Thursday, 29 January 2015

やっぱりなかった、私の名前

学校の合格発表を見るようなタイトルですが(合格発表は受験番号だよねぇ)、久々にこのタイトルのようなことを実感。
私の名前、ごくごく普通ですが、漢字からでは素直に読めない。読み当てた人に出会ったことはかつてなし。たまにいるでしょ、名前を呼ばれて、読み方を訂正しなければいけない人。私、それ、それ。

最近、ノートブックの調子が非常に悪くなって、かなりお疲れモードなのでOSを再インストールしたり、色々と駆使してました。
長年、自宅ではMacユーザーです。最初から入っている日本語変換の「ことえり」をずっと何も気にせず使ってましたが、ここ数年は、人に奨められて「かわせみ」という日本語変換ソフトを購入して使うようになりました。

1回ライセンスを購入したら、OSを再インストールしようが、コンピュータ本体を買い替えようが、ライセンス規定に沿っていれば使えるもの。
それが、ショックなことに、ライセンスコードが書いてあるメールだけが文字化けして読めない! 誰かの陰謀?
「ことえり」に戻るか、、、と思って使ってみると、やっぱりしばらく慣れてしまった「かわせみ」に勝てない! 慣れって怖いもんだー。OS再インストールしても危ういノートブック、プラスして慣れた日本語変換ソフトがないと、作業効率がさらに落ちる、落ちる。

そんなわけで「かわせみ 2」とやら、新しいバージョンを購入しました。

そしたらね、変換中に追加候補として「人名地名辞書」がすぐに出てくる。こんなの昔はあったかしら、、、気付かなかっただけ?

で! 私の名前をひらがなで入れて変換してみた!

こんなにあんのかいな! と驚くほど、私の名前の漢字に負けず劣らず読めねーよという漢字の変換は出てくるけど、私の漢字は出てこなかった。

なかった、、、。

私の名前は、つけたい漢字が先にあって、後から読み方をつけられたと親から聞いている(後からつけなければならなかった理由、素直に読まなかった理由もある)。選んだ漢字の由来はわかっている。でも、この読み方になった由来は全くもって謎。もう40年以上もこのまま暮らしてきたけど、次回帰ったら改めて聞いてみようかなー。

Thursday, 1 January 2015

新年最初のやられてもーた!

大晦日の夜というと、(日本に帰国してるとき以外は)相方の実家(車で数分)で過ごす私たち。
相方の家族と過ごすわけではなく、家人が出かけて誰もいない家で、自分たちの家より大きなテレビで映画を観るという過ごし方をしている。
年を越して、そろそろ寝るか、というときに自分たちの家に帰って寝るという、単に実家を利用させてもらってるだけ。

昨日は実家に行く前に、近所の友人宅でおいしいアペリティーボをいただき、私たちは実家に移動して、いつものように食事して映画を観て(『テルマエロマエ』の1と、ジブリのドキュメンタリーを鑑賞)、夜中の3時頃に家に帰ってみたら、、、。

アパートの大扉が開かない!

大扉というのは、ヨーロッパにありがちな、建物の入り口の大きな木の扉のこと。
常に閉まっていて、中に入る人は鍵で大扉についている小さな扉を開けて入る場合が多いけれど、うちの場合は、昼間は大扉を開け放し、夜だけ閉めておくというスタイル。
だから夜遅く帰ってくると、大きな鍵を使って開けて入らなければならない。

その鍵が回らない!
家に入れない!

外はマイナス5℃とかそんな状態。
大扉を開けられず家に入れなかったのは2度目なので(数年前の夏にも一度あった)、夜中の3時にガチャガチャと試さず、即、ダンナの実家に引き返して、あちらで寝た私たち。

あー、やられてもーた!
(誰のせいでもないけれど)

先ほど、隣に住む大家さんに声をかけたら、寒さで鍵が凍りついていたのだろうと、、、。問題の大扉は、今朝は2階のおばさんが、内側からいつも通りに開けたらしい。
前回同じことがあったときは、大家さんの息子が夜遅く帰ってきて、内側から鍵を閉めたら錠前がひっかかって動かなくなってしまった。それで、後から帰ってきた私たちは入れなかったのだけれど、今回は、凍てつく寒さのためということで、、、。

ダンナの実家が近くにあって(ダンナも鍵を携帯してて)、暖かくて、食べるものもあって(昨日は私たちが持ち込んだ)、誰が来てもいつでも寝れるようになっていて、、、。これ不幸中の幸い。

