ここのところ、相方が出張中なので食事はいつも以上に私流。
オリーブオイルなし、チーズなし。(炒め物にはオリーブオイルをフライパンにしくけど。)
味付けは何を作っても、味噌、昆布茶、醤油などなど和物。昨日は色んなマメのミックスを茹でた後、タマネギとズッキーニを加えて醤油炒めたものを加えたサラダ、その前は味噌味のパスタ、あとは姉が持ってきてくれた『ふじっこ』をパスタの味付けにしたり、サラダにしたり。
基本はベジタリアンなので、肉もなし。牛乳はもともと嫌いだし、バターもマーガリンも用がない限り買わない、大好きだったヨーグルトもやめた。卵を食べる機会も少ない。ヴィーガン(動物系を一切口にしない)に近いベジタリアン。
ムフ〜ン♡満足
私がベジタリアンの道を歩む理由は”体のため”。
健康そうに見えて、ドカンと大病をやらかしたことが今までに3度。10年に一度くらい、大病の診断を受ける。同じ病気の再発ではない。どれも違うもの。
風邪を引きやすいとかはないけれど、どうも免疫系がおかしいらしい。
30過ぎてからようやく自分の体を振り返るようになって、色んな本を読んで徐々に始めたベジタリアン。自分がこの世を去るときまでは4つ目の大病が近寄ってこないように。
ただし、完全にベジタリアンなわけではない。
出された食事はありがたくいただくし、外食でベジタリアンディッシュを選択できなかったり、肉・魚料理が超おいしく見えてしまったときはそちらを選択する。
こんなわけで、フレキシブルなベジタリアンである。
体のための究極の理想は「精製されたもの(白砂糖、白米など)を食べないロー・ヴィーガン(生菜食を基本とする、卵・乳製品・動物系製品(はちみつも)なしの食事」。
想像するだけで、何食べてるん?って感じでしょ。私もそう思う〜。難しいのだよ、結構。最初は気合いと努力が不可欠かと思う。
(でも、”ロー(生)”の部分を除けば、意外と実践しやすいんだよ。食事の70〜80%をローで食べるのが理想の理想。※理想と現実には色々と狭間があるのだ。)
ここイタリアでもベジタリアンはいる。でも、ヴィーガンは未だ一人しか出会ったことがない。当人はヴィーガン(おそらく、動物愛護かな)、奥様はグルテン不耐性なので、かなり食事には気を使っている夫婦である。
イタリアでヴィーガンが少ない理由は、”おいしいチーズ”があるからなんじゃないかな〜と思うわけ。
乾き系のチーズから、柔らかいチーズまで、ありとあらゆるチーズがある。イタリア産だけでなく、ヨーロッパの国々のチーズを合わせたら、どんだけの種類があるんだか。
子供の頃から、毎日のように牛とかヤギとか水牛とか、色んな味のチーズを食べてる人たち。どのチーズも嫌いですっていう人はいないんじゃないかってくらいだと思う。おやつだってチーズなこともあるし。
そんな環境で育った相方は、もちろんチーズ大好き。
私の体に必要ということと、本人もちょっとした健康トラブルがあるので、家ではベジタリアン食についてきてくれるけど、チーズだけはやめられないので、家で二人そろってヴィーガンになることはないと思う。
相方がチーズを食べているからって、私も一緒になって食べることは少ないので、チーズを買うときはほぼ相方用。
チーズ、嫌いじゃないけど、どうもこちらのチーズは塩味が強いものが多いので、たくさん食べることはないし、毎日食べたいとも思わない。
今、イタリアに住んでいるからこれで済んでいるのかと思う。オリーブオイルが主流の国だから。
もうちょっと北の国に行くと、オリーブオイルよりもバターが多く登場してくる。バターは好きだけど、体のことを考えて摂らないようにしているので、オリーブオイルの国で良かった、、、。ほっ。
食べたいもの、食べれるものさえ食べておけば、昔から食にはそれほどこだわりのない私。
無性に日本食が恋しくなったり(まだ我慢というか、食べれたら嬉しいかもな〜ってくらい)、米が恋しくなることもない。(米より麺好き。)
ただ、ときどきね、、、ピザにサラメ・ピカンテ(ぴりっと辛いサラミハム)が無性に食べたくなって食べることもあるのよ〜。
※ちなみに、サプリも摂取してますよ。
追記:
こんな私も、「イタリアで手に入らないもので、一番食べたい日本食は?」と聞かれたら、「焼きそばとおでん!」と答える。おでん、思いっきりお魚さんだわさ。
※こちらでは、なかなか焼きそばの麺が手に入らない、、、。
