡で自分の顔を見てびっくり! 老化がっ! (最近は毎朝、田中宥久子さんの顔筋マッサージをがんばっている。)

笑顔の出し惜しみだけじゃない。しゃべってないのよ、私。この私がっ。
顔の老化どころか、脳への刺激も足りなくて、老化一直線コースじゃないのっ。

いかん。これではいかん。
先日、友達にメールしたとき「この1年は観察の1年だったけど、次は”行動”しなきゃって思うんだよね」と自ら書いた。
そう、行動よ、行動。

幸い、今年の春からつたないイタリア語を交えたヨガ教室を個人で開く機会にも恵まれたし(今は夏休み中で9月から再開予定←こういう夏休みが超イタリア的)、ボランティアで折り紙教室の講師をする機会もあった。本当に素晴らしいチャンスに恵まれたと思っている。
月一くらいでミラノで日本人の友達とランチしながら他愛ないおしゃべりするようになった。 この女子会、かなり楽しみにしている。
少しずつ、コミュニケーションの場は拡がってきている。

イタリア人でもどこの人でも、近所に話しやすい友達がいるといいなぁと思うけど、日本でだって大人になると友達探しが意外と大変だったりするのに、この土地でなんのコミュニティにも参加しないで人と出会うのは正直なところ難しい。
でも、やってみなけりゃわからんのだよ。ふふふ、できるかな。

さぁ、”行動”の年。
まずは、言葉をブラッシュアップして(この1年、勉強をさぼりました)、だらだらしないで、よく笑って、相方に八つ当たりしないこと(←去年の暮れくらいまでは、ひどかったわ〜)。

夏が終われば、暗いグレーの空に覆われる毎日が来る。
これを思うと、ずーーーーんと重くなるけど、まずはグレーの空を打破する勢いで行こう。



4 comments:

  1. がんばっているね。 毎日が体験、探検、発見でいいんですよ。 応援してます。 そのうちまた会えますように~!

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  2. 同感でございますぅ(涙)!
    最近やっとイタリア語の会話でも発言できるようになってきましたが、社会活動が遮断されている孤独感、もどかしいですよね。

    totoさんはヨガ等、率先して主催されて素晴らしいですよ!この調子なら行動の年となるのも目と鼻の先です!頑張ってくださいね。

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  3. Yumiさん、
    あぁ、Yumiさんにそう言われると安心します。この1年は、何かしたいのに何もできていないというジレンマでいっぱいでした。焦らず、少しずつ、体験、探検、発券していきまーす。次に会えるときを楽しみに、、、。

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  4. ビーボラさん、私たち、近いところに住んでたらよかったのに〜。
    イタリア語会話で発言できるようになってきたのは素晴らしい! 私は一生懸命、会話に入ろうとしても、何を言おうか考えているうちに次の話題に行ってしまったり、大人の会話に子供がうるさく邪魔して「ちょっと黙って待ってなさい」のような扱いをされることも、、、(←これをされた時はかなりショックでした、、、涙)

    でも、気楽に考えるようにしようと思ってます。ヨガ教室もそろそろ再開。がんばりまーす。

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