かわいそうなのは、一匹取り残されたネコ様。
わが家の暖房は自動ではなく、家の中からスイッチを入れなければいけない。朝早くにはウ○コさんをすると、寝室の外でミャーミャーとお知らせしまくり、お腹が空いたと騒ぎまくる。

今朝、自分たちの家に帰ってきて、扉を開ける前からミャーミャー騒ぎ出すと思っていたけど、なぜか静か。
取り残されたことに怒っていないのかな、と思いきや!
ネコ用トイレの外と、人間用トイレの足下に放尿してあった、、、。ガーン。新年早々の仕事がネコの粗相の始末。道理で、ミャーミャーせずにしらーっとすましてたわけね。

新年スタートがこれだから、今年はこれからもっといいことある(はずだ)ぞー!


Wednesday, 31 December 2014

年明け最初の(小さな)やっちまった

先ほど、日本では年を越して2015年となったところ。

ダンナに「日本は年が明けたぞー!」と言いにいき(部屋で仕事中)、自分の居場所(キッチン)に戻ってきてパタパタと動き回り、日本で買ってきた小さな日めくりカレンダー、よくある古めかしい、ことわざ付きのカレンダーをひと足早くめくってしまおう!と思い切ってめくったら、、、。
ほら、初めのころって早くめくってしまいたくてフライングしたくなるじゃないですか、、、。

1月の表紙だけを切り取るつもりが、、、。紙が薄くて、、、。
一緒に1月1日を切り取ってしもーた!

あぁ、新年最初の(イタリアでは年末最後の)「やってもーた!」をやらかしてしまった。 

仕方ないので1月1日の1枚は、セロテープで上から貼り付けるという、、、。あははは。
乾いた笑いしか出てこない。 

そんな1月1日に書いてあることわざは「一期一会」。(これもことわざなのか?)
「急いては事を仕損じる」だったら、大爆笑だったのにな。 

2015年もいろんなステキな出会いがたくさんありますように!

Wednesday, 1 October 2014

泣いた後はまともに、、、

身内と運転練習すると喧嘩するってよく言うけど、うちも喧嘩しました。そんでもって、泣きました、思いっきり。ついでに日ごろの鬱憤も合わせて。

その数日後、義母から「ミラノに行かない?」と誘われて、義母とその友達と一緒にミラノに行く機会があり、行きの車の中で「この前ね、、、」と、義母の息子である私の相方に怒ってトイレに篭って思いっきり泣いた話をしました。

義母もその友人も涙が出るほど大爆笑。
「面白いわー。よくやった!」と。

義母からは「教習所で練習しなさいよ」と、そして友人からは「私も娘を泣かせて、私よりずっと静かな私の弟と練習させたり、教習所に行かせたわ」と言われ、やっぱり教習所に行った方が簡単かなと思い始めました。

「教習所に行くことに決めた」と相方に言うと、返ってきた言葉は、、、。

「なんで?」

は? おまえは反省の色なしかーーーー!

私が泣いたことなんか、自分のせいだと思っていない様子。都合いいなー、本当に。

相方に「なんで?」と言われたことを、義母に告げると、義母も開いた口がふさがらない。義母は大概私の味方をしてくれるので「まったく、うちの息子は、、、」と頭を抱えるばかり。

そんなわけで、昨日、ようやく初教習に行ってきました。
ほんの30分ほどだったけど、やっぱり教習所の先生は違うわー。車も運転しやすいし。いきなり出発でドキドキしたけど、車が運転しやすくてよかった。教習所の車はエンストしないようにできてるとか噂だけど、そのおかげだったのかな、、、。

とにかく、30分の練習を終えた後、教習所の先生はうちの相方に「奥さん、大丈夫ですよ。最初の5分くらいはぎこちなかったけど、僕は何もしないで済んだし(教官側のブレーキとか踏まなくて済んだってこと)。最初に数回一緒に乗ったら、後はひとりで大丈夫でしょう」と。

ほー、ほっほっほっほっーーーー! 高笑い〜!
相方も私の運転は認めてくれているけど、落ち着いた人と練習すれば、イライラせずに運転できるのよー。

というわけで、私の路上デビューは近い(教習所の車はもちろん路上教習ですが)。
されど、相方には、私が泣いたことの罪の意識はないまんまなんだろうなぁ。

Tuesday, 30 September 2014

たまには、泣いてみたり。思いっきり。

イタリアの車の免許を取得したのは去年の春。それ以来、何だかんだと練習する時間がなく(私の時間より、練習につきあってくれる相方の時間)、数回、スーパーの駐車場や日曜日の工場地帯などで練習をしたきり、放っておくこと1年以上。その間、前の車が廃車になり、車なし期間が数カ月あったりして、私が運転するなんて考えは、このままフェイドアウトしてしまうのではないかと思っていたけど、、、。