Friday, 30 September 2011
Wednesday, 28 September 2011
待てないイタリア人 -郵便局にて
郵便局にはよく行く。
公共料金の支払いは都度現金払いしているので、手数料が少ない郵便局で手続きしている。
ここで毎回悩む。
日本の郵便局や銀行と同じく、自分の目的に合わせて番号札を取るシステムなんだけど、郵便業務、支払いや口座開設などと分かれている中、「郵便局に口座を持っている人のための優先番号札」というものもある。
私は郵便局に口座を持っている。だから優先番号を取れる。
でも、いつも優先番号と普通の番号と、どちらを取るか悩むわけ。
なぜかというと、優先番号を取って、大勢の人が待っている中をさっさと用事を済ませたら、大きな声の独り言で「何で中国人は待たないわけ?」といったことをのたまうおばちゃんに遭遇したことが何回かあるから。
中国人だから待たなきゃいけないっつー規則もないだろがー!と言いたいところ。
大概、そういうおばちゃんは声がでかい。周囲の人は無視してるけど、賛同する人がいると一緒になって、郵便局から出ていく私をちろちろと見ながら文句をたらたらと言い続ける。
気にしなければいい。言わせておけばいい。そう言われればそうかもしれない。
でも、いい思いは残らない。それが何回かあると、ほとほと嫌になる。
今日も”文句のたまい系”のババアがいた。まずは、郵便局に入ってきた私を下から上までなめるように見る。(やめてくんねーかなー、こういうの。)
たまたま、カウンターにいた2件の客が時間のかかる用事をしていたから、当然のことながら待つ人はどんどん増えていく。文句のたまいババアは、隣にいるご主人にひたすらと長い手続きに対して文句を言い続ける。声がでかい。
優先番号を取って待っていたけど、ババアの文句がすごいから、念のため普通の番号も後からとった。郵便局の用事ごときで嫌な思いを重ねていくのは嫌。だから、優先番号が呼ばれても、文句のたまいババアよりも早かったら無視して普通の番号が呼ばれるまで待とうと思った。たまたま、昨日からコミュニケーションのズレで引きずっていたことがあって、どんより落ちぎみだったから、これ以上落ちたくなかったのがホントのところ。
長い手続きをしていた人たちがやっと終わり、次の番号が呼ばれる。その番号を持っていたのは足の悪いおばあちゃん。一歩、一歩とカウンターに近づくけど、局員は気付かずに次の番号を呼んでしまった。足の悪いおばあちゃんの次の番号が呼ばれたと同時に、おばあちゃんはカウンターに到着。そのまま手続きを済ます。
もちろん、足の悪いおばあちゃんの次の番号の人、10代くらいの若い女の子は後ろで待っている。ま、この辺まではよく見かける光景。
おばあちゃんが手続きしているうちに、隣のカウンターで番号が進んだ。
女の子の次の番号を持っていたのは、例の文句のたまいババア。つかつかとカウンターに進んでいく。
横から「すみませんが、私の番号の方が早いのですが」と女の子が声をかけてカウンターに進もうとした。
それをっ!
「あんたの番号はそっちのカウンターで呼ばれたんでしょ。このシニョーラの後まで待ちなさいよ!」と、しっしっと手で追いやる。
えーーーーーーーー。ババア、そりゃないだろーよーーーーー。
周囲の人も「あーあ、困ったババアがいるぜ」といった表情。
一人待つババアの旦那は、いたって普通。社会性のない妻に慣れきって気にしないようにしてるのか、マヒしてるのか。マヒしてるんだろーなぁ。
このババア、何の手続きをしたかったのかわからないけど、窓口局員では対応できず局長が呼ばれ、 カウンターの裏手の別部屋へと通された。
何の手続きだか(クレームかもしれん)知らんが、私の用事が終わっても出てこなかったから、相当時間かけてると思われる。
フロアでじーっと待つ旦那。マヒしとんなぁ、マジで。
クレーマー率の高い欧米社会。
できることなら自分に火の粉が降りかからないようにと思って取った二つの番号。
結局、「郵便口座を持っている人のための優先番号」は呼ばれなかった、、、。
ま、いいけどさー。
ただの文句のたまいババアならば遭遇することはある。されど、このババア、、、。
窓口局員が局長と話をしに奥へ引っ込んでいる間、カウンターから旦那の方を振り向いて何か言って、ニッと旦那に向けたその笑顔。
前歯、全部金歯ーーーーーーっ!? こわーーーーーーーーっ!
