Sunday 10 July 2011

目撃!

渡伊する前に、日本人が書いたイタリア体験などを本屋で立ち読みしたり、図書館で借りてきたりした。
共通してよく話題にあがるのは、「イタリア人の道案内」。
どんな内容かというと、「街中で道を聞くととても親切に教えてくれるけど、間違っている確率が高い」というもの。
実際に私も”不確かなら教えてくれるなっ”と言いたくなる体験がいくつかあるけれど、「本当にイタリア人ってそうなんだ〜」とのんびり構えてやり過ごしてる。実際、時間に余裕あることしかしてないから、怒るとエネルギーの無駄だもんね〜。(実際に道案内が合ってることもあるけどね。)

昨日、自分の知り合いが「間違ってるかも知れない道案内」側の立場でさらっとクールに道案内してるのを目撃!

昨日はLodi(ミラノの南側のロディ市)にいた。
一緒にいたのはLodi出身だけど現在は違うところに住んでいる人と姑。
通りすがりのイタリア人親子が「郵便局はどこですか?」と姑に話しかけてきた。(いや、「ポストはどこですか?」とか「郵便局の近くに○○があると聞いたのですがご存知ですか?」って言ったのかも。)
姑はLodiをあまり知らないので、「私はわからないけど、この人なら知ってるかも」とLodi出身の友人に促す。
Lodi出身の友人は、「この先の一つ目を右に曲がって、またその次を右です」と教える。ごく普通に。何の問題もないでしょう、この会話。

その親子が通り過ぎて約3分後。
普段から無口なその友人がぼそっと「前に通ったときにあったと思うんだけど、本当は定かじゃない」とつぶやいた。

おいっ! (←心の中でのツッコミ)

出たー。これがイタリア人の実態なのだ。
定かではない情報をとても親切にばらまいてくれるイタリア人。

本でも読んだけど、イタリア人って”親切に見られたい”気持ちが強いんだとか。
本で情報を得て以来、道を聞いて間違っててもいいように、あまり信用しないことにしている。道案内だけじゃなくても、こちらの人たちが言うことは信用できないというのは有名な話。
私にはまだ、親切心が裏目に出てるのか、適当すぎるのか、まだ判断がつかない。

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