何となくやり過ごしていたものの、やっぱり必要。
何よりも、義母と義弟の奥さんが、ガンガンと押してくる。「もっと自由に行動できるツールとして車よ!」と。

夏の間、いつも以上に仕事が詰まっていた相方が落ち着くのを待って、今月頭に練習再開。また、日曜の工場地帯と、スーパーの駐車場で。

ある日、相方の実家の周り(ほぼ畑)で練習していて、私はキレた!
何に?って相方に!

畑のど真ん中の野道で、ぶっきらぼうに「左!」と指示する相方。
「は? 左がどうした?」
ウィンカーを出せと言うのか? この野道一本道で? 周りに車も歩行者もいないぞ。
わけもわからないので直進すると、「左にちょっとスペースがあっただろ。そこでUターンするんだよっ!」と。

はぁ? 誰が「左!」だけで、そこまで理解できる?

こんなやりとりは、上に書いたことだけではないので、積もり積もって沸々と怒りがわきあがり、「あんたの言ってること、わかんないのよー!」と爆発。
ちょっと先まで進み、民家に入る道のところでUターンして戻り、実家に車を停め、落ち着くために家に入ってソファーに座ったけど、煮えたぎる腹がおさまらんっ!

一生懸命、自分を落ち着かせて、「ただでさえ慣れてきた日本と反対車線を走んなきゃいけなくて、慣れないギアチェンジもがんばってて、私にとっちゃ第三言語のイタリア語で暗号みたいな指示を出されて、誰が運転できるっちゅーねんっ!」と怒りをぶつけた。
相方は、「頭が痛いから」を理由に機嫌が悪く、「おまえがすぐに怒ってたら練習にならないだろう」と。怒らせてるのは誰じゃいっ!

自分を落ち着かせたくとも落ち着かず、そんならば、、、
決めたっ! 泣いてやるっ!

ということで、何も言わずに2階のトイレに鍵をかけて閉じこもり、泣いた!
もー、大声で。わんわんと。

実家の周りは家があるけど、自分の家じゃないからいいやとばかりに、子供のように。
(義母も出かけてていなかったしね。)

運転練習でムカついた相方の態度が切掛けで涙が出てきたけど、出そうと思ったら、出てくる、出てくる。
「このやろー、こんな土地、出てってやるー!」
「イタリア語なんてわかんねーぞ、チクショー!」
ついでに悪態つきまくり。日本語で、もちろん。(こんな私は40代前半♪)

5分以上はひとりで泣いたかと。
ようやく、相方が「とぅちゃーん」と呼びに来た(相方は時に私のことを”とぅちゃん”とか”ととちゃん”と呼ぶ)。それでも、アピールしてやるとばかりに、わざと子供のように泣き続ける私。
ドアをとんとんとノックして、「とぅちゃーん、開けてよー、出ておいでよー」と静かに繰り返す相方。

だんだんと、ドアの向こうの相方の様子を窺っていると、面白くなってきて、でも、笑っちゃいけないとガマンして、もうちょっとだけ「罪悪感を抱けよ」とばかりに泣いてみた。

ようやく私の気持ちもすっきりしてきたので、そーっとドアを開けて相方の手だけ入れさせ、自分の気持ちの整理のために和解の握手をしてドアを開けた。

はー、なんか、すっきり。大声で泣いたのなんて、いつぶり?

相方は、運転練習中の自分のぶっきらぼうな対応に罪悪感を抱いたのか、どうなのか? その辺は謎ですが、私的にはすっきり。

長くなるので、続きは次回に。
涙って、心のデトックスよねー、本当に。

Saturday, 20 September 2014

あんな人もいれば、こんな人もいる。昨日の続き

昨日は相方が電話帳扱いされた件を書きましたが、続きが出てきました。

市で開催するとあるイベントで美術を担当している相方ですが、昨日はそのイベントのプレス会議に参加してきました。
本来ならば行く必要もなく(記者の前で話すわけでもないので、ただの関係者としての見物に呼ばれているだけ)、前日の夜まで「行きたくない。行かなくてもいいんだから、行かないかも」とブツブツ言っていた相方ですが、市外からイベントマネジメントしてくれる方にはお世話になっているので、その方と共に行ってきました。

家に帰ってきてから、「今朝の(電話で起こされた)話を市長にしたんだ」と。

で、市長は何と?