わかる? お歯黒ババアにニヤッと笑顔を向けられる感じよ。
いらんのに脳裏に焼き付いてしまったその顔。あーん、夢に出てきたら怖いよー。
全然関係ないけど、先日見つけた看板。
きっと、電話が家庭に普及してない頃、電話交換所みたいなとこだったのかと思うんだけど。
まだ街中にはこういうのが残ってるよ。
公共料金の支払いは都度現金払いしているので、手数料が少ない郵便局で手続きしている。
ここで毎回悩む。
日本の郵便局や銀行と同じく、自分の目的に合わせて番号札を取るシステムなんだけど、郵便業務、支払いや口座開設などと分かれている中、「郵便局に口座を持っている人のための優先番号札」というものもある。
私は郵便局に口座を持っている。だから優先番号を取れる。
でも、いつも優先番号と普通の番号と、どちらを取るか悩むわけ。
なぜかというと、優先番号を取って、大勢の人が待っている中をさっさと用事を済ませたら、大きな声の独り言で「何で中国人は待たないわけ?」といったことをのたまうおばちゃんに遭遇したことが何回かあるから。
中国人だから待たなきゃいけないっつー規則もないだろがー!と言いたいところ。
大概、そういうおばちゃんは声がでかい。周囲の人は無視してるけど、賛同する人がいると一緒になって、郵便局から出ていく私をちろちろと見ながら文句をたらたらと言い続ける。
気にしなければいい。言わせておけばいい。そう言われればそうかもしれない。
でも、いい思いは残らない。それが何回かあると、ほとほと嫌になる。
今日も”文句のたまい系”のババアがいた。まずは、郵便局に入ってきた私を下から上までなめるように見る。(やめてくんねーかなー、こういうの。)
たまたま、カウンターにいた2件の客が時間のかかる用事をしていたから、当然のことながら待つ人はどんどん増えていく。文句のたまいババアは、隣にいるご主人にひたすらと長い手続きに対して文句を言い続ける。声がでかい。
優先番号を取って待っていたけど、ババアの文句がすごいから、念のため普通の番号も後からとった。郵便局の用事ごときで嫌な思いを重ねていくのは嫌。だから、優先番号が呼ばれても、文句のたまいババアよりも早かったら無視して普通の番号が呼ばれるまで待とうと思った。たまたま、昨日からコミュニケーションのズレで引きずっていたことがあって、どんより落ちぎみだったから、これ以上落ちたくなかったのがホントのところ。
長い手続きをしていた人たちがやっと終わり、次の番号が呼ばれる。その番号を持っていたのは足の悪いおばあちゃん。一歩、一歩とカウンターに近づくけど、局員は気付かずに次の番号を呼んでしまった。足の悪いおばあちゃんの次の番号が呼ばれたと同時に、おばあちゃんはカウンターに到着。そのまま手続きを済ます。
もちろん、足の悪いおばあちゃんの次の番号の人、10代くらいの若い女の子は後ろで待っている。ま、この辺まではよく見かける光景。
おばあちゃんが手続きしているうちに、隣のカウンターで番号が進んだ。
女の子の次の番号を持っていたのは、例の文句のたまいババア。つかつかとカウンターに進んでいく。
横から「すみませんが、私の番号の方が早いのですが」と女の子が声をかけてカウンターに進もうとした。
それをっ!
「あんたの番号はそっちのカウンターで呼ばれたんでしょ。このシニョーラの後まで待ちなさいよ!」と、しっしっと手で追いやる。
えーーーーーーーー。ババア、そりゃないだろーよーーーーー。
周囲の人も「あーあ、困ったババアがいるぜ」といった表情。
一人待つババアの旦那は、いたって普通。社会性のない妻に慣れきって気にしないようにしてるのか、マヒしてるのか。マヒしてるんだろーなぁ。
このババア、何の手続きをしたかったのかわからないけど、窓口局員では対応できず局長が呼ばれ、 カウンターの裏手の別部屋へと通された。
何の手続きだか(クレームかもしれん)知らんが、私の用事が終わっても出てこなかったから、相当時間かけてると思われる。
フロアでじーっと待つ旦那。マヒしとんなぁ、マジで。
クレーマー率の高い欧米社会。
できることなら自分に火の粉が降りかからないようにと思って取った二つの番号。
結局、「郵便口座を持っている人のための優先番号」は呼ばれなかった、、、。
ま、いいけどさー。
ただの文句のたまいババアならば遭遇することはある。されど、このババア、、、。
窓口局員が局長と話をしに奥へ引っ込んでいる間、カウンターから旦那の方を振り向いて何か言って、ニッと旦那に向けたその笑顔。
前歯、全部金歯ーーーーーーっ!? こわーーーーーーーーっ!
わかる? お歯黒ババアにニヤッと笑顔を向けられる感じよ。
いらんのに脳裏に焼き付いてしまったその顔。あーん、夢に出てきたら怖いよー。
きっと、電話が家庭に普及してない頃、電話交換所みたいなとこだったのかと思うんだけど。
まだ街中にはこういうのが残ってるよ。
Monday, 26 September 2011
秋のある日
※不明なところからのアクセスが多いのでオリジナルから書き換えてます。(2011年10月5日)
”マンドリーノ”、きっと”マンドリン”と言った方がわかりやすいでしょう。あのオシリの丸い小さな弦楽器のこと。
義妹のおばさんがマンドリンを演奏する方で、教会でコンサートがあるからと誘ってもらって行ってきました。
実はマンドリンの生演奏を聞くのは初めて。
行ってみて、奏者が出てきてびっくり。
マンドリンが20台ほど、ギターが15台ほど、コントラバスが1台、チェロくらいのサイズのものが1台(奥の方で見えなかった)、フルートが1台の構成。
ミニ弦楽器(+フルート)楽団じゃないの!
演奏中に観客席から立ち上がりにくいし、教会の中だから暗いし、、、って写真はあまりよろしくないけど、雰囲気だけ。(携帯で撮ったからさらに暗い。)
弾く弓はない。ピックを持っているか指で弾いているかも見えなかった。
どんな音になるんだろう?
