Friday 25 September 2015

またしてもずっこけ、でも前進 滞在許可更新

私の初回の滞在許可証、今週末で期限が切れます。
60日前から更新手続きを受け付けているはずのところ、夏休みを挟むからちょっと早いけどお役所関係が手薄になる前に情報だけでももらいに行こうと思い立ってクエストゥーラに赴いたのは2ヶ月ちょっと前。そこで「そんなに早く手続きできないわよ」と意外な情報を得て、ぎりぎりの今日、書類をそろえて行ってきました。

夏休み最終日とか、新学期が始まってから提出期限直前まで宿題が終わらない子供のように、当日の朝まであれやこれやと騒ぐ私たち。
今朝もクエストゥーラに行く直前にコムーネに行き、さらにコメルチャリスタに行って書類をそろえ、その足でクエストゥーラに向かいました。きっちりと前もってそろえる人は額に筋をたてて「ありえない!」と声が上がりそうですが、、、。証明写真は昨日のうちに撮っときましたよ!(当然のこと?)

ま、クエストゥーラで言われたことは、、、。
「ほら、あなたの許可証の期限、明後日でしょ。今日の日付で行っても何もできないのよ。」

ガーン。

まだなの? そうなの? でも私、(期限が切れても)イタリアにいていいってことよね?

通常は60日前から手続きできるって聞いてますが、、、とつぶやくと、「それはね、この許可証の前に別の許可証を持っていた人の場合。あなたはこれ(週末で期限が切れるもの)が初回の許可証でしょ」と。

なんだそりゃ? 何か手続きの違いでも? 問い詰めても仕方ないので問い詰めないし、言われたように手続きするしか道がない。あぁ、イタリア。

それでも、手続きの予約をとってくれました。というわけで、来週、またその予約の日に行くことに。

用意した書類だけは合っているかチェックしてくれたので、提出予定の書類をリストします。
・現在の滞在許可証原本とそのコピー(私の許可証のタイトルは、Permesso di soggiorno per stranieriで、滞在理由はMotivi Familiari)
・申請用の紙(使い古しのコピー、コピーで、こんな気軽な書類かい?と思わせるような、コピー機の埃とか、そんなもんまでコピーに写ってます。タイトルはCarta di soggiorno per familiare extracomunitario di cittadino dell'Unione Europea/cittadino Italiano (artt2,3 e 10 D.L.vo 30/2007))
・申請者本人のパスポート原本とその全ページコピー(全ページ必要かわかりませんが、用意してあります)
・配偶者のCarta d'Identitàのコピー(表、裏ともに)
・住居証明(Certificato di residenza、イタリア市民の家族として申請する場合に必要。もしくは別の書類の名前も書いてありますが、私は住居証明で。コムーネで今朝取得。印紙に16ユーロと、コムーネの手数料に0.52ユーロかかりました。実際に提出するのは、このコピーでいいと言われました。「原本は他に必要なときに使えるでしょ?」って。)
・配偶者の昨年の所得を証明するもの(今朝、コメルチャリスタからもらってきました。)
・証明写真4枚(近所のスピード写真で5ユーロ)
追記:上記の住居証明に使った印紙16ユーロとは別に、滞在証手続き用の印紙代16ユーロがかかります。タバッカイオなどで購入して用意しておきます。

以上。
私の所得の証明も念のためもらってありますが、クエストゥーラの担当者は「いらないと思うけど、実際の手続きをするときに内容を見ましょう」ということ。私の分を提出するかは未定です。

昨日の夜、更新時の情報を残されている方のブログを探してざざっと目を通したけれど、なーんとなく私が住んでいるエリアでは手続き書類の数が少ないような、、、。それに、申請書自体も明らかに「申請書です!」みたいなものではなく、埃まで写ってるようなコピー一枚って、、、。ここに記入する内容も、氏名、出生地、誕生日、国籍、性別、現住所、電話番号、税金の番号(Codice Fiscale)、滞在申請の理由(私の場合は、イタリア在住のEU市民の配偶者)のみ。そして、この(きったない)紙に直接印紙(16ユーロ)が貼られるらしい。印紙はクエストゥーラの担当者が貼るから貼ってこないでね、と言われてます。ということは、他の方がブログに書いているような申請書らしい申請書にクエストゥーラの人が書き換えて、そちらに印紙を貼ってくれるのかな。いや、そんな面倒だし、間違えられたら怖い。

そうそう、私のところのクエストゥーラでは、滞在申請の理由が「家族」(Motivi familiari)の場合に発行される紙の許可証か、労働ビザや学生ビザなどの場合に発行されるものと同じカードタイプか選べると提示されましたが、、、。
予算なし、です。はい。紙にします。
カードタイプの場合、200ユーロと、カード発行代の27,50ユーロがかかると言われました。さらに、イタリア語のテストを受けなければいけない(EUで認められている試験の一定のレベルをパスしている人は受験の必要なし)とのこと。面倒です、正直。それに以前にアドバイスをくださったなおこさん(いつも適切なアドバイスをありがとうございます!)の懸念、カードタイプにかかる200ユーロは滞在申請理由が家族の場合にはかからないはずでは?ということに同意です(ごめんなさい、クエストゥーラに確認はしてません)。これを把握していない(かもしれない)クエストゥーラからの情報に合わせて200ユーロも払えません。
他にもカードタイプで申請しようとした方のブログも読み、本当にカードが発行されるのか不安なので、確実路線で割安の紙に。
だいたい、EUが制定している内容に沿わずいつまでも各地で異なるあやふやな手続きを続けているこの国の制度こそ、見直しと発展が必要でしょうと私は思います。

