Saturday 8 December 2012

私がイタリアで美容院に行かない理由

昨日のヘアカラー、今朝になって鏡で白髪が多い部分(脳天あたり)は、白髪が目立たなくなった。
染まっていても、これが白髪だな?っていうものはすぐに分かるけど、「あぁ、白髪、ありますね」と明らかに分からないだけ、うまくいったと思っている。

でも、なんとなく「この色、(長い期間)もつのかな」と少し不安。
自然派化粧品でなく、スーパーで売っている(もう少しケミカルな)カラーリング剤ならばもっと持つのだろうか。
美容院でカラーリングする方が、断然に持つのだろうか。

美容院に行ってしまえば簡単なのだけど、イタリアで美容院に行った事がない。
あちこちにある。オシャレそうな雰囲気のとこ、感じ良さそうなとこ、いろいろ。

こちらの家族に聞くと、みんな(義母、義姉、義妹、義妹のお母さん)同じところに行っているらしい。(ちなみに相方の髪は私が頭用シェーバーでズビィィィィンとやってます。)

みんなが行ってて知り合いならば行きやすいのではないかと思ったけど、イマイチというか、全然行く気にならない。

なぜかというと、、、。

義姉。
金髪までいかないけれど、髪の色は明るい。ここ数年は常に襟足を見せるショートヘア。長身にショートヘアがすごく格好良くて、こんなショートヘア、いいなぁと憧れてた。
が、、、ある日。
スゴイ黄色のメッシュを入れて帰ってきた!
当時4歳の甥っ子(義姉の息子)から、「マンマの頭がまっ黄色!」と相当言われたそうな。
その色を見たときは、正直「げっ!」と思い、やんわりと「どうしたの、それ?」と聞くしかなかった。
美容師と最初に同意したけど、薬剤の調合でも間違えたのかと思ったら、美容師はわざとやったらしい、、、。さらに、げっ、、、。
その色にされた本人、「鏡の中の自分に見慣れるまで時間かかりそ、、、」ともらしてた。

義姉の話、その2。
ある日、分け目がやけに横寄りになって帰ってきた。
美容師がやったらしい。
分け目がいつもと違うから髪も落ち着かないし、いくら分けたところで落ちてくる。
でも、少しだけ頭のてっぺん側の元の分け目で分けると、あまりにも長さがばらばらになってみっともない。
仕方なく、「分け目に慣れるしかない」ともらしてた。

義妹のお母さん。
金髪に近い明るい色の髪は、病気治療のために抜けてしまい、ようやく伸びてきたところで美容院へ。
カラーリングとカットを頼んだ。
カットはよしとしよう。問題はカラーリング。
あまりにも、(美容師と)話した色と違う、かけはなれている、と70近いおばはんが、泣きながら帰ってきたのだ。
治療を終えて、ようやくウィッグなしの生活!というところにこれでは、不憫なのだ。

義母と義妹からはあまり失敗談を聞かない。
というのも、この2人、髪形をほぼ変えないから。常に同じ髪形になって帰ってくる。
これならいいよね。

みんな口を揃えてその美容師のことを「腕はいいのよ、腕は」と言う。
「腕はいいのよ、腕は。でもね、クリエイティブすぎるのよ」と後に付く。
そう言いつつも、行き慣れているから美容院も担当美容師も変えたくないという。ふーん、そうなんだ、と言うしかない。

この美容師が嫌ならば、私は他のところに行けばいいのだ。
ただ、言葉の問題、日本人は必ず金太郎頭にされるという証言の数々(イタリアだけでなく、海外在住邦人からよく聞きますね、これ。山口小夜子さんがするから綺麗なだけであって、、、)から、どこにも行く気にならない。

そういえば、今年の春から夏にかけてよく見かけた女性のヘアスタイル。
頭の左右どちらか半分、ががががーっと刈り上げてあって、そのまま反対側に髪を流しているようなカット。(何と言えばいいのか。片側に強風を浴びていると言えばいいのか。ドイツ人ならいそうな感じのカットだった。)
初めて見たときはぎょっとして、「夏休みに入るし、ちょっと解放的なカットにしちゃったのかな」と思ったけど、あちこちで見かけるようになった。
美容院に髪を切りにいって、これにされたら絶対に泣くよ、あたし。