いや、これがびっくり。えー? 手で弾いてるんだよねぇ?
美しいんだわー。
演奏曲はほぼクラッシック。『G線上のアリア』などなじみのある曲もあったし良かったわ〜、ホント。
義妹の家でランチをごちそうになっているときに急に誘われたんだけど、いつもは何もすることがない日曜日が、思い掛けなくステキな日曜日になったのだ。
さらに、昨日は街の中心ではマーケットが。年に2〜3回ほど開かれるマーケットで、人が集まる雰囲気は楽しいけど、実は出店者は毎回同じ、、、。
去年ほどのウキウキ感はもうない、、、。
でも街の劇場が主催して、毎回何らかの大道芸みたいなのを呼んでいる。
去年は、グランドピアノに車輪がついていて演奏しながら街を練り歩く(練り動く?)おじさんが来ていた。これ、見てて面白かった。
今年はこんなの。(曇り空っぽい感じだけど、ただの反射です。天気は良かった。ちなみに左側のカバーがかかっている部分は夏前に修復が始まったクレマのドゥオモ。)
この後、ピエロっぽいのが二人出てきてステージに乗ってドタバタ劇を繰り広げるんだけど、このドタバタ劇がドタバタ過ぎて全然わからん、、、。子供向けだから「わかる必要はないのよ!」と義姉から繰り返し言われた。
ま、子供は笑ってるからいいんだよねー。
ドタバタ劇が終わって、ある程度静かになったのかと思いきや、実はドタバタ劇とほぼ平行して、すぐ近くでさっきのコンサートメンバーの一部がまた外で演奏してたらしい。
それを見た、義母、義姉、義妹が口を揃えて、、、
「マーケット、コンサート、大道芸、、、あちこちやり過ぎ!週に一つずつにしてくれれば楽しいのにっ!」と文句を言ってた。
(さらに別の場所では義弟が参加しているグループが写真展を開き、また別の広場ではパスタ作りを競うイベントをしてた。)
同感! 普段は何もなさすぎる日曜だから、何かやってくれるとありがたいのだよ。
計画性って大事なのになぁ、もう。(←他人事だから言える。)
ところで。
来週、シチリア旅行を控えております。
マンドリン、欲しいかもよーーーー。うひひ。
”マンドリーノ”、きっと”マンドリン”と言った方がわかりやすいでしょう。あのオシリの丸い小さな弦楽器のこと。
義妹のおばさんがマンドリンを演奏する方で、教会でコンサートがあるからと誘ってもらって行ってきました。
実はマンドリンの生演奏を聞くのは初めて。
行ってみて、奏者が出てきてびっくり。
マンドリンが20台ほど、ギターが15台ほど、コントラバスが1台、チェロくらいのサイズのものが1台(奥の方で見えなかった)、フルートが1台の構成。
ミニ弦楽器(+フルート)楽団じゃないの!
演奏中に観客席から立ち上がりにくいし、教会の中だから暗いし、、、って写真はあまりよろしくないけど、雰囲気だけ。(携帯で撮ったからさらに暗い。)
弾く弓はない。ピックを持っているか指で弾いているかも見えなかった。
どんな音になるんだろう?
いや、これがびっくり。えー? 手で弾いてるんだよねぇ?
美しいんだわー。
演奏曲はほぼクラッシック。『G線上のアリア』などなじみのある曲もあったし良かったわ〜、ホント。
義妹の家でランチをごちそうになっているときに急に誘われたんだけど、いつもは何もすることがない日曜日が、思い掛けなくステキな日曜日になったのだ。
さらに、昨日は街の中心ではマーケットが。年に2〜3回ほど開かれるマーケットで、人が集まる雰囲気は楽しいけど、実は出店者は毎回同じ、、、。
去年ほどのウキウキ感はもうない、、、。
でも街の劇場が主催して、毎回何らかの大道芸みたいなのを呼んでいる。
去年は、グランドピアノに車輪がついていて演奏しながら街を練り歩く(練り動く?)おじさんが来ていた。これ、見てて面白かった。
今年はこんなの。(曇り空っぽい感じだけど、ただの反射です。天気は良かった。ちなみに左側のカバーがかかっている部分は夏前に修復が始まったクレマのドゥオモ。)
この後、ピエロっぽいのが二人出てきてステージに乗ってドタバタ劇を繰り広げるんだけど、このドタバタ劇がドタバタ過ぎて全然わからん、、、。子供向けだから「わかる必要はないのよ!」と義姉から繰り返し言われた。
ま、子供は笑ってるからいいんだよねー。
ドタバタ劇が終わって、ある程度静かになったのかと思いきや、実はドタバタ劇とほぼ平行して、すぐ近くでさっきのコンサートメンバーの一部がまた外で演奏してたらしい。
それを見た、義母、義姉、義妹が口を揃えて、、、
「マーケット、コンサート、大道芸、、、あちこちやり過ぎ!週に一つずつにしてくれれば楽しいのにっ!」と文句を言ってた。
(さらに別の場所では義弟が参加しているグループが写真展を開き、また別の広場ではパスタ作りを競うイベントをしてた。)
