Wednesday 19 January 2011

「ぼ」と「ま」

「ぼ。」
「ま。」

最近、連発してます。吐き捨てるように、そして半ば無気力に。
何かと言うと、年末に覚えた、これだけでひとつの意味を成すイタリア語。

相方「ガムテープ、どこに置いた?」
私「ぼ。」

相方「どのスーパーマーケットに行く?」
私「ま。」

おわかりでしょーか。物の位置でもスーパーの名前でもないです。

これ、「知らない」「わからない」って答えてる立派な会話。

意味を知らないうちにイタリア人(主に相方)に言われたときは、毎回プチ切れ。
例えば、相方に何か質問したときに「ぼ。」と吐き捨てられる。そんなときは、こんなふうに言い返す。
私「”ぼ”って何だよ、”ぼ”ってーーーーー! 」
相方「ま。」
(さらにプチギレ)
私「”ま”って何だよ、”ま”ってーーーーーーーーーー!」
相方「ぼ。」
ムッキーーーーーっっ!

意味を知らないもんだから、こんな堂々めぐりなやりとりもしばしば。(ある意味、会話は成り立ってる?)

年末、家族が集まったときに相方のお姉さんの口から出た。
「ぼ。」
すかさず、「ぼ?」と、私はイタリア語の話せない子です、とばかりに聞いてみる。(相方に聞くと上記のプチギレ状態になるから聞かない。)

お姉さんの彼が教えてくれた。「それは、”知らない”って意味だよ」と。

おぉぉぉぉぉ。なるほど!

ナゾが解けて『アハ現象』的なものを味わってる横から、「でも、乱暴な言葉遣いだから場所を選んで使わないと」と相方。
そんなことはわかっとるわい! アハ現象を味わいつつも、今までの(上記のような)会話を瞬時に思い出して気付いてるがな!タイミングよく注釈付けたつもりかもしれないけどな、最初っから意味を教えとけぃっ!

それ以来、今までの鬱憤をはらすかのように「ぼ」と「ま」を相方を相手に連発するように。
日本語で言うならば、反抗期っぽく「知らねぇ」とつぶやくとか、親父の無関心で吐き捨てるような「知らん」という物言いの雰囲気でしょうか(私の想像)。

「乱暴な言葉遣いだから場所を選んで使う」、これがポイントですよー。

Sunday 9 January 2011

ふと思いついたこと

突然なんですけどね、落語のおすすめCDとかDVDとかないですか?
これぞ定番!なのとか。

ほぼ毎日チェックしている『ほぼ日刊イトイ新聞』で鶴瓶さんと糸井さんの対談を読んでたら、なんとなく落語が聞きたくなっちゃって。

一度だけ、学生の頃に寄席に行ったことあるんだけど、次の帰国のときにふらっと行ってみようかな。

Sunday 2 January 2011

年越しのひとコマ - Happy New Year

こちらで最大の家族イベント、クリスマスが終わって気が抜けたのか、頭痛と悪寒から始まって年末は風邪を引いてました。自分は復活!と思ったら、次は相方が風邪。友達の誘いも断りうだうだと過していたけど、31日は二人とも復活して「たまには、、、」とミラノの美術館に行こうということに。しかーし! この美術館(L'Arengario/Museo del novecento)、期間限定で無料開放しているので、この休みの時期には激混み。12月にトライした相方のマンマは、行列を見て即断念。そういえば、先日テレビでも行列を作ってるニュースもやってたしなぁ。行動日に自由がきく我らは平日に行くことにしようと、家を出てから3分で断念。行き先はミラノながら、別のところをウロウロして友達の誕生日プレゼントとアジア食材+豆腐の購入で帰ってきちゃった。

Photo by Peppo
そしてこちらは、うちの年越しの風景。
もじゃもじゃしたのは犬。相方の実家にいる犬だけど、カウントダウンの頃に上がる花火や爆竹にかなりビビるので、クスリを飲まされて実は頭の中はパラダイスかも。乗っかっているネコは2010年の新入り。怖がることを知らず、初めてこの2匹が対面したときには、チビがもじゃもじゃ(本当はちゃんと名前がある)に噛みついたとか。犬がおとなしいのをいいことに、もじゃもじゃの中で暖をとってます。

ま、こんなのんびりな年末と年越しを過し、明けて1月1日。また風邪をぶりかえしました。
1日の朝、起きたら声が出なかった、、、。まだカスッカスの声が続いてます。

2011年、みなさんにとって素晴らしい1年になりますように。本年もどうぞよろしくお願いいたします。