秋になって、後頭部の少し左右ずれたところでひとつに結んでいる人を見かけるようになった。
結び目のゴムがない側だけ、髪が微妙に短くて結びには入っていない。
「これ、あの髪形が伸びちゃった人だ」とすぐに気付いた。
これも嫌だなぁ。

というわけで、私のイタリア美容院デビューは相当先になると思われる。





雪が降ったのは昨日だけ。今日は晴天でした!


毎年、この時期の土日には街の中心にクリスマスのメルカート(バンカレッレ)が出るはずなのに、今年は出てない! 毎年同じような店しかないと分かっていても、ないと寂しい。
しょぼっ。

一層強く、不況のイタリアを感じるホリデーシーズンになりそうなのだ。

心は暖かくいきましょ、ね。


4 comments:

  1. Totoさん、おはようございます。わたしもイタリアでは美容院は不精してあまり行かないし、最初の数年は恐くて、日本に帰国した際に日本で行ってすませていました。

    対応が雑だというのが理由なのですが、そこまでひどい美容院は少ないのではないかと思います。わたしはペルージャの2軒にしか行っていないし、義家族や友人・知人から話を聞くだけですけれど。対応が雑だと思うのは、店にもよるのでしょうが、シャンプーのとき頭を載せる台は肩や頭に負担を強いるとか、髪を洗うお湯や乾かすときのドライヤーの温度が妙に高いとか、さんざん待ったあげく、シャンプーカットだけだからか、何だかひどく雑にさっさとすまされてしまう気がすることが多いのです。

    他の美容院をもっと試してみたらいいのですが、度胸がないので、結局まあここなら様子を知っているし…といつものところに足を運ぶことになるのでしょう。いつかいい美容室が見つかるといいですね。知っている方にいろいろ聞いてみるといいと思います。夫はそうやって、今の歯医者を、相次ぐ失敗のうち、ようやく見つけました。

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    1. なおこさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      いつか美容院にひとりで行けるよう度胸をつけて、行ってみようと思います。でも、今のうちは日本が頼り、、、でしょうかね。今週、2年ぶりに里帰りなので(2年間髪を放置して腰まで伸びてます)、まずは歯医者と美容院へ直行です。やはり、歯医者と美容院は海外生活者にとって鬼門なのでしょうか。足が喜んで向かないですね。歯医者も今回は日本で済ませてきますが、こちらでも探さないとと思ってます。なおこさんの旦那様を見習って、探してみないといけませんね。

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  2. 美容院行けないのわかりますよ!私もまだイタリア人経営の美容院には行ってないです。わざわざミラノの日本人がやってるところに出向きます。切り方も違いますしね。イタリア人美容師だとシャギー入れずにざくざくでおわりですから、私達の髪質に技術が合ってないというか…。
    しかも私、ショートヘアなんで、いtもは日本でベリーショートにして、半年以上そのままにしてるというパターンもあります。
    こういう時ってロングの方がいいのかなぁって思うんですが、似合わなくって私(笑)
    カラーリングもお家でやってます〜。

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    1. yuminaさん、こんばんは。
      ミラノに行ってますか。数人、日本人の美容師さんがいるという話は聞いているのですが、まだ行った事ないのですよ。
      ショートヘアだとそれなりに通わないと保てないですよね。私はこちらに来る前に超ロングから一気にベリーショートにして、これを保ちたいと思ったけど、すぐに無理だと判断してまた伸ばしてます。だから伸び放題。今は腰に届くか?というところです。明日から日本なので、真っ先に美容院に行く予定です。
      そのうち私もミラノの日本人美容師さんにお世話になるかもなぁと思ってます。そのときはどちらに行っているか教えてくださいね〜。

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