同感! 普段は何もなさすぎる日曜だから、何かやってくれるとありがたいのだよ。
計画性って大事なのになぁ、もう。(←他人事だから言える。)
ところで。
来週、シチリア旅行を控えております。
マンドリン、欲しいかもよーーーー。うひひ。
Sunday, 25 September 2011
漢字って
Cimice(チミチェ)、日本語でカメムシ、が現れる季節になってきた。
毎日一回以上は新聞紙を使って外に出してやる。
洗濯物もよくはたかないと。
カメムシって「椿象」って書くんだって。
意外性ありすぎ。
イタリア語には「pasta」と書いて「シャツ」と読みます、みたいなとんでもない意外性はありえない。
当て字ってすごいな。(私の名前もその類いなんだけど。)
二日連続で”虫”話でごめんなさいませ。
毎日一回以上は新聞紙を使って外に出してやる。
洗濯物もよくはたかないと。
カメムシって「椿象」って書くんだって。
意外性ありすぎ。
イタリア語には「pasta」と書いて「シャツ」と読みます、みたいなとんでもない意外性はありえない。
当て字ってすごいな。(私の名前もその類いなんだけど。)
二日連続で”虫”話でごめんなさいませ。
Saturday, 24 September 2011
イタリアにいる私の天敵
すっかり涼しくなったイタリア北部です。
夜はしっかり布団をかぶって寝てます。
されど、、、。
「プゥイイイイイイイーーーーーーーーン。」
今朝も5時くらいに起こされました。
昨日の晩は、ネコだっておとなしく寝てて私のことを起こさなかったのに、逆に私がネコを起こしてしまった(布団の上に乗っかってるから)。
ネコでもなく、相方でもなく、私を起こすのは”蚊”。
どんだけおるんじゃい、この国の蚊は!
イタリア北から南まで、全土、蚊、蚊、蚊!
出てくるのは夕方から。昼間は庭のある家に行かない限り、それほど恐怖もない。
夕方から出てきて家の中に入ってきた蚊が、約半日かけて寝室を探り出して寝ている人間を苛立たせる。くぅぅぅぅぅ。
去年から(イタリアに住み始めてから)、異常なほどに蚊に敵対心をもつようになった。
去年、渡伊してから結婚のご挨拶に伺った家で(こちらの家、庭がでかい)、30分ほどの間に膝から下を30ヶ所ほど刺された。
ぎやーーーーーーー。パニック!
刺されたのはひざ下だけど、足の先から、指の先、頭の先まで、むぅぅぅぅぅぅっと変な電気感が駆け巡る。
あぁ、思い出したくもない!
東京の友達に「蚊パニック」になる子がいる。地下鉄の中でも、手首などにつけるベルト式の蚊除けを足首に着用して乗っている。意外と音があるから、彼女の周りは「ぷいいーーーーーん」と蚊除けの音がしている。(笑)
「そんなに気にしなくても、、、」って鼻で笑ってたけど、今ならわかる。
蚊はパニックを起こす!
相方は「思い込みすぎ」という。
オマエにはわからんのじゃっ、この辛さ!
ネコがやってきた1年目(まだ本格渡伊前)は、ネコのひっかきキズだらけ。
ネコが成長してあまりアホみたく爪を出したまま「遊ぼ」と乗っかってこなくなった今、私の足は自分のひっかきキズだらけ、、、。どーなんよ、これ。
どういうわけか、アジア人が狙われる。
イタリア在住の日本人友達は口をそろえて「イタリア人より刺されやすい」という。
なぜゆえ、イタリア人は刺されないわけ? 何が違うわけ?
ナゾは解けないまま、また今朝も刺された。
布団から出ていた手。手首から先。左手と右手に一ヶ所ずつ。そして、まだ足りないのか、私の顔の周りを「ぷういいいいいぃぃぃぃーーーーん」と飛びまくる。
だーーーーーっ! うざいっ!
蚊に刺されるたび、「いつか出てってやる、この国!」と拳を固めるのである。
夜はしっかり布団をかぶって寝てます。
されど、、、。
「プゥイイイイイイイーーーーーーーーン。」
今朝も5時くらいに起こされました。
昨日の晩は、ネコだっておとなしく寝てて私のことを起こさなかったのに、逆に私がネコを起こしてしまった(布団の上に乗っかってるから)。
ネコでもなく、相方でもなく、私を起こすのは”蚊”。
どんだけおるんじゃい、この国の蚊は!
イタリア北から南まで、全土、蚊、蚊、蚊!
出てくるのは夕方から。昼間は庭のある家に行かない限り、それほど恐怖もない。
夕方から出てきて家の中に入ってきた蚊が、約半日かけて寝室を探り出して寝ている人間を苛立たせる。くぅぅぅぅぅ。
去年から(イタリアに住み始めてから)、異常なほどに蚊に敵対心をもつようになった。
去年、渡伊してから結婚のご挨拶に伺った家で(こちらの家、庭がでかい)、30分ほどの間に膝から下を30ヶ所ほど刺された。
ぎやーーーーーーー。パニック!
