昨日のヘアカラー、今朝になって鏡で白髪が多い部分(脳天あたり)は、白髪が目立たなくなった。
染まっていても、これが白髪だな?っていうものはすぐに分かるけど、「あぁ、白髪、ありますね」と明らかに分からないだけ、うまくいったと思っている。
でも、なんとなく「この色、(長い期間)もつのかな」と少し不安。
自然派化粧品でなく、スーパーで売っている(もう少しケミカルな)カラーリング剤ならばもっと持つのだろうか。
美容院でカラーリングする方が、断然に持つのだろうか。
美容院に行ってしまえば簡単なのだけど、イタリアで美容院に行った事がない。
あちこちにある。オシャレそうな雰囲気のとこ、感じ良さそうなとこ、いろいろ。
こちらの家族に聞くと、みんな(義母、義姉、義妹、義妹のお母さん)同じところに行っているらしい。(ちなみに相方の髪は私が頭用シェーバーでズビィィィィンとやってます。)
みんなが行ってて知り合いならば行きやすいのではないかと思ったけど、イマイチというか、全然行く気にならない。
なぜかというと、、、。
義姉。
金髪までいかないけれど、髪の色は明るい。ここ数年は常に襟足を見せるショートヘア。長身にショートヘアがすごく格好良くて、こんなショートヘア、いいなぁと憧れてた。
が、、、ある日。
スゴイ黄色のメッシュを入れて帰ってきた!
当時4歳の甥っ子(義姉の息子)から、「マンマの頭がまっ黄色!」と相当言われたそうな。
その色を見たときは、正直「げっ!」と思い、やんわりと「どうしたの、それ?」と聞くしかなかった。
美容師と最初に同意したけど、薬剤の調合でも間違えたのかと思ったら、美容師はわざとやったらしい、、、。さらに、げっ、、、。
その色にされた本人、「鏡の中の自分に見慣れるまで時間かかりそ、、、」ともらしてた。
義姉の話、その2。
ある日、分け目がやけに横寄りになって帰ってきた。
美容師がやったらしい。
分け目がいつもと違うから髪も落ち着かないし、いくら分けたところで落ちてくる。
でも、少しだけ頭のてっぺん側の元の分け目で分けると、あまりにも長さがばらばらになってみっともない。
仕方なく、「分け目に慣れるしかない」ともらしてた。
義妹のお母さん。
金髪に近い明るい色の髪は、病気治療のために抜けてしまい、ようやく伸びてきたところで美容院へ。
カラーリングとカットを頼んだ。
カットはよしとしよう。問題はカラーリング。
あまりにも、(美容師と)話した色と違う、かけはなれている、と70近いおばはんが、泣きながら帰ってきたのだ。
治療を終えて、ようやくウィッグなしの生活!というところにこれでは、不憫なのだ。
義母と義妹からはあまり失敗談を聞かない。
というのも、この2人、髪形をほぼ変えないから。常に同じ髪形になって帰ってくる。
これならいいよね。
みんな口を揃えてその美容師のことを「腕はいいのよ、腕は」と言う。
「腕はいいのよ、腕は。でもね、クリエイティブすぎるのよ」と後に付く。
そう言いつつも、行き慣れているから美容院も担当美容師も変えたくないという。ふーん、そうなんだ、と言うしかない。
この美容師が嫌ならば、私は他のところに行けばいいのだ。
ただ、言葉の問題、日本人は必ず金太郎頭にされるという証言の数々(イタリアだけでなく、海外在住邦人からよく聞きますね、これ。山口小夜子さんがするから綺麗なだけであって、、、)から、どこにも行く気にならない。
そういえば、今年の春から夏にかけてよく見かけた女性のヘアスタイル。
頭の左右どちらか半分、ががががーっと刈り上げてあって、そのまま反対側に髪を流しているようなカット。(何と言えばいいのか。片側に強風を浴びていると言えばいいのか。ドイツ人ならいそうな感じのカットだった。)
初めて見たときはぎょっとして、「夏休みに入るし、ちょっと解放的なカットにしちゃったのかな」と思ったけど、あちこちで見かけるようになった。
美容院に髪を切りにいって、これにされたら絶対に泣くよ、あたし。
秋になって、後頭部の少し左右ずれたところでひとつに結んでいる人を見かけるようになった。
結び目のゴムがない側だけ、髪が微妙に短くて結びには入っていない。
「これ、あの髪形が伸びちゃった人だ」とすぐに気付いた。
これも嫌だなぁ。
というわけで、私のイタリア美容院デビューは相当先になると思われる。
雪が降ったのは昨日だけ。今日は晴天でした!
毎年、この時期の土日には街の中心にクリスマスのメルカート(バンカレッレ)が出るはずなのに、今年は出てない! 毎年同じような店しかないと分かっていても、ないと寂しい。
しょぼっ。
一層強く、不況のイタリアを感じるホリデーシーズンになりそうなのだ。
心は暖かくいきましょ、ね。