来週の手続き後、即、その足でASL(保健関連の手続きをする事務所)に行って、保険証の更新もしてきます。現在の滞在許可証の期限切れとともに保険証の期限も切れるということ、昨日の夜になって思い出しました(皆さんのブログのおかげです!)。
再来週早々、10月は通院を3件予約してあるので、これ必須。今や病院も保険証についているバーコードで予約管理が整ってきたのですが、更新してカードが届くまで一時的に「更新中」を証明する紙っぺら1枚になる私。紙っぺらに代わりになるバーコードついてんのかしら、、、。
この更新後、保険証も州ごとに発行されるもの(ロンバルディアは薄い黄色)ではなく、数年前に国共通になったブルーが届くはず。いまだに私の周りでこのブルーを持っている人を見たことがありません。黄色が届いたら、やり場のない怒りで家で暴れそう。

おっと、忘れてはいけないのは、いつ滞在証ができあがるのか。
全部かかっても1ヶ月くらい、らしいです。滞在理由が「家族」で申請する人が今時期少ないとのことで、割りと早くできるだろうとの見解です。(紙の滞在証は早いってことか?)

来週、以上の書類をもって手続き行ってきまーす!

2 comments:

  1. Totoさん、こんばんは。わたしは確か期限が切れる前に更新したような気がするのですが、おかしな話ですね。期限が切れたものを持っていて、警察などに万一見せろと言われたら、仕方がない事情で、ほんの少ししか期限が切れていなくても、嫌な思いをするのはその切れた許可書を持っている移民のわたしたちなわけですし……

    何はともあれ、無事に手続きが進んでいるようで何よりです。使い古しのコピーとは言え、申請用紙にEU市民家族用の滞在証と書いてあれば、その後申請に際して間違われることもないと思いますし。ただ、200ユーロ払うとくれるのは仕事などで滞在する人用の永久滞在許可であって、家族としてもらうものよりも、お金はかかるけれど権利が制限されるので、やはり紙でも家族用の滞在証を申請するのが正解だと思います。これは無料のはず(手数料として身分証明書発行に必要な程度の料金は取れても)なので、200ユーロ必要なのは絶対旧Cartaなのに、係の人、しっかり混同していますね。

    ちなみに、イタリアでは法律の改正がなかなか各地に伝わらなかったり、各地で解釈が違ったりするのですが、ウンブリアでは夫の所得証明は要りませんでしたし、確か法律を読んだだいぶ以前の記憶では、配偶者がイタリア以外のEU国の市民であれば必要だけれども、イタリア人であれば必要なかった気がします。住居証明も、確かモンティ政権のときに、どこかの役所に何かを申請するときに、わざわざ他の役所に証明書を発行してもらう必要はなくて、自己申告でいいということになったはずで(役所間で、後でその自己申告が正しいかどうか確認するんだそうな)、わたしは「だから発行できない」という市役所と、「市役所が発行スべき」と言う警察の意見が合わないためにたらい回しに合い、結局は必要ないということになりました。まったくもう。

    ところで、Totoさんが書くように言われた申請用紙はこちらのPDFと同じものでしょうか。
    http://questure.poliziadistato.it/file/1782_1436.pdf

    わたしが申請した頃は、まだこういう申請用紙がなかったからか、ふつうの滞在許可書申請用紙に書かざるを得なかったので、上のPERMESSOをCARTAに自分で書き換えて、per familiare cittadino UEと書き添えたのですが、こうやって最初から家族用であれば、かえって安心だと思います。どうかうまくいきますように!

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    1. なおこさん、ありがとうございます。ほーんと、理不尽な話で、はっきりと言われてはなくとも、ビザのない滞在がほんの数日できるわけです。何とかの法則とやらのように、「そんな日に限って何かが起こる」ことがなければ何もないわけです。少なくともイタリア的には。
      旦那も言ってました。私の現在の許可証が60日前から手続きできない理由はただのこじつけか、上司が無知で、そのまま言われたことをやっているだけだ、と。
      なおこさんがつけてくださった申請用紙、これです! 若干違いはあるけれど、これです。申請理由をチェックする欄はこれ以外にあと3項目あります。言語など選ぶところはなく、Firmaの下の説明書きもなし。添付書類は若干増えたり減ったりといったところ。大差はないけれど、国が発行する書類を各地で変えて使うとか、いつまでも古いものを使っていることに気がつかないというのも、、、はぁ。たらい回しにはなってないけれど、統一されてないのだからたらい回しも起こって然り。あちらさんは「言うだけ」なんだから、動かされるこちらが困ります。本当に。

      何の申し立てをする気もなく、誰かの鶴の一声で統一されて、権利を持っている人は恐れなく各国間を行き来して暮らしていけたらなぁと、事なかれ主義に入ってます。

      次回の予約時に行くときに、違う担当者が出てきて違うことを言われないことだけを願ってます。うまくいったらまた報告します!

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