刺されたのはひざ下だけど、足の先から、指の先、頭の先まで、むぅぅぅぅぅぅっと変な電気感が駆け巡る。
あぁ、思い出したくもない!
東京の友達に「蚊パニック」になる子がいる。地下鉄の中でも、手首などにつけるベルト式の蚊除けを足首に着用して乗っている。意外と音があるから、彼女の周りは「ぷいいーーーーーん」と蚊除けの音がしている。(笑)
「そんなに気にしなくても、、、」って鼻で笑ってたけど、今ならわかる。
蚊はパニックを起こす!
相方は「思い込みすぎ」という。
オマエにはわからんのじゃっ、この辛さ!
ネコがやってきた1年目(まだ本格渡伊前)は、ネコのひっかきキズだらけ。
ネコが成長してあまりアホみたく爪を出したまま「遊ぼ」と乗っかってこなくなった今、私の足は自分のひっかきキズだらけ、、、。どーなんよ、これ。
どういうわけか、アジア人が狙われる。
イタリア在住の日本人友達は口をそろえて「イタリア人より刺されやすい」という。
なぜゆえ、イタリア人は刺されないわけ? 何が違うわけ?
ナゾは解けないまま、また今朝も刺された。
布団から出ていた手。手首から先。左手と右手に一ヶ所ずつ。そして、まだ足りないのか、私の顔の周りを「ぷういいいいいぃぃぃぃーーーーん」と飛びまくる。
だーーーーーっ! うざいっ!
蚊に刺されるたび、「いつか出てってやる、この国!」と拳を固めるのである。
Thursday, 22 September 2011
斜めってますわ、マジで。-Pisa
さて、夏の1ヶ月ちょっと、長い育休を利用して姉が甥っ子(当時4歳、今5歳)と姪っ子(当時10ヶ月、もうすぐ1歳)を連れてこちらに滞在してました。
その間、ミラノ、(去年も行った)グラツィエ(←マントヴァの近く)、フィレンツェ、ピサ、ソンチーノ、ベルガモ、クレモナなどなど、ちょこまかと観光してきました。
ほぼ、今までに行ったことあるところだったんだけど、その中で一ヶ所、初めて行く場所が。
そう! ピサに行ったのよ、世界遺産の。
いやー、マジ、斜めでした。どーなんよ、この斜めっぷり。
「改修したからしばらく大丈夫」とか、「倒れる前に行っておけ」とか、色んな話は聞くけど、崩れたら怖いぜー。全部石じゃん。
姉がフィレンツェに行きたいというから、ついでに「ピサも行こう!」と提案して急に決めたことなので、斜塔の上に登る予約も取れず、かといって予約無しで並ぶのもイヤなので、周りからふーーーーんと眺めるだけだったけど、次に行くことがあったら絶対に登ってみよう。
だってさ、倒れるかもしれないじゃん。ホントに。
何かと疑ってかかりたくなるんだよね、この国が管理してることって。
去年はポンペイの遺跡の一部が倒壊したとき、理由は文化活動のための予算(遺跡の改修なども入る)が削減されたから改修が遅れたっていうんだけど、E・ジョンのコンサート開催(←これも文化活動)のギャラが高すぎたからって報道が一番濃いと思うし。
ところで、何で斜めなのかも全然知らないで行った私。
最近になって調べてみたら、12世紀から14世紀、工期を三回にわけて300年くらいかけて建設したらしいんだけど、既に第一工期から斜めだったらしい、、、。
塔周囲の地質が場所によってかなり異なるというのが原因みたい。
よくやったな、って肩をたたきたくなっちゃうよ。
根元部分はこんな状態。
第二工期、第三工期って、斜めっぷりを補修しながら建てて、できた結果が今の状態。
口開けて見上げちゃうわ、ホントに。
そして、建てた人、構造計算した人に乾杯っ!
ところで。
ピサの斜塔がえらく有名だけど、ドイツのエムデンというところに建っている教会は、もっと傾いているんだって。
ドイツの北なのでなかなか行く機会がないかもしれないけど、見物してみたいもんだ。
その間、ミラノ、(去年も行った)グラツィエ(←マントヴァの近く)、フィレンツェ、ピサ、ソンチーノ、ベルガモ、クレモナなどなど、ちょこまかと観光してきました。
ほぼ、今までに行ったことあるところだったんだけど、その中で一ヶ所、初めて行く場所が。
そう! ピサに行ったのよ、世界遺産の。
いやー、マジ、斜めでした。どーなんよ、この斜めっぷり。
「改修したからしばらく大丈夫」とか、「倒れる前に行っておけ」とか、色んな話は聞くけど、崩れたら怖いぜー。全部石じゃん。
姉がフィレンツェに行きたいというから、ついでに「ピサも行こう!」と提案して急に決めたことなので、斜塔の上に登る予約も取れず、かといって予約無しで並ぶのもイヤなので、周りからふーーーーんと眺めるだけだったけど、次に行くことがあったら絶対に登ってみよう。
だってさ、倒れるかもしれないじゃん。ホントに。
何かと疑ってかかりたくなるんだよね、この国が管理してることって。
去年はポンペイの遺跡の一部が倒壊したとき、理由は文化活動のための予算(遺跡の改修なども入る)が削減されたから改修が遅れたっていうんだけど、E・ジョンのコンサート開催(←これも文化活動)のギャラが高すぎたからって報道が一番濃いと思うし。
ところで、何で斜めなのかも全然知らないで行った私。
最近になって調べてみたら、12世紀から14世紀、工期を三回にわけて300年くらいかけて建設したらしいんだけど、既に第一工期から斜めだったらしい、、、。
塔周囲の地質が場所によってかなり異なるというのが原因みたい。
よくやったな、って肩をたたきたくなっちゃうよ。
根元部分はこんな状態。
第二工期、第三工期って、斜めっぷりを補修しながら建てて、できた結果が今の状態。
口開けて見上げちゃうわ、ホントに。
そして、建てた人、構造計算した人に乾杯っ!
