Saturday 30 July 2011

Barcelona Caixa Forumでおトクなアート鑑賞

おはようございます。
昨日アップしわすれたフレデリック・マレス美術館の展示の一部。ステキな人魚姉妹って感じのタペストリーかな、何だったかな。柄に気を取られて実態を忘れてしまったのだ。

拡大して見てみましょう。



















「おねえーさま、目玉が落ちそうですわよ」
「ま、大変。そういうあなたこそ、お腹が出てきたんじゃないのかしら、おほほほほほほ」
「うふふふふふ」


なんか、ゆっるーいでしょ。ほほ笑ましいでしょ。自分で作り上げてるだけだけど、なんか、いいなぁ、好き、好き。




さて、気分を入れ替えて、次の美術館へ。


カイシァ・フォーラム(読み方合ってるのか不安)。(Caixa Forum
スペインの大手貯蓄銀行ラ・カイシァが運営する美術館。スペイン各地にある。
バルセロナのカイシァ・フォーラムは、元工場を再利用してエントランスを改築した建物。ちなみに屋上にもあがれて楽しい(低いけど)。
滞在中の展示は3つ。映像アート、絵画、ドキュメンタリーアートなど、どれも面白かった。

驚きなのは、こちら”無料”!
今回、ロートレックの絵もあったんだよー。設備だってしっかりしてるし、ステキなカフェもあれば、ミュージアムショップだってなかなかのもの。(←展示を見る前に、相方と私はショップで展示を見るのと同じくらいの時間を過ごしたかも。欲しい本だらけ。)

バルセロナ、文化活動に力を入れている感じがしたぞ。すばらしい!
カイシァ・フォーラムでは、夏休みの課外活動なのか、学生ボランティアっぽい若者に引率された子供の団体が多かった。小さい頃からアートに触れるのって大事だよね。

カイシァ・フォーラムだけじゃない。街全体でアートを後押ししている感じを受けた。
街のあちこちに、スペイン内外のアーティスト作品が飾られてたり(ちなみにカタルーニャ出身の友人の作品もどーんと飾られている)、街のタイルからしてガウディのデザイン。

いつも感心させられるけど、バルセロナは街自体の都市計画がきちんとしているので、アートを飾って余裕をもって見ることができるのかも。
たとえば、ごちゃごちゃした街に「芸術作品でも置けば、雰囲気が変わるかな」なんて置いてみても、ごちゃごちゃ感が増すだけ。(今、私の頭の中にはミラノの某駅前のイメージが)
街がアートのための空間をつくり、アートが街に彩りをそえる。空間全体が気持ちよく感じられるのがいいなと思う。

バルセロナに50年以上住むカタルーニャ出身の友人から、内戦が終わった頃のバルセロナのイメージは『黒』だったって聞いた。
今では綺麗に堂々と建っている建物も、どんよりと暗かったんだって。都市計画の基本が作られたのは確か1850年代。ということは、内戦後、ほとんど今と変わらない街の造りのまま『黒』かったんだ。
今の街の気持ちよさからすると想像もつかないけど、今の形に築き上げた街を支える力は強い。

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