「ごめんなさい、私が悪いのよ!」

えー! 最初に謝った!
あたしゃ、びっくり!

市長は「私が悪いのよ。前日になってあの本屋の人を招待していないことに気づいて、連絡するようにアシスタントに頼んだの」と。

いや、前日の夕方になって気づいたのは遅かったかもしれないけど、市長がプレス会議に呼ぶ人の管理までしなきゃいけないんですか?
アシスタントに頼んだとは言え、アシスタントがとった行動が妙だったわけで、、、。
私から見て、市長が謝る必要はないのではないかい?

日本は「すみません」が多用される文化ですが、ここはイタリア。
相手に非があって「謝ってよ!」と求めても、言い訳ばかり続いて謝罪の言葉を得られないやりとりはよくあること。

非のない市長の第一声が謝罪の言葉だったとは!

本当にその人の性格ですね。どうやったらうまく相手の怒りを誘わずに物事の見方を変えられるか。
何となく、またまたこの市長の株があがりました(私の中で)。

この後、多分、市長がアシスタントに「電話帳を使いなさい」とか注意まではしないだろうと思うので、アシスタントの気の利かなさは変わらないと思いますが、、、。



Friday, 19 September 2014

些細な愚痴ですが、、、機転の利かない人

朝っぱらから、自分とは関係のない他人のことに怒りなのか、呆れなのか、妙にムカムカっとしてます。
些細なことですが、、、。ホントに。でも書かずにいられない!

9時前に相方の携帯が鳴り、相方が出ると相手は市長の秘書の方。
「何事?」と思うでしょ。
まったく検討もつきません。
その秘書の方は友達でもないです。相方が手伝っている市のイベントで顔を合わせるくらいの人。

「チェントロ・コマルチャーレ(複合ショッピングセンター)に入ってる本屋の電話番号わかりますか?」

は?

ただでさえ寝起きが強烈に悪い相方は、そんな電話で起こされて咄嗟にとった行動。
自分のコンピュータを点けて調べた!
これまたお人好しな!
その場で「チェントロ・コマルチャーレに電話して聞いたらどうですか?」と言えない人の好さか、朝一の電話で頭が混とんとしていたか。

相方も手伝うイベントに市の本屋が数軒関わるので、連絡を取りたかったらしいけど、相方は本当に本当に裏方手伝い。市の他の団体が表立って手伝っているイベント。
なぜ相方がそんな電話で起こされなければならない? なぜ、市から代表的に関わっている団体の担当者に電話しない?
「今日のプレス会議に本屋の人を招待したい」という緊急な用事だったらしいけど、プレス会議に相方は関係ないし、なぜ当日に会議参加者に連絡する?
私にゃ全く関係のないことだけれど、「アホじゃないの!?」と半分怒り、半分呆れで、ぶつぶつと相方に愚痴ってしまった。
(電話してきた方は、相方が起きてると思っているのでしょうが、夜型の相方は9時に起きるか起きないかってとこです。こんな相方の習慣は相手の方には関係ありませんが、、、。)

イタリアにももちろんイエローページが存在してます。Pagina Giallaって、イタリア語でもそのままイエローページと訳せるものが。
市役所ですよ。周りに職員がいて、相談もできたでしょうに。インターネットだってあるでしょうに。

あぁ、頭を抱えちゃう。こんな機転の利かない人。

結局、出てきた番号を伝え、「ネットではこの番号が出てきますけど、この番号、(チェントロ・コマルチャーレに入っている)スーパーの番号かもしれませんよ。このスーパー付属の本屋だし」と言うと、、、

「スーパーにかかったら、そこで番号を聞くからいいわ」と。

えーーーーーー! 先にスーパーに電話しようとも思わなかったの? この市で一番大型で、しかも古くからあるスーパーなのに!
『動くイエローページ』的な扱いをされた相方、お人よしすぎるー!

こんなアシスタントと仕事をする市長さんに同情しちゃいます。
今の市長さん、(市政は知りませんが)人としてとても印象の良い人。市民からの提案や苦情などに手書きのレターで応えたり、会った市民の顔と名前をすぐに覚えて自ら声をかけてくれたりする人。

「イタリアだから」とイタリア人がくくって物事を片づけようとするところを見ると腹がたつから、自分でも「ここはイタリアだから」とくくりたくない。でも、こういうことがそこらじゅうで起こるこの土地。

またしばらく、「イタリア・イヤイヤフィルター」を通して世間を見てしまいそうな私です。