ところで。
ピサの斜塔がえらく有名だけど、ドイツのエムデンというところに建っている教会は、もっと傾いているんだって。
ドイツの北なのでなかなか行く機会がないかもしれないけど、見物してみたいもんだ。
Monday, 19 September 2011
咄嗟の時の対応力
相方の代わりに医者に行って処方箋を受け取らなければならないことがあった。
個人オフィスではなく、何人かの医師がいる小さなセンターで、受付があるから受付に声をかけろと言われた。
行って、受付に声をかける。
「○○の代わりに処方箋を受け取りたいのですが、、、」と、相方の名前とドクターの名前を告げる。
あいにく、受付には用意されていなかったので、
「ご主人は、いつもこちらの先生の診察を受けているのですか?」など聞かれる。「そうです」と答える。
コンピュータでカチャカチャッと何かを調べ、また質問された。
「××を持っていますか?」
ん? 初めて聞く言葉。「××」。どうしよう。とりあえず、もう一度聞き直す。
でも、わかんない。
仕方ないので、
「すみません、あまりイタリア語がわからないのですが、、、」と言ってみる。
受付の女性、まぁ!っと明らかに呆然と困惑の混ざった表情をして両手を腰にあてる。
出たっ。言葉のわからない人に対して親切ではない人だっ。
これは仕方ない。どこでだって、旅行中だって、経験するかもしれないことだし。
そして、受付の女性、私のわからない質問を何度も繰り返す。
何度言われたってわからないものはわからない。
結局、その場にいた別の女性がドクターに内線をかけて、処方箋の件は一件落着。相方は代理人が行くことをドクターに伝えていたけど、ドクターが準備して受付に回しておく暇がなかっただけ。
言葉ができないことは棚に上げて言うけど、、、。
他の言葉を使って言い換えて欲しかった。
さて、こういうとき、私はいつも思う。
”咄嗟の時の対応力”は磨いておくべきだと。
今、私の身に起きるのは言葉の問題が多いと思う。
言いたいことが言えないときは、知っている単語を駆使して言い換えてみるか、あの単語かも?と間違っててもいいから言ってみるとか、何かをトライする。絵に描ける状況ならば描いてもいい。最終手段はボディランゲージだってある。
これ、自国語を話していても、起きうる事態だと思う。物の名前とかって忘れちゃうこと多いし。
でも、相手が言っていることがわからないときはどうしたらいいのか。繰り返されたってわからない。先に進めない。
言葉だけではない。
たとえば、料理を作ろうと思ったのに材料が足りない、電車などに乗り遅れたから目的地へたどり着くための別の手段を考えなければいけない、などなど、小さなことでもたくさんあると思う。咄嗟の出来事。
言葉の意思疎通が難しい相手と話す機会は、ある人には毎日のように起こることかもしれないけど、一生に一度もない人だっていると思う。経験上、「場慣れする」ことが一番と思っているけど、誰もが同じように体験するものでもないだろう。
でも、グローバル社会を目指そうとうたっている現代社会、もうちょっと機転の利いた教育があるといいと思う。与えるばかりの教育ではなく、考えて行動させる教育。発想転換を学ぶ、”日常生活サバイバルコース”とか(笑。あったら受けてみたい)。
自分は教育者でもないし、今までに深く教育や社会について考えたことなかったけど、自分なりに生活の中で対応力をつけてきたと思うし、これからも何かが起きたら発想転換して行動できるようになりたいと努力している。
ちなみに、これに関係してすごいなと思うこと。
相方側の甥っ子、5歳。
この年齢(これ以下の年齢)では、親だって子供の考えていることを理解することは難しいと思う。
母親は常に「言えることがあったら言いなさい」と言葉にさせるようにしてきた。
今では、私がわからない単語があると、別の言葉を使って説明しようとしてくれる。このおかげで、私も会話が進められることがある。すごいでしょ、5歳に助けられてる私。
ある日、何人かの大人たちの前で「プールが改築中である」と言いたかった私。でも、”改築中”なんてイタリア語は知らない。「ほら、新しくして、、、直して、、、。」”工事する”という単語すら知らない私には、説明しようとすればするほど深みにはまっていく。最終的には英語に切り替えて話は通じた。
私が「あー、うー」とか言葉を探して唸っている間、横からその5歳の甥っ子は私の手をゆさぶり何か言っていた。
英語に切り替えて話が終わってから、その子が何を言いたかったのかがやっとわかった。
「ricostruzioneだよ!」(ricostruzione = 改築)
えーーーー? 私が身振り手振りを交えて唸って探していた言葉を、大人でもわからなかったのに、この子にはわかってたんだ!
しかも、5歳で”改築”って言葉を知っているなんて!
ちょっと、この子の将来が楽しみである。
個人オフィスではなく、何人かの医師がいる小さなセンターで、受付があるから受付に声をかけろと言われた。
行って、受付に声をかける。
「○○の代わりに処方箋を受け取りたいのですが、、、」と、相方の名前とドクターの名前を告げる。
あいにく、受付には用意されていなかったので、
「ご主人は、いつもこちらの先生の診察を受けているのですか?」など聞かれる。「そうです」と答える。
コンピュータでカチャカチャッと何かを調べ、また質問された。
「××を持っていますか?」
ん? 初めて聞く言葉。「××」。どうしよう。とりあえず、もう一度聞き直す。
でも、わかんない。
仕方ないので、
「すみません、あまりイタリア語がわからないのですが、、、」と言ってみる。
受付の女性、まぁ!っと明らかに呆然と困惑の混ざった表情をして両手を腰にあてる。
出たっ。言葉のわからない人に対して親切ではない人だっ。
これは仕方ない。どこでだって、旅行中だって、経験するかもしれないことだし。
そして、受付の女性、私のわからない質問を何度も繰り返す。
何度言われたってわからないものはわからない。
結局、その場にいた別の女性がドクターに内線をかけて、処方箋の件は一件落着。相方は代理人が行くことをドクターに伝えていたけど、ドクターが準備して受付に回しておく暇がなかっただけ。
言葉ができないことは棚に上げて言うけど、、、。
他の言葉を使って言い換えて欲しかった。
さて、こういうとき、私はいつも思う。
”咄嗟の時の対応力”は磨いておくべきだと。
今、私の身に起きるのは言葉の問題が多いと思う。
言いたいことが言えないときは、知っている単語を駆使して言い換えてみるか、あの単語かも?と間違っててもいいから言ってみるとか、何かをトライする。絵に描ける状況ならば描いてもいい。最終手段はボディランゲージだってある。
これ、自国語を話していても、起きうる事態だと思う。物の名前とかって忘れちゃうこと多いし。
でも、相手が言っていることがわからないときはどうしたらいいのか。繰り返されたってわからない。先に進めない。
言葉だけではない。
たとえば、料理を作ろうと思ったのに材料が足りない、電車などに乗り遅れたから目的地へたどり着くための別の手段を考えなければいけない、などなど、小さなことでもたくさんあると思う。咄嗟の出来事。
言葉の意思疎通が難しい相手と話す機会は、ある人には毎日のように起こることかもしれないけど、一生に一度もない人だっていると思う。経験上、「場慣れする」ことが一番と思っているけど、誰もが同じように体験するものでもないだろう。
でも、グローバル社会を目指そうとうたっている現代社会、もうちょっと機転の利いた教育があるといいと思う。与えるばかりの教育ではなく、考えて行動させる教育。発想転換を学ぶ、”日常生活サバイバルコース”とか(笑。あったら受けてみたい)。
自分は教育者でもないし、今までに深く教育や社会について考えたことなかったけど、自分なりに生活の中で対応力をつけてきたと思うし、これからも何かが起きたら発想転換して行動できるようになりたいと努力している。
ちなみに、これに関係してすごいなと思うこと。
相方側の甥っ子、5歳。
この年齢(これ以下の年齢)では、親だって子供の考えていることを理解することは難しいと思う。
母親は常に「言えることがあったら言いなさい」と言葉にさせるようにしてきた。
今では、私がわからない単語があると、別の言葉を使って説明しようとしてくれる。このおかげで、私も会話が進められることがある。すごいでしょ、5歳に助けられてる私。
ある日、何人かの大人たちの前で「プールが改築中である」と言いたかった私。でも、”改築中”なんてイタリア語は知らない。「ほら、新しくして、、、直して、、、。」”工事する”という単語すら知らない私には、説明しようとすればするほど深みにはまっていく。最終的には英語に切り替えて話は通じた。
私が「あー、うー」とか言葉を探して唸っている間、横からその5歳の甥っ子は私の手をゆさぶり何か言っていた。
英語に切り替えて話が終わってから、その子が何を言いたかったのかがやっとわかった。
「ricostruzioneだよ!」(ricostruzione = 改築)
えーーーー? 私が身振り手振りを交えて唸って探していた言葉を、大人でもわからなかったのに、この子にはわかってたんだ!
しかも、5歳で”改築”って言葉を知っているなんて!
ちょっと、この子の将来が楽しみである。
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